こんにちは、JMACです。
今回は、JMACの若手コンサルタントの方に就活時のエピソードについて、インタビューを行いました!
ープロフィールー
山本詢
2020年入社[新卒]
組織人事コンサルティング事業本部HCM推進センター
――山本さん、本日はよろしくお願いいたします。まずは入社までの経歴や学生時代について、簡単に教えてください。
大学では社会学系の学部に在籍しており、勉強や授業など、学業に真剣に取り組んでいました。特に、レポートやゼミ、研究には力を入れていました。学外活動では、NPO法人の学生スタッフとして、政策立案コンテストの運営や議員インターンシップの運営などをしていました。また、私自身も参加者として色々なコンペに出ていました。
ーー研究は、どのようなテーマに取り組まれたのですか?
卒業論文では、私の出身地の市民病院の再建を題材にしました。地域の住民を巻き込み、ワークショップを行いながら住民の合意を図り、1つのプロジェクトを成し遂げる。その間の住民合意形成の過程や、それによって地域がその後どのように変容したのかを研究していました。
就職活動について
ーー就職活動はいつ頃始めましたか?
3年生の5月頃です。実は、私は元々は公務員を希望していました。学外の活動も研究内容もそうですが、地方創生や街づくりに関心があったため、公務員が最初に選択肢に浮かびました。公務員の試験勉強を始めたのも同時期でした。ただ、6月頃にはサマーインターンシップの募集が始まっていたので、その対策も並行して行っていました。
ーー地方創生や街づくりなどに興味を持っていた中で、コンサルに興味を持ったのはいつ頃でしたか?
夏にたまたま、コンサル会社のサマーインターンに参加したときに、「コンサルタントという立場から行政や民間企業を支援するという選択肢もあるんだ」と思ったのが、最初のきっかけです。
ーー公務員ではなく、民間企業への就職を決めたのはいつ頃だったのですか?
3年生の秋頃だったかと思います。その時期に国家公務員の教養区分という試験があり、ひとまずそこに向けて勉強をしていました。この試験である程度の結果が出たので、公務員試験の勉強を切り上げ、冬頃には民間に完全にシフトしました。
ーー決め手は何かありましたか?
決め手は、2つありました。
1つ目は、仕事内容に関してです。公務員は仕組みづくりなど制度面で社会を支えていますが、私はその制度を踏まえて動いている企業や自治体を支援する方が魅力的に感じました。より現場に近い立場から、世の中を変えていけるような仕事がしたいと考えたときに、数ある業界の中で、コンサルタント業界に決めました。
2つ目は、中長期的なキャリアの観点です。今後のキャリアを考えたときに、民間企業から公務員への転職はイメージできましたが、その逆は描けませんでした。これも民間企業への就職を選択した理由の一つです。
JMACを選んだ理由
ーーその中でJMACを知り、興味を持ったのはいつですか?
これも、3年生の秋頃でした。その後、詳しく調べていくうちに自分の志向に合うかなと感じるようになりました。
ーー入社の決め手は何でしたか?
冒頭に話したように、地方創生や街づくりなどに興味はあったものの、その他に働き方改革や組織活性化にも興味がありました。JMACは総合コンサルティングファームとして、様々な機能を持っています。その点が、興味関心の幅が広い当時の私にマッチしました。
また、コンサルティングの内容にも惹かれました。私が就活をしていた時も既にコンサルティング業界はそれなりに人気でしたが、IT系やシステムありきの支援を行っている会社が多い印象でした。そんな中で、JMACはシステム導入を前提とせず、真にお客様の課題解決を意識してコンサルティングを行っているという点が魅力的に感じました。
入社してから
ーー今JMACでは、どのような仕事をしているのですか?
私は組織・人事の領域を専門としており、メインは企業の人事制度を作る支援をしています。
ーー人事制度とはどのようなものでしょうか?
