これは失敗談でも成功談でもない。ただの実験の記録だ。
会社を経営していると、毎日やることが山積みになる。メールの返信、SNSの投稿、記事の作成、数字の管理、採用の対応、外注先とのやり取り——一つひとつは大した作業じゃないのに、積み重なると1日があっという間に終わる。「気づいたら夜」という日が続いていた時期があった。
そこで試してみた。Claude Codeというエンジニア向けのAIツールを使って、これらの業務を丸ごと任せてみたらどうなるか。
■ 最初の1週間
正直、半信半疑だった。AIが書いた文章は「それっぽいけど薄い」というイメージがあったし、実際に使い物になるのかどうか疑っていた。
最初に任せたのはSNSの投稿案の作成。ターゲット、トーン、過去に伸びた投稿のパターンを全部AIに伝えて、1週間分まとめて出させた。
返ってきたものを見て、少し驚いた。そのまま使えるものが半分、手直しすれば使えるものが3割あった。完全にアウトだったのは2割だけ。想定より全然使えた。
■ 2週間目以降——どんどん任せていった
調子に乗って、いろんな業務を任せ始めた。
ブログ記事の構成と下書き。キーワードリサーチ。問い合わせへの返信文の作成。請求書のフォーマット整理。採用の求人文章の草案。社内ルールのドキュメント化。
やってみてわかったのは、「AIが苦手なこと」より「自分が苦手なこと」の方が先に見えてきたということだ。
AIは指示が曖昧だと、平凡なアウトプットを返す。逆に言えば、指示さえ明確にできれば、かなり精度が上がる。つまり「AIへの指示を上手く書けるかどうか」が、そのまま仕事の質に直結する。
■ 1ヶ月後——自分の仕事が変わった
気づいたら、自分が直接手を動かす仕事の量が激減していた。
ゼロになったわけじゃない。でも「実行する」仕事のほとんどがAIに移って、自分の時間は「判断する」仕事に集中できるようになっていた。
この方向で行くか、行かないか。この人に仕事を頼むか、頼まないか。このコンテンツを出すタイミングはいつか。このビジネスモデルで本当に正しいか。
そういう「考える仕事」に時間を使えるようになった。結果として、判断の質が上がって、会社の動きが速くなった。
■ 実験を通じて気づいたこと
AIが仕事を奪うとか奪わないとか、よく議論されているけど、自分の感覚では少し違う。
AIは「実行の速度」を爆発的に上げるツールだ。ただし、何を実行するかを決めるのは人間だし、アウトプットの善し悪しを判断するのも人間だ。
AIを使いこなせる人と使いこなせない人の差は、これからどんどん広がっていくと思う。使いこなせる人は1人で5人分の仕事ができる。使いこなせない人は、同じ時間で1人分の仕事しかできない。
これは脅しでも煽りでもなくて、自分が実際に経験したことだ。
■ うちの会社でこれをやりたい人へ
うちではAIを使った業務効率化を、会社全体で実践している。「AIに仕事を取られるのが怖い」ではなく、「AIを使って自分の価値を上げる」という考え方で動いている。
特別なスキルは必要ない。AIへの指示の出し方は、一緒に働きながら覚えられる。
ただ、「自分で考えて、試して、改善する」という姿勢だけは必要だ。言われたことをそのままやるだけなら、それこそAIでいい。
実際の実験の様子は動画にしてあるので、興味があればぜひ見てみてください。
▼ もっと知りたい方はこちら
🤖 AIに会社経営させてみた話(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=CbXv3WjFJJ8
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https://youtu.be/NUFMO5gRYhw
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