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【介護業界 経験者会】現場に居たから価値が分かる。自分が欲しいと思うサービスで課題解決

こんにちは、ドクターメイトのアオパンです!ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。

顧客価値こそ最重要だと考えるドクターメイトでは、社内に多くのドメインエキスパート(その領域の専門家)がいます。これまで、医療のドメインエキスパートとして、医師や看護師のインタビュー記事を多く掲載してきました。

でもドクターメイトにいる専門家は医療人材だけではありません! 今回は「介護領域」のドメインエキスパートである、介護福祉士や元介護施設長に集まってもらいました。

介護業界の経験者から見たドクターメイトの事業価値とは? 聞いてみましょう。

登場メンバー

・森 公平さん(パイセン):写真右
施設看護師経験ありの、元施設長。カスタマーサクセス。
手先が器用でハンドメイドが趣味。最近はレザークラフトを始めた。
推しカフェはドトール。
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・時野谷 未来さん(とっきー):写真中
福祉大学卒で、元介護スタッフ。SMB営業。
最近、ワインとチャミスルの美味しさに目覚めたので極めたい。
推しカフェはスターバックス。
関連記事:【SMB営業女子会】チームだから成長できる! お互いの第一印象を語ったら見えた《仲間への愛》

・菅沼 伶央馬さん(リョーマ):写真左
新卒から6年間、介護福祉士として従事。Dスタのコンテンツ制作担当。
休日は大体、2歳半の息子と一緒に沖縄のいろいろな公園を冒険している。
推し酒はオリオンビール。
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介護業界を経て、介護×医療のITベンチャーへ

まずは自己紹介からお願いします。

パイセン:森公平と申します。古株なわけじゃないんですが、パイセンと呼ばれています。カスタマーサクセス(以下、CS)グループで、ユニットリーダーをしております。業務内容は、ご利用を継続してくださっている施設様の相談に乗ったり、提案したりとサポートさせていただいております。

2010年に看護師資格を取って、病院で働いていました。その後、有料老人ホームで施設看護師として3年ほど勤務したところで看護統括の役割になって、マニュアルを作ったり、施設の立て直しや管理などを行っていました。

さらに施設長を経験したことで、ICTやIoTの導入で施設の負担が大きく改善するのに気がついて、今は業務支援サービスを提供する側になりました。うちの奥さんも介護職員なので、現場の環境や業界を少しでも良くしたいなと思って頑張っています。

リョーマ:菅沼 伶央馬です。新規事業として立ち上げた介護スタッフ向けの教育サービス「DM Study」(略してDスタ)のコンテンツ制作ディレクターを担当しています。講師の方や動画制作会社の方とのやりとりが中心です。

新卒で大手有料老人ホームに入職して介護福祉士の免許を取った後、介護スタッフとして6年間勤務していました。その後、有料老人ホームだけでなく他の施設形態でも経験を積みたいと思い、特別養護老人ホームに転職。その後で、入居者様が施設に入る前のサポートにも興味が出てきて、入所支援のNPO法人で働いていました。

代表の青柳さんに出会ったとき「こんなに現場のことを考えてくれるお医者さんがいるんだ!」「個人の努力で乗り切れない施設課題への強い打ち手になりそう!」と感動して、当時6人しかいなかったドクターメイトにジョインしました。

とっきー:時野谷 未来と申します。事業推進グループで、営業をやっております。興味を持ってくださった施設や、お電話でコンタクトが取れた施設に、ドクターメイトのサービスをご提案する役割です。

学生時代は福祉系の大学に通っていました。卒業後はしばらく大好きなスターバックスで働いていたのですが、施設実習などで学んだことを活かそうと思って、介護の道へ。家の近くにある、デイサービスとショートステイの一体型施設に就職して、1年目はデイサービス、2年目はショートステイで、生活相談員や介護スタッフとして働きました。

東京に引っ越すタイミングで転職し、いくつかのベンチャー企業で営業職を経験してからドクターメイトに来た、というキャリアです。自分が心から「使いたい!」と思えるサービスを広められることを嬉しく思っています。よろしくお願いします!

介護業界の経験者から見た、オンコール代行の価値とは?

パイセン:オンコールって365日発生するし、看護師にとって本当に負担が大きいんですよ。医療相談できる相手もなかなかいなくて不安だったので、「自分が施設に入れたいと思うサービス」だと感じますね。実際「これ欲しいな」と思ったのがきっかけで転職したんです。

リョーマ:そうだったんですね! とっきーさんはショートステイ対応の中でオンコールの体制ってありました?