人事制度は主に「等級」「評価」「報酬」の3つの要素で構成されています。
会社には「等級」と呼ばれる階層があります。ここでは、各階層で何が求められる仕事や能力を明確にしていきます。また、こうした期待に沿って、しっかりと社員の方がパフォーマンスを発揮しているか「評価」する仕組みを構築し、その評価の結果がしっかりとモチベーションにつながるように、「報酬(給与や賞与)」に反映していく。これらをトータルで構築する仕事をしています。
企業によって求められる人材像は異なりますし、評価がうまく機能していないケースもあります。また、最近では、賃金の上昇を背景に外部競争力のあるような給与水準にしていきたいといった課題も出てきています。こうした状況に応じて、人事制度の見直しの支援を行っています。
ーー入社後、今の部署(組織・人事領域)を選ばれた理由を教えてください。
入社後にいくつかの部署を経験する中で、もともと関心のあった領域でもあり、仮配属で業務に携わってみてもミスマッチがないと感じたのが大きな理由です。
組織・人事の領域は、定量的な成果を明確に示すのが難しいと言われます。たしかに、明確な数値目標がなく、「これが原因です」とはっきり言い切れない難しさを日々感じています。だからこそ、「ありたい姿」を丁寧に言語化し、組織の人たちがいきいきと、モチベーションを持って働けるための道筋をロジカルに組み立てていく。この全体像を描けるのが、非常に面白いと感じています。
ーー行政関連の仕事も担当されているのですか?
はい。昨年、とある自治体の案件で、県としてリスキリングを推進していく取り組みに関わりました。具体的には、民間企業に対してリスキリングの考え方をどのように普及させていくか、県内の企業がリスキリングを進める際に、どのような人事制度・仕組みが必要なのか、といった点を整理し、浸透を支援するようなプロジェクトでした。
ーーリスキリングとは?
簡単に言うと、「学び直し」のことです。例えばこれからの時代は、仕事を進めるにあたって生成AIを活用することが前提となってくると思います。このように、これまでなかったものを新たに学び直して、自分の仕事に活かせるようにする。そうした取り組みが、リスキリングです。
ーー学生時代は、行政に関わりたいというのを軸に業界や企業を選んでいたように思いますが、その他にも行政関係の仕事の経験はありますか?
入社2年目ぐらいから、 サステナブル経営やSXの領域のコンサルティングも兼務しています。その中で行政支援をしたいと提案したことがありました。すると、役員や他のチームのメンバーの協力を得ることができ、最終的には、自治体と一緒に「企業のSDGsやSXを推進するワークショップ」の開催まで漕ぎつけることができました。
ーーちなみにこの長期インターンの取り組みを始めたのも山本さんですが、どうして始めようと思われたんですか?
理由は大きく2つあります。
1つ目は、優秀な学生に早い段階から接点を持ちたいと思っているからです。私自身も学生時代に長期インターンをしていましたが、今の学生には本当に優秀な人が多いと感じています。そのような方が、早い段階でJMACに関心を持ち、活躍できる場があると良いなと思い、長期インターンシップを始めました。学生にとっても成長につながりますし、JMACにとっても学生が活躍してくれることで事業成長にプラスになると信じています。
もう1つは、私が普段のコンサルティングをやっている中で、採用領域の実務にも興味があったからです。長期インターンのような枠組みは、最近の採用手法としても注目されています。自社で取り組んでみることで、自分自身にも新しい学びがあり、結果的に本業のコンサルティングにも活かせるのではないかと考えています。
ーーJMACに入社してよかったと思うことは何ですか?
一番は、成長機会がとても多いところだと思います。本業のコンサルティング業務においては、少人数でプロジェクトを進めることが多く、1人あたりの裁量が大きいのが特徴です。その分、任される範囲も広く、責任も伴いますが、それが自分自身の成長につながっていると感じています。実際に、1〜2年目のときから自分で作成した資料をお客様の前で説明し、ディスカッションを担当することもありました。大変ではありますが、そういった経験を早い段階から積めることは、大きなやりがいでもあります。
また、先輩方がよく見てくれていて、少し背伸びしたチャレンジングなアサインをしつつも、きちんとフィードバックやサポートをしてくれる環境があります。自分で考え、動くことを求められる一方で、しっかりと伴走してくれる体制があるのは、とてもありがたいですし、自分の成長にもつながっていると感じています。
ーー最後に、JMACやコンサルティング業界に興味を持っている学生の方へ、メッセージをお願いします!
JMACは歴史あるコンサルファームです。最近はコンサルティング業界自体が非常に人気ですが、JMACにはこれまで培ってきた独自のスタイルや、様々な個性を持ったコンサルタントが在籍しています。コンサルタントの仕事内容や自分に合ってるのか、などといった疑問がある方も、まずはメンバーと話してみてもらえたらと思います。
コンサルティング業界といっても、会社によって働き方やプロジェクトの進め方、関わる人数や役割の大きさなど、本当にさまざまです。そういった違いを知ったうえで会社選びをするのが大切だと思いますし、JMACではそういった話もオープンにできる雰囲気があります。少しでも興味がある方は、ぜひ気軽に話を聞きに来てください!