ITは未経験だけど、IT業界に転職したいと考えている人が、企業面接までにしておいた方が良いことを紹介したいと思います。

IT業界と言っても多種多様な職種からなっています。ここでは大きくプログラマーとインフラエンジニア（サーバー、ネットワーク）に分けてご紹介したいと思います。

プログラマー

”未経験からプログラマーになるためには”というWEBの記事を良く目にします。そこにはだいたいがITパスポートから取得してITという概念を理解した後に基本情報を取得しようという内容が書かれています。確かに資格取得は大変大切ではありますが、そこが目標になってしまうと、企業面接でとても悲惨な結果となります。

では、なぜWEBの記事ではそう書かれているのに、企業面接では通用しないのか？

そこには企業は資格取得者を求めているのではなくて、戦力になる人材を探しているということです。ここで勘違いしてほしくないことが、”戦力になる人材” とは即戦力ではありません。将来成長できるかどうかということです。成長できるかどうかを知るためには実際にプログラムを書いてみてどうだったかが知りたいのです。

そう！！企業が求めているのは実際に何かしらの成果物を作ったことがある人を求めています。資格取得はあくまで勉強ができるかどうかを図る指標だと思います。資格だけでプログラムを書いたことがない人よりも資格はないが、成果物がいくつかある人の差はかなり大きなものとなります。

プログラマーを目指す未経験者が企業面接までにしておいた方が良い事とは。。。。

• 1つ言語を決めて、それの勉強をした後、成果物を1つ以上制作する
• 面接の時に成果物を見せることがように準備しておく
• 成果物に関しての苦労した点、楽しかった点、今後どのようにしたいかを説明できるようにする

インフラエンジニア（サーバー、ネットワーク）

プログラマーと比べてIT未経験がIT業界に入りやすいのがこのインフラエンジニアとなります。誤解がないようにはっきりと言っておきますが、プログラマーよりもインフラエンジニアの方が簡単とか楽という意味ではありません。インフラエンジニアの方がより幅広い業務領域となるため、IT未経験でもできる仕事が豊富にあるという意味でIT未経験者が入りやすいという意味で説明しました。

今、人気急上昇中のデータサイエンティスト、セキュリティ、ホワイトハッカー、IoT、クラウド（AWS、Azureなど）エンジニアになるためにはインフラ（サーバー、ネットワーク）の知識とスキルが必須となります。それくらい重要なポジションであり、今後人気がでてくる職種であると考えています。

では、そんなインフラエンジニアになるためにIT未経験はどうすれば良いのか。

プログラマーになるためには成果物だと言いましたが、インフラエンジニアの成果物は目に見えるものが少ないため、面接時に見てもらうということが難しくなります。そこで、サーバーやネットワークを専門で行っている企業は資格を見ることが多くなります。そこで、まずは資格取得を目指しましょう。しかしながら目に見えるものではない分、勉強していても　”チンプンカンプン”　になることが多いです。そこで、勉強でのイメージを付けるために実際に仮装のネットワークやサーバーを立ててみて触ってみるということをします。最近では仮装ネットワークやLinuxサーバーの構築などはWEBを調べるとたくさん出てきます。サイトを参考にネットワークやサーバーに触れることで資格への理解が進みます。

推奨する資格は　「LPIC」　「CCNA」　です。

インフラエンジニアを目指す未経験者が企業面接までにしておいた方が良い事とは。。。。

• 取得する資格を決めて、資格勉強を進める
• 勉強と並行してネットワークやサーバーを実際に触ってみる

サーバーやネットワークを専門でやっている企業はプログラマーなど開発をメインで行っている企業と比べると遥かに企業数が少なくなります。そのため、多くの企業を受けることができません。まずは入社後も研修をしている企業を探すことをおススメします。入社後の研修制度がしっかりしているということはそれだけ未経験者を受け入れる体制が整っているということになります。1つの指標になれば幸いです。