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人材系メガベンチャーのCA責任者が1年目ベンチャーへ電撃入社。ポストを捨ててまで欲しかったのは、売上至上主義ではない世界。

現職にはなんの不満も感じていない。仕事にも慣れてきたし、前みたいにしんどいと感じることも減ってきた。しかし、それと同時に思うのは「このままで良いのか?」「最近、成長実感が減っていないか?」という不安。

今回インタビューしたSpirstar社の八里さんも、ふとしたきっかけで上記のような不安を感じていました。そしてきっと、八里さんと同じような境遇の方が、この記事を読んでくださっている方の中にもいらっしゃるはず。

今回は、そんな八里さんへのインタビューを通じて、なぜ環境を大きく変えることができたのか、Spirstar社にはどんな魅力があったのかをお伺いしました。人材業界で働いていて「昔からやっていることが変わっていないかも」「成長が止まっているかも」「売上至上主義に辟易としている」「本当の意味で候補者に寄り添った支援がしたい」と感じている方に、ぜひ一読いただきたい記事です。


八里杏未 / CA

新卒で生命保険会社に入社し、営業職に従事。1年半で退職し、ネオキャリアのCA職に転職。在籍5年の中でプレイヤーから責任者までを経験。その後Spirstarに1人目社員として入社し、新卒エージェント事業、中途エージェント事業の立ち上げを行いつつ、CAメンバーの育成にも携わっている。

生保レディを1年で退職。”就活失敗”から見えた自分が本当にやりたいこと

ーーどのような就活を経て新卒入社をしたのか、お伺いしても良いでしょうか。

新卒では生命保険会社の営業職に就いたんですが、納得度の高い就職ではなかったんです。というのも、体育大学で4年生まで部活動をやっており、ほとんど就活に取り組まず「営業やってみるか」という軽いノリで会社を選んでしまったという背景がありました。仕事自体、あまり面白いと思えなかったんですよね。保険自体は確かに大切なものですが、それを必要としていない人に提案しなければならない場合もありましたし、周りで働いている人も仕事にイヤイヤ取り組んでいるということもそう。保険を売ることは得意でしたが、それらの要因があって「仕事って全然楽しくないなあ」と思い、1年半ほどでやめてしまったのが新卒でした。

ーー大学4年生まで部活動に打ち込んでいたんですね。

100人を超えるかなり大所帯な部活で、そこの幹部をやっていました。大会の運営、日々の練習のサポート、体育館の申込など、自分以外の誰かがパフォーマンスを高く発揮できるよう、さまざまなことに取り組んでいましたね。もしかしたらその時の「誰かのために」や「人のモチベーションをあげる」といった経験が、現職のCAとしての活動に活きているのかもしれません。

ーー生命保険会社を辞められて、どのような転職活動をなさったのでしょうか。

実は1社目を勢いで辞めてしまったので、転職活動もしていない時期がしばらくあったんです。「何がしたいんだろうなあ」ということをぼんやりと考えていて、そこで初めて見えたのが「新卒の紹介エージェントのCAをやりたい」という感情。「採用」は求職者にも受け入れる会社にも一定の労力・お金・時間がかかります。私自身、1社目の選定をおざなりに進めてしまったからこそ、誰かに何かを還元できている感覚がありませんでした。だからこそ、これを他の人に経験させないことが、ある種の社会貢献になるんじゃないかなと。

ーーその背景があってネオキャリア社に入社したんですね。

はい、新卒の紹介事業をやっていたということもそうですし、働いている人たちが「とても前向きに仕事に取り組んでいた」ということも、ネオキャリアに転職するきっかけになりました。ネオキャリアではとにかくがむしゃらに働きましたね。「同期に負けたくない」という思いもありましたし、その当時のリーダーを尊敬していたので「この人のために絶対に目標達成する」という気持ちから、とにかく仕事に打ち込んでいました。CA業務としては累計で1,300名ほどの学生と面談し、西日本No.1、全国No.1も何度か獲得。1社目とは違い、「やらされている」という感覚は全くなく、ただひたすら目標達成に必要な行動量を愚直に担保していました。

現職に不満はない。でもこれ以上の成長がないことにも気がついた。

ーーどんなことをやりがいと感じていたのでしょうか。

就活を進めるためにネオキャリアを選んでくださった学生さんたちに寄り添い、その子たちのために支援していることが純粋なやりがいでした。そして、それが「目標数字を追いかけることと反していない」という感覚もあったんです。しっかりと目の前の子に真摯に向き合えば、数字がついてくる。だからこそ、徹底して数字を作ることとも向き合えましたし、結果としてリーダー昇格、その後CAたちをまとめる立場にまでキャリアアップできたのかなと思っています。

