【社員インタビューvol.1】PRから新規事業、そして「AI×エンタメの未来」へ | 日本コロムビアグループ
こんにちは!日本コロムビアグループ株式会社採用担当です。今回は、社員インタビュー記念すべきvol.1として、広報兼企画統括室(新規プロジェクト)で活躍する美里さんにインタビューしました。日本コロ...
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こんにちは!日本コロムビアグループ株式会社採用担当です。
今回は、社員インタビューvol.3として、コロムビア・マーケティング執行役員兼デジタルマーケティング部長兼デジタル戦略室長のKAITOさんにインタビューしました。
「好き」をエネルギーに働くKAITOさんの、これまでの経歴や、日本コロムビアグループ(以下:NCG)の魅力や今後の挑戦について伺います。
👇社員インタビューvol.1,2が気になる方はこちら👇
KAITOさん
<コロムビア・マーケティング株式会社執行役員 兼 デジタルマーケティング部長
兼 デジタル戦略室長>
キャリアの原点は、大学時代の「アイドルオタク」としての活動にあります。早稲田大学の商学部でマーケティングを専攻し、副専攻ではメディア・ジャーナリズム論を学びましたが、それ以上に自分を形成したのは、ファンコミュニティの中心で息をし、やりたいことを自ら企画し、動かしていた経験でした。
在学中に自らアイドル同好会を立ち上げ、文化祭で推しのアイドルとステージ企画を作り上げ、仲間集めから企画・営業・広報・制作をすべて一人で動かし「好きの力で人が動く瞬間」を経験をし、「人は好きなもののためにこんなにも行動できるのか」という実感を得たことが、今につながる価値観の土台になっています。
新卒では、組織人事コンサルグループのイベント事業部門に新卒2期生として入り、年間50件以上の企業イベントの企画・制作・演出に携わりながら、クライアント企業の経営層と近い距離でコミュニケーションを重ねました。その後、企業のインナーブランディング領域へと軸足を移し、MVV浸透支援や組織文化づくりの支援、ブランディング戦略立案など、より深い組織課題に向き合うキャリアを歩みました。
そこから株式会社フェイス(現:日本コロムビアグループ株式会社、以下NCG)へ入社し、2020年に日本コロムビアへ出向となりました。音楽という“好きの象徴”ともいえる文化産業の中で、アーティストやクリエイターの想いをどう社会に届けるかを探求し続けています。
この一連の流れを振り返ると、常に「好き」「想い」「文化」を軸にキャリアがつながっていると感じています。
一言で言えば「好きに正直であることが最も美しく強い生き方であることを社会にもっと広げるためには、音楽というフィールドこそが最適だ」と強く思ったからです。
人の想いは組織を動かすし、文化をつくる。その確信はあったものの、クライアント支援ではどうしても「外側からの変革」になり、自分の中での手触り感に限界を感じていました。
そんな時に思い出したのが、自分がアイドルオタクとしてコミュニティの中心で動いていた頃の“熱”。好きでのめり込み、好きだから苦労すら楽しいと感じ、好きだから周りを動かせる——。この考え方をもっと直接的に、もっと文化の真ん中で手触り感を持って実践に落とし込みたいと感じるようになりました。
音楽は、“好き”という純度の高いエネルギーがそのまま文化として存在している世界です。アーティスト、クリエイター、ファン、それぞれの想いがぶつかり合い、混ざり合い、新しい体験が生まれる。
その中心に立ち、想いの届け方をデザインする仕事がしたい。そう思った時、日本最古のレコード会社である日本コロムビアが、歴史と挑戦の両方を持つ唯一無二の場所だと直感的に思ったのを今でも覚えています。
入社後は、デジタルマーケティング部で、アーティストや楽曲のブランディング、デジタルプロモーション戦略、SNSキャンペーン企画などに従事し、アーティストが伝えたい想いをどう社会に届けるかを考えました。自分が培ってきた「コミュニティ理解」「ファン心理」「組織ブランディング」が結びつき、手触り感を持って想いを形にし続けられることに楽しさを感じました。
2023年からは、コロムビアマーケティング株式会社へ出向し、執行役員・デジタルマーケティング部 部長・デジタル戦略室 室長として、デジタル領域全体の統括を担っています。
