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なにをやっているのか

Microsoft Innovation Lab Award 2019 優秀賞受賞
Scalar では、高度な信頼性を有するデータベースミドルウェア製品(ScalarDB, ScalarDL)の開発・販売をしております。 ScalarDB は、独自に開発した汎用的なトランザクションマネージャです。 ScalarDBを介してストレージを操作することにより、当該ストレージ上でACIDトランザクションを実現することができます。これにより、NoSQL や、複数のデータベース間、サービス間でのトランザクションを実現できます。 ScalarDL は、独自に開発した分散型台帳ソフトウェアであり、電子署名が付与されたスマートコントラクトを分散トランザクションの形式で実行し、その実行結果を複数の独立したコンポーネントで連鎖的に管理することにより、高い改ざん検知性を実現しつつ、従来のブロックチェーンにでは実現が困難であった高いスケーラビリティ、強い一貫性、確定性を実現します。 これらの導入を推進するために、容易に Web アプリケーションを開発することを可能にする Scalar Web UI Components や各種ソリューションテンプレートを開発・販売しています。 これらの製品やソリューションを軸に、企業向けに製品の販売と導入を、自社単独だけではなく、パートナー企業様と一緒に行います。

なぜやるのか

コロナ後、多くの企業が紙から電子へ移行を始めていますが、電子化することによるデータの証拠性は低下し、これを担保する仕組みが求められています。また、DXの推進において、企業内システムをAPI化、マイクロサービス化する動きが進んでいます。 しかしながら、API化、マイクロサービス化を行うと、それぞれのAPI配下に目的ごとにデータベースを構築することになるため、様々な用途に合わせたデータベースの利用、データベースをまたがるデータの信頼性、サービスをまたがるデータの信頼性が求められるようになります。 弊社では、データの信頼性を ScalarDL で、データの整合性を ScalarDB で担保し、企業が変革する際に、柔軟なシステムを素早く構築するための仕組みを提供することを目指しています。

どうやっているのか

Scalar では、シンプル(Simple)、スケーラブル(Scalable)、緻密さ(Rigorous)というバリューを大事にしており、ものごとをできるだけシンプルにし、常にスケールすることを目指します。また、信頼性や整合性を売りにしている企業なので、緻密さも追求しています。 組織は、主に、エンジニアチームと、ビジネスチームの2つの組織で運営しています。エンジニアチームは、製品の研究開発を行い、ビジネスチームは顧客への提案・導入を行っています。 エンジニアチームは、様々な出身国のエンジニアで構成されており、多国籍な環境で、最新のクラウド環境を利用した開発に日々取り組んでいます。 ビジネスチームは、現在は主に日本のお客様を中心にビジネスを進めておりますが、2022年に米国小会社を設立し、米国展開を進めております。 仕事は、リモートワークが中心なため、在宅ワークとオフィス勤務を選択できるようになっており、オフィスは、東京の神楽坂と北海道の札幌の2拠点があります。 ビジネスチームは、顧客との対面のミーティングなども場合によってはあるため、主に東京で勤務しています。