とっきー:はい、ありました。夜勤中に何か起きたら看護師さんに電話をかけていたのですが……結構、電話をかけにくいなぁと感じることも多かったです。

看護師さんによっては夜中に電話すると機嫌が悪そうだし、次の日に施設内で「こんなことで起こされるなんて」と言われるんじゃないかと思っちゃって……。

リョーマ:わかるなぁ〜。「昨日はあの看護師さんがオンコール担当だったからかけられたけど、今日はかけづらいからちょっと粘ってみよう」なんて感じで、様子見ちゃうこともあるよね。

パイセン:あるあるですよね。「家族対応のこともあるので施設長に連絡しちゃったんですけど……」って、施設長である僕のところにしょっちゅう相談の電話が来ました(涙)。大変だったけど、判断すべきタイミングで電話がかかってこないのも困る。

とっきー:そうなんですよね。電話をして怒られるのも嫌だけど、電話をかけずに利用者さまの急変や悪化に繋がってしまうのはもっと嫌だなと思って悩んでいたので、いつでもかけやすいところがあるといいなって思いました。

リョーマ:ドクターメイトのオンコール代行なら、複数人の看護師がそのためだけに待機してくれているから、遠慮なく相談できますよね。

課題に直面した経験から語る、サービス価値

介護業界の経験者から見た、日中医療相談の価値とは?

リョーマ:実体験なんですけど、初診でただの湿疹と言われて処置していたものがなかなか治らなくて、1ヶ月後に別の皮膚科に行ったら「疥癬(ダニ由来の感染症)です」と言われたことがあって。

ご家族さまには「ずっと放置していたのか」とお叱りを受けましたし、施設内でも「何も知らずに感染症の人と普通に触れ合っていたのか」と大問題になりました。入居者さまの健康と安全はもちろん、ご家族との関係性にも関わってくるところなので、しっかりタイムリーに医療相談ができる環境は重要だと感じました。

とっきー:私は施設で働くまで、医療的な知識は一切なかったので「バルーンって何?」「胃ろうって何?」って状態で混乱していました。目の当たりにして初めて「こういうことなんだ。これ、施設看護師さんと現場スタッフだけで対応するの?」と不安に思うことがありましたね。

リョーマ:まさに! そういう時に「医療相談」が使えるんですよ〜!

とっきー:たしかに! 気軽に質問できるし、迷ったときにお医者さんの説明を聞けたら安心できますもんね。使えばよかった〜。あったらよかったなって思います。

パイセン:通院すべき症状なのかも事前に判断してくれるって便利ですよね。通院が減れば付き添いの負担も減るし、付き添いで使うはずだった半日を有意義に使えるようになるので、かなり楽になります。本当に素敵だなって思いますよ。

介護業界の経験者から見た、DM Studyの価値とは?

リョーマ:入退職が激しい現場だと、特に知識の共有が難しかったんですよね。みんなが我流で取り組むので、良かれと思ってるのに結果的に意見がぶつかって、ギスギスしてしまったりして。前提として「身体拘束ってやっちゃいけないよね」みたいな統一された知識や言葉が頭にインプットされていると、説明の過程で摩擦が起きにくいと思います。

パイセン:我流でやってる人は本当に多い印象ですね〜。過去の経験が根幹にあるせいで、それぞれの考え方のズレを感じたので、知識の統一は大事ですね。フレッシュで勉強熱心な子が入ってきた時に「あれ? それは学んだことと違うぞ?」ってなると不信感につながって、早期離職を招く恐れもあるので要注意です。

とっきー:振り返ってみると私自身、恐いくらい我流でやっていました。人によって教えてくれることが微妙に違ったりもするので、誰に何を聞けばいいかすごく迷った経験があって。

リョーマ:言ってることの正しさの判断がつかないと、人の影響力や施設内政治的な要素でやり方を決めちゃいがちですよねぇ(汗)。

昔に学んだことをずっと信じてる方は多いですが、医療の常識はアップデートされていくものなので、学び続ける姿勢が大事ですね。

パイセン:施設長としては法定研修とかを監修しないといけないんですが、研修委員会が忙しくて断られた時は、研修資料作成や当日の講師が、施設長やマネジメント層の仕事になるんですよ。みんな忙しい中で準備をするのは本当に大変でした。

そうして頑張って準備するのも大変ですが、それよりも「職員を集める」のがもう大変で! 人手が足りない中で出勤中に時間が取れないと、休日に来てもらわざるを得なくて、申し訳ない思いも散々しました。もし欠席者が出たら、そのフォローもしないといけないし……。

Dスタのようなe-ラーニングシステムを活用すれば、資料作成も講師も必要ないし、職員それぞれが時間を見つけたタイミングで研修できるし、受講状況も管理できるしキャリアパスも引けて、最高に便利だと思います。

誰よりも現場に寄り添えることが強みになる

働く上で、現場の知識・経験は役に立っていますか?

