計装設計一筋40年。プロフェッショナルが語る"技術力の本質"と"次世代への想い" | 社員インタビュー
原子力から化学、医薬、水処理プラント、そして海外プロジェクトまで――数え切れないほどの現場を渡り歩き、技術を磨き続けてきたエンジニアがTPSにはいます。40年にわたり、プラントの安全性と効率性を...
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プラントエンジニアリングの世界では、設計と現場が分業されるのが一般的です。図面を引いたら、あとは工事部門に引き渡す――そんな流れが当たり前。
しかしTPSでは、プロポーザル(提案)段階から設計者が関わり、現場での試運転、完成まで一貫して担当する体制をとっています。
この規模感だからこそ実現できる「設計者が最後まで責任を持つプロジェクト」。
机上の設計が現場でどう動くのかを自分の目で確かめ、顧客と直接対話しながら課題を解決する――その経験は、設計力を飛躍的に高めるだけでなく、エンジニアとしての醍醐味を感じられる瞬間です。
実は、この『一気通貫』『現場・現物』『顧客との対話』という思想は、Tさんがキャリア初期に経験した国内顧客の海外進出案件(中国)で、当時師匠のように慕うLAEから学んだもの。この経験が、Tさんの設計キャリアの価値観の核になりました。
Tさんのキャリアは、少しユニークです。
高専で電子制御を学び、大学へ進学後は建築系を専攻。そして大学院ではさらに建築に対する専門を深めました。
私自身得意とする専門領域が二つあるんですよね。電気回路や制御を学んだあと、建築系に進んだことで、装置やプラントの複合的な視点を持てるようになったんです。
学生時代には、NHK主催のロボットコンテストにも挑戦。高専生のころから大学時代まで、チームでアイデアを形にする経験を積みました。
ロボコンは、設計だけじゃなく、実際に動かすところまでやるので、今の仕事に通じる部分が多いんです。現場で答え合わせする感覚は、この頃から好きでしたね。
このバックグラウンドを活かし、2009年に東洋エンジニアリングへ入社。最初のキャリアは海外案件――中国での国内顧客の海外進出プロジェクトから始まりました。
その後も海外案件を担当し、中国、米国で計3件のプロジェクトを経験。2015年まで海外での挑戦を続けた後、日本に帰任し、メガソーラーブームの中で電気計装を幅広く担当しました。その後TPSへ転籍。
キャリアを通じて磨いてきた視野と技術。それがTPSでどんな形で発揮されているのか――その答えは、『一気通貫の醍醐味』にあります。
TOYOでは、大規模案件を効率的に進めるために、設計と現場が分業される体制が一般的でした。専門性を活かした役割分担で、スケールの大きなプロジェクトを支える仕組みです。
一方TPSでは、提案段階から試運転まで設計者が責任を持つ一貫体制。現場で答え合わせをしながら、顧客と直接対話し、課題を解決する。
現場で自分の設計を確認できるのが面白い。トラブルがあっても自分で解決できるから、経験値になるし、次の設計に必ず活きるんです。
と語るTさん。TPSの設計スタイルは、提案段階から試運転まで設計者が責任を持つ“一貫体制”です。図面を描くだけで終わらず、現場で答え合わせをしながら、顧客と直接対話し、課題を解決する――そのプロセスが設計力を飛躍的に高めます。
お客様と直接話せる距離感があるから、痒いところに手が届く設計ができる。机上だけじゃなく、現場で一緒に考えられるのがTPSの強みですね。
このスタイルの醍醐味は、“責任の大きさ=成長の速さ”にあります。机上の設計が現場でどう動くのかを自分の目で確かめることで、設計者としての視野が広がり、顧客との信頼関係も深まります。
TPSでの設計スタイルを語るTさん。その価値観の核は、2012~2013年、国内顧客の海外進出案件で、今でも師匠のように慕う当時のLAEでした。
師匠から学んだものは、「一気通貫」「現場・現物」「顧客との対話」の考え。
あの時の仕事ぶりは、今でも自分の設計スタイルのベースになっています。提案から試運転まで責任を持つこと、痒いところに手が届く設計をすること、お客様としっかり話し合うこと――全部、あのプロジェクトで学びました。その姿を間近で見て、『設計は紙の上で完結しない。現場と顧客に寄り添うことが本質だ』と強く感じましたね。
この思想は、師匠の記事にも表れています。
「必要十分を追求する設計哲学」「お客様目線で伴走する姿勢」――それがTPSの設計者に共通する価値観です。
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Tさんが目指すのは、設計者が最後まで責任を持つ文化をさらに進化させること。
これまで培ってきた「現場力×設計力」を軸に、次の挑戦は『制御システム分野への深い関与』です。
単に図面を描くだけでなく、制御ロジックやプログラミングまで踏み込むことで、より高度な技術提案ができるエンジニアを育てたいと考えています。
同時に、若手育成にも力を入れています。
設計と現場の両方を経験し、トラブルシュートや答え合わせを現場で実施する――その積み重ねが、設計者としての成長を加速させます。そこで得た知識や情報はどんどん組織全体で共有し、技術シェア文化を広めていきたいですね。
知識や経験だけでなく、顧客とのコミュニケーション力や横断的スキルの強化も重視し、TPSの技術力を一段と高めていきます。
「一気通貫」「現場・現物」「顧客との対話」――これが私の設計スタイルです。
この価値観を次世代に受け継ぎながら、TPSをさらに進化させたい。