照屋水喜さん、入社4年目。現在は経理・財務・法務を一手に担い、AUC代表の山根と並走しながら会社のお金の流れを支えている。照れながら謙虚に話す姿の中に、仕事への堅実さがふとにじみ出る。そんな照屋さんが、入社当初の自分を振り返ってくれた。
就職活動中、照屋さんはずっとどこかしっくりこなかった。
大人数の場が得意ではなく、大企業のイメージが「ここでは自分らしくいられない」という感覚に直結していた。面接では、うまく自分を出せないまま終わってしまうことが多かった。
そんな照屋さんが、あるイベントで山根の話を聞いた。
「顧客中心主義」。お客様を絶対視するのではなく、同じ目線でチームとして一緒につくっていく。その言葉が、しっくりきた。選考はリモートでの対話形式で、終わったあと母親に「楽しそうに何喋ってたの?」と言われるほど自然な会話だった。
その安心感のまま、入社を決めた。
先輩が作った文章を、そのまま送っていた
入社当初、照屋さんは営業事務として、お客様とのやり取りや契約業務を担当していた。
お客様からメールが届くと、まず先輩に相談する。「これ、なんて返したらいいですか?」と聞いて、作ってもらった文章をそのまま送る。それが当時の照屋さんのやり方だった。
タスクはこなしていた。しかし、何のためにやっているのかが見えていなかった。目の前の作業に追われるうちに、本来のゴールを見失っていた。
転機は、先輩の一言だった。
「このやり取りの流れ、わかってる?」
文章を"作ること"が目的になっていて、その先にあるゴールを見失っていた。照屋さんはそのとき初めて気づいた。目標から逆算すれば、正しいプロセスは自然と見えてくる。その気づきが、照屋さんを変えていった。
先輩と1日を振り返る15分のミーティングを、毎日続けた。それが2年間続き、3年目から週2回になり、3年半頃には独り立ちできるようになっていた。
「この条文、AUCに不利です」
ある日、照屋さんは契約書を読んでいてピンときた。
「この表現は、AUCにとって不利になる。」
すぐSlackで社内に報告し、先方への修正提案を自ら動いて進めた。入社当初は条文の意味すら読み取れなかった照屋さんが、リスクを先読みして動けるようになっていた瞬間だった。
「あ、やっと戦力になれたかもしれない、と思いました。」
それからは、見積書の前提条件や契約条文に、起こりうるトラブルを想定した文言を自ら盛り込むようになった。以前は2〜3営業日かかっていた契約書も、今では1営業日で対応できる。
現在は法務・経理に加え、財務の領域も担当している。融資関連の業務や来期の予算計画の作成など、山根と並走しながら会社のお金の流れに深く関わっている。
「まずやってみる。それだけで大丈夫だと思います」
照屋さんはこう話す。
「最初から自信がある人なんて、中々いないと思うんですよね。私自身、なかなか前に進めないことが多かったので。でも、とりあえず飛び込んでみると、何かつかめてくると思うんです。まずやってみる。それだけで大丈夫だと思います。」
自信がなくても、「やってみたい」という気持ちがあれば、AUCには、それを受け止めて一緒に育てていく環境がある。照屋さんの3年半は、そのことを静かに、でも確かに証明している。
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