パイセン:今の業務は施設長とお話しする機会が多いので、似た立場で現場の忙しさや苦労を知る者として「大変ですよね」と共感できるのが強みです。成功事例を聞いたときも、その過程での努力や苦労が他の人よりも具体的にイメージできるので、「ここで頑張ったんですね」と言えるんですよ。

何か提案する際にも「こういうことってありませんか?」という具体的な事例を挙げることで、「そうそうそう」と安心感を覚えてくれたりして。施設の方も、相手がちゃんと介護をわかってる人だと思えたら安心だもんね。

とっきー:その安心感が、サービス利用の意思決定につながりますよね。現場のイメージがつきやすいことで信頼していただけることも多いので、業界を経験しておいてよかったなと思います。

お打ち合わせの際に「こういうこと、ありません?」と聞いたときに「そうそう、わかってるね」と言ってもらえたりするし。こちらからご連絡する時にも、今はきっとこういうことをしているタイミングだろうな、と忙しさや状況を想像しながら電話できるので、気遣い助かるよと言っていただけます。

リョーマ:現場の人にとっては当たり前のことでも、体験してないとピンと来ないことも多いですからね〜。介護報酬の加算など国が定めた制度はもちろん、施設種別による違いとか、1日の大体のスケジュールとかも。

ドクターメイトのメンバーからも結構「教えて」と言われることが多くて、自分の当たり前の知識が他の人にとっては価値のある情報として受け止めてもらえるんだなって驚きました。

パイセン:ですね。僕も社内のメンバーに自分の当たり前を伝えるだけで「ありがとう」と言われるケース、結構あります。

日頃から特にたくさん質問をしてくれる人として高見さんがいるんですけど、彼が担当施設に電話をかけた際、介護領域に関する知識がめちゃくちゃ豊富な人だという印象を持たれたみたいで、管理レイヤーの方から「施設長とかやってたんですか?」って聞かれたらしいです(笑)。

リョーマ:「いえ、結婚式のウェイターやってました」って答えたかな(笑)? そんなふうに言われるなんて、すごいなあ。

パイセン:みんな勉強熱心ですよね。同期入社のジーニーも「医療や介護のバックグラウンドがないから」と言って介護施設でアルバイトをしているし。ジーニーは入社直後、わからない言葉が多かったからかちょっと遠慮がちな印象だったけど、最近では「立ちオムツ※」みたいなワードが普通に出てくるから、介護職員やってるなあって感じます。

※立ちオムツ……掴まり立ちの姿勢になってもらっておむつを交換すること。寝ている利用者のおむつを交換するより簡単になるが、通常、おむつを履くのは歩行困難な利用者であるため、立たせることへのリスクが指摘される。

リョーマ:仕事上のことにかかわらず、僕たちも家族も歳をとっていくわけだし、いつか必ず直面する時が来ますからね。早いうちから介護について知っておくって、すごく良いことだと思います。

ここまで読んでくださった方に、メッセージをどうぞ!

パイセン:介護の仕事に携わっていると、常勤+夜勤が基本だったりするので、体力的にもライフプランニング的にも厳しいと感じるケースがあるのかなと思うんです。でも、せっかく情熱があるのに、働き方が原因で介護業界のキャリアを諦めてしまうのはもったいないと思うんです。

ドクターメイトだったらリモートワークもできるし、熱意をもって介護業界に関わることで全国の施設を支えることもできます。自分の知識・経験を活かした、そういう選択肢があるんだってことをこの機会に知っていただければ嬉しいですね。

リョーマ:そうですね! 介護はキャリアアップや給料アップを求めていくのが現状難しい業界だったりするので、得た知識・経験をちょっと違う方法で活かすのは良いことなんじゃないかなと思います。

介護を好きな気持ちのままドクターメイトでキャリアアップしたり成長したりして、さらにそこで得たビジネス知識を、今度は改めて介護の現場などに活かしていくのも良いですよね。介護が好きな人こそ、ぜひ来てほしいなと思います。

とっきー:介護業界をよりよくしていきたいとか、ちょっと介護に興味あるって方は、ぜひ一緒に介護の未来を作っていけたらなと思っています。介護のことを全然知らなくても、みんな優しく教えてくれるので、施設で働いたのと同じくらいまで理解度が上がるんじゃないかなと思います。お待ちしてます!

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