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秋田に向かう車中でChatGPTに思うこと

本来であれば月曜記事担当なのですが、2023年4月24日は引っ越し作業のため会社を休んでいたので、今日投稿です。

そう、昨日アパートメントを引き払ったあと、実家に一泊し、まさに今、やまびこ号にて秋田に向かう道の途中です。とはいえ角館は桜のシーズンを迎え、観光客が押し寄せており、角館町のホテルはどこも満室で予約が取れなかったため、今宵は盛岡に宿泊し、2023年4月26日の朝に新居へ向かいます。

今日角館入りしなかったのは、布団が明日届くからなんです~いろんな都合で~
※て個人の話はどうでもいいですね。

では世間を賑わし、リベンリの一部社員をも賑わしているChatGPTについて、その利用法のコツとか用途とかをいろいろと考察。

ChatGPTに事実を求めてはいけない

出オチ。

これ結構リベンリ社内でも、いや、社内だからこそちゃんと指摘したい。
ChatGPTは事実を探すためには使わないでください。またそのような用途でお客さんに提案もしないでください。

AIは学習させないといけませんが、内容そのものは学習させた瞬間に固定されます。内部で自身の持つ情報をAI自身または、管理者がさらに学習させない限りは、人間からの問いかけには古い情報が返されます。ChatGPTへの問いかけ時点で「事実であること(またはソースを提示できること)」「日付を明記すること」を明確に指示しておけば、受け取る側は検索エンジンを使うのと同じように使うこともできると思います。

例えば当社の代表について「事実のみ」を求めた場合、以下の回答になります。これはChatGPTの学習データにそもそも当社代表がないためで、至極当たり前の結果です。

ではもっと広い範囲で「倉橋康友」について教えてもらいましょう。事実であるかは問いません。

おや、以前も同じような質問をした時は結構適当な人物像を返してきたのに、今回はまともですね。
これはプロンプトが「事実を返すべし」の会話の後に続く質問だったからだと考えられます。

では、新しいチャットセッションを開き、そこで改めて「倉橋康友」について聞いてみましょう。

絶対嘘だ、と思ったので疑ってみました。

教えられた通りに検索してみましたが、東京大学理学部化学科に所属していた倉橋康友なる人物は検索エンジンには出てきませんでした。

これは「人間(櫻井)の探し方が悪い」か「学習データがなにかを間違っている、故にそれっぽい情報を生成している」かどちらかになります。

前者だったら検索スキルを磨けば解決するのかもしれませんが、後者はもうどうしようもないです。そして後者だった場合、その事実を検証するのにかけるコストが、結果に見合わないことになりそうです。

なので、ChatGPTには事実であることが明らかにわかるものなら回答を求めても問題にはならないのですが、自分で検証ができない、または検証に時間がかかるものを求めると、誤った情報を元に判断をさせられることになるので、ChatGPTに事実は求めない方がよい、といえそうです。

じゃあChatGPTの使い方は?

ChatGPTは現実世界で紙飛行機を折ったり、料理を作ったり等の現実の動作以外は、ほぼなんでもやってくれます(とはいえ、まもなく現実のデバイスと接続されて、ChatGPTに頼めば動く機械は現れることでしょう)。。

なのでチャットだから、ということで固定観念的に捉えず、作業のパートナーとして自由な発想で付き合うことをおすすめします。それらの発想が、今、たくさんのAIサービスに利用されて実際に使えるものがたくさん出てきています。TwitterではChatGPTに関わる多くの情報が溢れていて、面白いサービスも出てきているので、ぜひ探してみてください。

最後に

生成系AIを使って作れるもの、やれる作業を下記に列挙しておきますね。

  • CANVA
    • プロンプトから画像を複数パターン生成する(以前の記事でも使いました)
  • GPTApp
    • プロンプトからゲームやアプリを生成する。ほとんどはJavaScriptでの実装かな?
  • Visla
    • プロンプトから動画を生成する。英語版のみ(以前の記事でも使いました)
  • tryarsturn
    • ページを読み込んでChatBotを生成する。社内情報が多い人にはいいかも。

これらの情報はほんの一部です。櫻井が興味のあるものだけ触ってご紹介しているので。生成系AIのサービスを探せば、あなたの業務に合うものもきっと見つかると思うので、ぜひ探してみてください。

ちなみに最近一番業務上 役になったな、と思ったのは lawflow という契約書の内容チェックサービスでした。基本契約書と秘密保持契約なら無料でチェックでき、どの部分にどんな内容の条項を入れるべきか、まで教えてくれるし、なんならそのまま入れてくれたりします(でも項番などは変えてくれないけど)ので、とっても役に経つと思います。ぜひお試しください。

今もうすでにChatGPTでテンプレートのプロンプトを公開したり、指示のさせ方の勉強をして先に進んでいる人達がたくさんいます。当社としても追いついていかねばならない領域だと思っているので、一緒に走っていきたい!いう方がおりましたら、ぜひ採用へのご応募、お待ちしております。

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