このたびTPSは、新たなミッションとして
「共奏力で、想いを実装する。」
を策定しました。
ミッションとは、【企業が社会に対してどのような価値を提供していくのか】を示すものです。そしてそれは、そこで働く一人ひとりが、どのように社会へ貢献していくのかを考えるための指針でもあります。
この言葉にたどり着くまでには、設計、プロジェクト、営業、コーポレートなど、さまざまな部門のメンバーが集まり、プロジェクトチームとして議論を重ねてきました。
- TPSがこれまで大切にしてきたことは何か。
- これからどんな会社を目指していくのか。
- TPSは社会に対してどのような価値を提供する存在でありたいのか。
TPSの過去、現在、未来を見つめ直す中で見えてきたのは、技術以上に大切にしてきた価値観でした。
お客様の想いに寄り添うこと。
多様な専門性をつなぐこと。
最後まで責任を持ってやり遂げること。
そして、一人では実現できない価値を仲間やパートナーとともに創り上げること。
そうしたTPSらしさを言葉にした結果、たどり着いたのが、
「共奏力で、想いを実装する。」 というミッションです。
本記事では、このミッションが生まれた背景と、そこに込めた想いをお伝えします。
なぜ今、ミッションを策定したのか
TPSはこれまで、エンジニアリング会社としてお客様のプラント建設に向き合い、EPCを通じて数多くの価値を届けてきました。
一方で、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。
- 人口減少による人材不足
- AIやデジタル技術の急速な進化。
- そして、お客様がエンジニアリング会社に求める価値そのものの変化。
しかし、どれだけ技術が進化しても変わらないものがあります。
それは、お客様の想いに向き合うこと。仲間やパートナーと知恵を出し合うこと。人と人との信頼関係を築きながら、最後まで責任を持ってやり遂げることです。
私たちはこれまでも、その姿勢でお客様の課題解決に向き合ってきました。
そしてこれからは、設備をつくって終わる会社ではなく、設備投資から運用・保全まで、プラントライフサイクル全体を通じて価値を創り続ける会社を目指します。
事業の進化と組織の変革を進める今だからこそ、TPSの存在意義を改めて言葉にする必要がありました。 ミッション策定は、私たち自身がTPSらしさを見つめ直し、共通の指針を持つための取り組みです。
議論を重ねる中で見えてきた「TPSらしさ」
ミッション策定プロジェクトでは、TPSの歴史や事業、文化について繰り返し対話を行いました。
その中で印象的だったのは、「TPSらしさ」を表現する際、多くのメンバーが「お客様に寄り添うこと」を挙げたことでした。
もちろん、EPCや保全サービスの実績、それを実現する技術力や知見は私たちの強みです。
TPSはこれまで、お客様から依頼されたことをそのまま実現するだけの会社ではありません。 お客様が本当に実現したいことは何か。その背景にはどんな課題があるのか。
時にはお客様と何度も議論を重ね、時にはパートナー企業の皆さまと知恵を持ち寄りながら、最適な方法を考え続けてきました。
そのため、既存の技術や設備を組み合わせるだけでは解決できない場合には、自ら機器を開発することもあります。
前例がない、難易度が高い。そんな状況でも、「どうすれば実現できるか」を考え続ける。それがTPSの仕事の進め方であり、創業以来大切にしてきた姿勢です。
TPSの本質は、「想いをカタチにする力」です。そして、そのTPSらしさを一言で表す言葉を探す議論が始まりました。
「共創」ではなく「共奏」に込められた想い
ミッションを議論する中で、「共創」という言葉も候補に挙がりました。
お客様やパートナーとともに価値を生み出す。 その意味では、TPSの仕事を表す言葉でもあります。 しかし私たちが大切にしたかったのは、価値を生み出すという結果だけではありません。
お客様の想いに向き合い、仲間やパートナーと議論を重ね、それぞれの強みや専門性を響かせ合い、支え合い、ときには新たな発想を生み出しながら、一つの目標に向かって進む。 その時、価値は単なる足し算ではなくなります。
オーケストラのように、それぞれの楽器が技術を磨き、最高の演奏を追求する。 そして、その音色が重なり合った時、聴衆の期待をはるかに超える価値が生まれる。
私たちが目指したいのも、そんな組織のあり方でした。
だからこそTPSは、「共創」ではなく、
「共奏」
という言葉を選びました。
私たちは、一人ひとりの力を足し合わせるのではなく、響き合わせることで、期待を超える価値を生み出したいと考えています。
なぜ「実現」ではなく「実装」だったのか
① 想いだけでは価値にならない
お客様の「こうしたい」があっても、それだけでは価値にはなりません。 構想があり、技術があり、設備があり、実際に使われ続けて初めて価値になります。 TPSは創業以来、その最後の責任を担ってきました。
② TPSの仕事は「つくること」ではなく「動かすこと」
エンジニアリングとは、技術を提供することではありません。様々な制約条件の中で、 技術を選び 、パートナーを選び、全体をまとめ、実際に動くものにする。机上のアイデアで終わらせず、最後までやり切る。それがTPSの価値です。
価値を設備・事業として、実際に動き続ける状態まで責任を持つこと。
だから私たちは、 「実現」ではなく「実装」という言葉を選びました。
「共奏力で、想いを実装する。」
これは、単なるスローガンではありません。
TPSがこれまで大切にしてきた価値観と、これから目指す未来を言葉にしたものです。
社会や産業が大きく変化する中で、お客様が抱える課題はますます複雑になっています。 だからこそ私たちは、お客様の課題に向き合い、パートナーとともに知恵を出し合いながら、新たな価値を生み出し続けていきたいと考えています。
そして、その価値を構想だけで終わらせず、設備として、事業として、社会の中で動き続ける形にしていく。それがTPSの果たすべき役割です。
私たちはこれからも、お客様の挑戦に真っ先に向き合い、最も頼りにされるエンジニアリングパートナーであり続けたいと思います。
共奏力で、想いを実装する。
このミッションは、TPSが目指す未来であると同時に、私たち一人ひとりの行動指針でもあります。