ユニフォーム、ロゴ、大会のキービジュアル、グッズ、ポップアップの空間、選手の紹介映像、VTuberの誕生日ビジュアル。
REJECTというチームに触れるとき、ファンが最初に見るのは、全部デザインされたものです。試合の中身を見るより先に、ロゴとユニフォームを見ています。
だからこの会社では、クリエイティブは「見た目を整える仕事」ではありません。ブランドそのものを作る仕事です。この記事では、REJECTのクリエイティブが具体的に何をやっていて、他の業界とどこが違うのかを書きます。
AGENDA
・REJECTのクリエイティブが作っているもの
・eスポーツのデザインが、他の業界と違うところ
・社内に映像の会社がある、という話
・ディレクターは、作る時間より決める時間が長い
・向いている人と、応募を考えている方へ
REJECTのクリエイティブが作っているもの
大きく4つあります。チームの顔となるもの(ロゴ、ユニフォーム、選手ビジュアル)。売るもの(アパレル、グッズ、デバイスの外観)。見せるもの(大会のキービジュアル、配信の番組デザイン、SNSのクリエイティブ)。そして場所(ポップアップ、イベント、オフィス)です。
ユニフォームは分かりやすい例です。REJECTのユニフォームには、パートナー企業のロゴが並びます。ロゴを入れる位置と大きさは契約で決まっていて、その制約の中で「黒で統一されたREJECTらしさ」を成立させないといけません。
しかもこれを、選手、ストリーマー、VTuberの全員分やります。部門ごとにファン層が違うので、同じトーンで押し通せばいいわけでもありません。
eスポーツのデザインが、他の業界と違うところ
1つ目は、スピードです。大会で勝った、メンバーが加入した、コラボが決まった。このうちのどれかが毎週のように起きて、そのたびにビジュアルが必要になります。丁寧に作り込む仕事と、その日のうちに出す仕事が、同じチームに同居しています。
2つ目は、見る側の目が肥えていることです。ファンは普段からゲームのUIや海外チームのクリエイティブを見ています。「それなりにいい」は、すぐに見抜かれます。
3つ目は、デザインが直接売上になることです。グッズはデザインが悪ければ売れません。広告代理店の仕事と違って、自分のデザインの結果が、数字でその週のうちに戻ってきます。
社内に映像の会社がある、という話
REJECTには、ミュージックビデオを手がけてきた映像制作会社がグループにあります。これはeスポーツチームとしてはかなり異例です。
意味は2つあります。一つは、やりたい映像を外に頼らずに作れること。もう一つは、チームの仕事だけをやるわけではないということです。外部の仕事で腕を磨いて、その技術をチームに戻す。この往復があるのとないのとでは、作れるものの水準が変わります。
ディレクターは、作る時間より決める時間が長い
クリエイティブディレクターの仕事を一言で言うと、「バラバラになりそうなものを、一つのブランドに見せる」ことです。
選手のビジュアル、VTuberの誕生日グッズ、企業コラボ、大会の告知。作る人も目的もバラバラです。放っておくと、ブランドは簡単にばらけます。
だからディレクターは、自分で手を動かす時間より、他の人が作ったものを見て「これはREJECTか、そうでないか」を判断する時間のほうが長くなります。手を動かしたい人には、ここがもどかしいかもしれません。
向いている人と、応募を考えている方へ
向いているのは、自分の作風を一旦横に置ける人です。ここで作るのは自分の作品ではなく、REJECTというブランドです。その上で、ブランドの中でどこまで尖らせられるかを楽しめる人に向いています。
ゲームやeスポーツの知識は、あれば有利ですが必須ではありません。アパレル、音楽、スポーツ、エンタメ。ファンがいるブランドを扱ったことがあれば、発想の仕方は近いはずです。
いまはクリエイティブディレクターと、映像の制作インターンを募集しています。選考の前に、まず話を聞くだけでも構いません。これまで作ってきたものを見せてもらえると、話が早いです。
株式会社REJECT 代表取締役 甲山翔也