なにをやっているのか
自殺、児童虐待、貧困―
世界屈指の経済を実現し、豊かになったはずの現代日本において、深刻な社会課題が多く存在します。そして、そういった課題の陰には、多くの子供たちの存在があります。
親を亡くしたり、児童養護施設に暮らしていたり、生活のためにアルバイトに明け暮れていたり、たくさんの苦労を抱えながら、それでもなお、自分の人生を自分の手で切り開くべく、努力をあきらめない子供たちがいます。ビヨンドトゥモローは、様々な事情で社会経済的に困難な立場に置かれながらも、将来、他者のために力を添える存在になることを志す若者を、奨学金支給と人材育成プログラムを通して応援しています。
ビヨンドトゥモローが逆境を経験した若者を応援するのは、彼ら・彼女らがかわいそうだからではありません。一人一人が困難に向き合ったストーリーは、その人の人生の糧であり、そんな体験を持つ彼らであればこそ、他者の心の痛みに想いを馳せ、人のために行動できる人材となることができるという考えの下、彼らの人生の旅路に寄り添い、そして彼らのいるところから見える風景が少し違ったものになるように、視野を広げるきっかけ作りをしています。
ビヨンドトゥモローの活動は、弱者救済を行うだけでなく、困難を経験したからこそ、それを糧に、他者の心の痛みに想いを馳せ、社会をよりよいものにすべく行動できる若者の輩出をめざし、前へ前へと進んでいきます。そしてその先には、寛容な社会の実現が待っていると信じています。
これまでビヨンドトゥモローは、様々な困難を経験した500名以上の若者たちを支援してきました。その活動は各方面において高い評価を受け、今後も改良を加えながら、事業を続けていきたいと考えています。この活動をより持続的なものにすべく、2020年、チームを拡大し、プロフェッショナルとしてこの事業に参加する仲間を募ります。
よりよい社会の実現のために活動する非営利団体の存在は、欧米に比べると日本はまだ未成熟ですが、それは言い換えれば大きなポテンシャルを秘めているともいえます。誰しもが人の役に立つことを願いながら生きていますが、誰しもがその想いを職業を通じて実現できるわけではありません。しかし、ビヨンドトゥモローは、卓越したスキルをもつプロフェッショナル人材が集結し、時代の先端を創る非営利組織でありたいと考えています。
なぜやるのか
2020年、当財団は新規採用によるチームの構築や財務基盤の強化を含め、新たな経営課題に取り組んでいきます。ふりかえった時、2020年がビヨンドトゥモローの転換期であったと思えるように、2020年からの3年間を飛躍のフェーズとしたいと考えています。広報ファンドレイジングスペシャリストの方には、ビヨンドトゥモローの中核を担うチームの一員としてその挑戦に臨み、組織の進化を体感しながら仕事をする仲間になっていただきます。
もちろん、広報ファンドレイジングという業務を成果につなげることはたやすいことではなく、相応のスキルと経験が求められますが、言い換えれば、これまでのスキルと経験を存分に活かし、成果を達成感につなげることができる職場です。ビヨンドトゥモローのミッションを多くの方に理解してもらい、活動の価値を発信していくことで、支援の輪が広がり、困難を経験した若者たちが輝く社会が実現されるという考えに共感してくださる方に、ぜひご応募いただけたら幸いです。
少数精鋭の職場で、整備されていない部分が多々ありますが、そのベンチャー風土を活かし、よりよい組織を創る仲間になってください。また、海外との協働場面が多く、海外での経験や語学力が発揮される場面が多く想定されています。
どうやっているのか
自立したプロフェッショナルとして、課題を発見し、解決し、試行錯誤を繰り返しながら前進していくことを重視しています。指示を待つのでもなく、人のせいにするのでもなく、組織のミッションのために自分にできることを探し、実践していくカルチャーを大切にしています。