「VCとして投資をしたあと、その投資先の価値をどこまで高められているか?」
この問いは、これまで以上に重みを増していると感じています。
スタートアップへの投資そのものは、年々高度化しています。
一方で、その後のバリューアップについては、
・支援が属人的になりやすい
・ネットワーク頼みになっている
・成果が定量的に見えづらい
といった課題を感じる場面も多いのではないでしょうか。
その中で、改めて重要性が高まっているのが
「CVCとの接点」です。
CVCは単なる出資主体ではなく、
事業会社としてのアセット・顧客基盤・販売チャネルを持っています。
つまり、適切な接点が設計できれば、
・事業連携による売上創出
・顧客基盤へのアクセス
・ブランド価値の向上
といった、資本だけでは実現できないバリューアップが可能になります。
ただし、ここには明確な構造課題があります。
それは、「出会っているのに、価値につながっていない」という点です。
イベントや紹介などを通じて、VC・スタートアップ・CVCの接点自体は増えています。
しかし実態としては、
・一度話して終わってしまう
・ニーズとアセットが噛み合わない
・ディールに至るまでのプロセスが途切れる
といったケースが多く見られます。
これは、個々のプレイヤーの問題ではなく、構造の問題です。
CVC側のニーズは分散し、可視化されにくい。
スタートアップ側の強みも、十分に伝わらない。
さらに、それらをマッチングし、ディールまで繋げるプロセスが人手に依存している。
その結果、“出会い”が“成果”に変わらないまま終わってしまう。
だからこそ今、VCにとって重要なのは、単にCVCと「つながること」ではなく、
**CVCとの接点を“設計し、再現性を持たせること”**だと考えています。
私たちFIRST CVCでは、この構造課題に対して、
・550社以上のCVCが集まるコミュニティ基盤
・業界ごとのニーズが顕在化するフォーラム設計
・AIによるニーズ×アセットのマッチング
を組み合わせることで、“接点”を“ディール”に変える仕組みを構築しています。
VCにとっての意味はシンプルです。
投資先スタートアップを、適切なCVCの前に「正しく」届けることができる。
そしてその後の、
・CVC側の関心度
・マッチングの質
・ディール化の可能性
までを、一気通貫で把握できる。
これまで偶然や関係性に依存していた機会を、
再現性のあるプロセスに変えることができるという点にあります。
さらに重要なのは、これらの動きがそのまま、
・投資先のバリューアップ実績
・LPへの説明材料
・ファンドとしての競争優位性
に直結するということです。
VCの役割は、単に投資をすることではなく、
投資先の価値を最大化することです。
その中で、CVCとの接点をどう持つか、ではなく、どう設計するか。
この違いが、今後のパフォーマンスに大きく影響していくと考えています。
もし、「投資先の価値をもう一段引き上げたい」と考えている方がいれば、
一度カジュアルにお話しできれば嬉しいです。
FIRST CVCはこれからも、
CVC・スタートアップ・VCの三者にとって
意味のある接点をつくり続けていきます。