ーーネオキャリア社での活躍をお伺いすると転職理由がなさそうに思えますが、どのようなきっかけがあって現職に転職したのでしょうか。

実は私も「ネオキャリアを辞めよう」と思っていたわけではなかったんです(笑)。しかし、当時から一緒に働いていた現職の代表である松本が先に独立し、その後に「一緒にCAをやってもらいたい」と声をかけてもらい、真剣に将来を考え始めたことがきっかけでした。その中で決め手になったのが「裁量権」です。私はネオキャリアで大阪支社のCA責任者ではありましたが、会社の規模を考えると、どうしてもその上に行くには時間がかかると感じていました。

また、当時やっている仕事も難しいと感じることが減り、ここから先の未来がなんとなく見えてしまったんです。まだ体力のある年齢だからこそ、ここで「出来ること」に時間を使っていたらもったいない。それだったら全てが更地になっている環境に飛び込み、全部自分が作っていく覚悟で仕事に臨んだ方が成長できるんじゃないかと思い、現職であるSpirstarに1人目社員として入社しました。

ーーSpirstar社ではどのような業務に取り組まれているのでしょうか。

ネオキャリアと同じ新卒紹介エージェント事業のCAを行っています。当時と異なる点は大きく分けて2つ。1つは完全に0からの立ち上げを経験しているという点、もう1つは紹介企業数を1名あたり数社までに絞っているという点です。前者は事業の構想自体を代表の松本と考え、今は教育機関と協力体制をつくり学生にサービスを利用頂く仕組みを作っています。後者はネオキャリア時代の反省から生まれた考えです。

当時はとにかく数字を獲得することもそうですし、それが学生の納得就活に繋がると信じていたので、とにかく学生に対して企業を大量に紹介するという座組みでした。「とにかく行ってみよう!行ったらあっているか判断できるから!」というものですね。しかし、良い企業を紹介することは学生のためになるのですが、大量に送客することは企業側にメリットが著しく小さい。そこでの反省を活かし、Spirstar、学生、企業の三方良しを実現するためにも、現在は独自に開発したLINEでの適職診断を元に企業紹介をすることにしました。CAとしての仕事はネオキャリアと同じですが、ビジネスとして重要視していることに違いがあるなと感じています。

売上第一ではなく、企業理念を第一に。量ではなく質を追い求める人材業界を目指して。

ーーネオキャリア社時代との働き方に違いはありますか。

仕事とプライベートとのメリハリがつくようになりました。ネオキャリア時代は成果を上げるために「量」をひたすら重要視していたので、必然的に仕事に向き合う時間が長くなっていました。しかしSpirstarはフレックスということもあり、かなりプライベートの時間を取れるようになったのは大きな違いですね。

また、SpirstarはMVVをとても大事にしていて、それが事業や日々の仕事にも反映されているなと感じます。Visionに「一人ひとりが輝く世界を作る」が掲げられており、それを実現するためにも企業と学生とのベストマッチを目指しています。目先の売上だけを追いかけてしまうと、やはり会社が大事にしたい価値観がブレてしまうからこそ、理念やMVVに掲げておくことの重要性をとても感じますね。

ーー今後の展望についてお伺いしたいです。

新卒エージェント事業はこれまで通り、スピード感を重視するのではなく、質を担保しながら丁寧に成長させていけたらと考えています。また、同時並行で転職エージェントの立ち上げも始めたので、そこで活躍するCAが増えるように、CAの育成にも注力していくつもりです。また、新卒エージェント事業は売上発生時期に大きなムラが生まれてしまうのがネック。そのため、閑散期にも売上を作れるよう、そして企業側にも学生側にも求められる事業を現在構築中です。

ーー最後に、どんな人にSpirstar社へ入社してもらいたいのかお伺いしても良いでしょうか。

CAとしてもっとも大切なスキルは「物事を線で捉えられること」だと思っています。これはこれまでのCA経験のなかで自分なりに辿り着いた答えでした。学生さんたちにはそれぞれ人生があり、それらが点でしか見えていないことが往々にしてあります。だからこそその点を綺麗に結んであげ、ここから先の未来へどんな線を引いてあげられるのかがCAの技量なんじゃないかなと。そう考えたときに、HR業界出身であることは重要ではなく、しっかりとインプットができ、学生さんたちの将来に責任を持って、物事をしっかりと線で捉えられる人であれば、ぜひSpirstarで一緒にお仕事をしたいなと考えています。

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