株式会社バルセロナ

　代表の波戸崎崇です。私は、親族一同教師という家庭に生まれ、「まじめに勉強して、堅実な就職をすれば、いい人生になる」と言い聞かせられて育ってきました。しかし、そう話す大人たちが、イキイキしているように見えなかった。それでも親に与えられたレールを歩いていました。

　大学１年生のとき、業界のことを知らないままバイトし始めたキャバクラで、私は初めての光景を目の当たりにします。収入が高く地位のあるお客様が、キャストから褒められて、とても楽しんでいる。そのとき、思ったんです。頑張っている大人がイキイキしていないと、子供は大人になることが怖くなる。だからもっと、こんなふうに大人の頑張りが承認される場所が必要なのではないか、と。

　この業界に「承認ビジネス」としての可能性を感じ、大学を辞め、独立を決意。大学を辞めたとき、周囲から猛反対を受けました。業界のことを知らない人間が、反対する姿をみて、私は逆にこの業界に勝算を感じました。なぜなら、５兆円市場という大きさにもかかわらず、競争率が低いということを意味していたからです。ビジネスにおいてもっとも恐ろしいのは、反対されることをやることよりも、皆がやっていることを後からやることなのだと思います。実際に、今では、リーディングカンパニーと呼ばれるまで成長を遂げることができました。

　今、私たちは頑張っている大人が、その頑張りを認められる場所をつくることによって、自信と誇りにあふれる世の中を創ろうとしています。私が理想とする世の中には、「学生のころは良かった」「学生の頃に戻りたい」なんてことを話す大人はいません。私たちはまだ誤解の多い、水商売と呼ばれるこの業界を、日本の文化と呼ばれるレベルまで引きあげ、もっと魅力的にしていきます。

　日本に、新しい文化を根付かせていく挑戦。長い道のりだからこそ、たどりついた先には息を飲む絶景が待っているはず。簡単なことではないからこそ、共に歩んでくれる同志を、必要としています。最初は、興味がある、程度で構いません。北海道で一番ユニークな会社、バルセロナをぜひ、見に来てください。

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◎代表波戸崎のtwitter：＠TakashiHatozaki