4チームを統括し、「アーティストの価値創造」「デジタル施策の専門性向上」「新規事業開発」「AI活用による変革」を推進しています。特に直近では、NCGのAI戦略に伴い、マーケティングとテクノロジーの融合を推進する役割が急速に増えています。
“人の想いをどうデジタルで拡張し、仕組みに変えるか”
これこそが今、自分のキャリアの中心になっています。
一番のやりがいは、「好き」という純粋な感情が、デジタルの力で社会に広がっていく瞬間に立ち会えることです。
アーティストの想いは時に言葉で語れないほど繊細で、その気持ちを“どんな形で”“どんな順序で”“どんな温度で”届けるのかを考えるのは、マーケティングというよりも“文化づくり”に近い感覚があります。
また、マネジメントという立場になった今、部下が自分の「好き」や「使命感」に気づき、言語化し、それが仕事に結びつく瞬間を見ることにも大きな喜びを感じています。
音楽業界は、テクノロジーの進化とともに変化のスピードが速い領域ですが、その分「変わる楽しさ」と「作る楽しさ」が詰まっています。
これほど変化のスピード感を求められながらも繊細で刺激的な仕事ができるフィールドはなかなかないのではないかなと思っています。
仕事をする上で大切にしているのは大きく3つですね。
まずは、「好きに正直でいること」。
これはアイドルオタクだった頃も、インナーブランディング支援の現場でも、音楽業界に入ってからも、一貫してきた自負があります。「好き」に勝るエネルギーはないと思っているので、自分の気持ちに正直に、それを言葉にして周りに共有することは、良い仕事をする上でも欠かせないことかなと。
また、繋がることでもありますが、2つ目として「言葉にすること」にもこだわっています。
伝えるべきことは丁寧に、誠実に、言葉にして届けるようにしています。「好き」が持つエネルギーは時に乱暴にも見えたりしますので、伝わる努力を惜しまないことは大事にしてますね。コミュニケーションに向き合う時間は、コストではなく投資だと捉えています。
3つ目は、「手触り感」ですね。
どんなにテクノロジーが進化しても、人が心を動かす瞬間には、必ず“リアルな実感”が伴うはずです。それを忘れずに、デジタルもAIも「想いを伝えるための手段」として扱いたいと思っています。
NCGの魅力は、『「歴史」と「変革」が同時に存在していること』です。
グループ会社である、日本コロムビアは、100年以上続くレコード会社としての文化・哲学がありながら、NCGは、AIを軸にしたMVVを掲げ、新しい業界構造へと踏み出すダイナミックさがある。これは普通の企業にはない“揺れ幅”で、この幅の大きさこそが挑戦者にとって最大の醍醐味だと思っています。
古い価値観に縛られているように見えて、実は誰よりも変化に貪欲で、未来に対して真っすぐです。だからこそ、音楽という伝統的な領域でありながら、AIやテクノロジーとの融合に本気で挑戦できます。
人が温かいところも個人的にはとても好きですね。
所属部署を越えたプロジェクトでも自然と協力し合える文化があり、良い意味で“音楽会社らしくない”フラットさと、“音楽会社らしい”熱量を併せ持つ、とても不思議で魅力的な会社だと思っています。
これから挑戦したいのは、“好き”を軸に人や組織がもっと自由に生きられる世界をつくることです。誰かの「好き」が誰かの心を動かし、その連鎖が新しい文化をつくる——その循環をテクノロジーの力でより大きく、より早く、より遠くまで届けたいと思っています。
そのために、現在は、AIツールの理解と活用や、自社の組織構造と事業構造の再設計、新規事業のPOCと検証および横断プロジェクトによる価値の再定義など、日常的に多角的な課題と向き合っています。
僕にとってAIは脅威ではなく、“好き”を拡張するための味方です。
この思想のもと、誰よりも前のめりに、テクノロジーと文化の融合点を探り続けたいと思っています。
音楽業界は、華やかに見えるかもしれませんが、実際はとても泥臭く、試行錯誤の連続です。ただ、その分だけ「想い」がダイレクトに成果に影響する面白さがあります。
もしあなたが、
・自分の「好き」に正直でいたい
・誰かの“想い”を社会に届ける仕事がしたい
・変化の真ん中に立ちたい
・文化の未来を一緒につくりたい
そう思える人なら、NCGはきっとあなたにとって最高の環境になるはずです。
大げさではなく、「一人の好きが世界を少しだけ前に進める」
そんな瞬間に立ち会える仕事です。
あなたの“好き”が、僕たちの未来を変えるかもしれません。ぜひ、一緒に働きましょう!