こんにちは!seeink株式会社の採用担当です。
この記事では、
・seeinkが取り組む事業の全体像
・新規事業支援における考え方と強み
・今後の事業・組織の展望
についてお話しして参りますので、「新規事業に本気で向き合いたい方」や「事業づくりの現場に深く関わりたい方」はぜひ最後までご覧ください。
事業概要
ー事業立ち上げの背景
seeinkが立ち上げられた背景には、新規事業支援を通じて、多様な業種や業界の事業づくりに関わることに大きな価値を見出した点があります。新規事業の支援は、幅広いテーマや市場に触れながら実践的に事業づくりに取り組む機会を生み、その現場経験自体が大きな資産となります。
一方で、seeinkは「コンサル会社」として立ち上げた会社ではありません。外部の立場からアイデアや評価を提示して終わるのではなく、最終的には、企業と同じ目線に立ち、一緒に事業をつくっていきたいという思いがありました。
そのため、外部の立場から「支援します」と言い、傍観するような関わり方ではなく、ときには一緒に営業の現場に立ち、事業化のタイミングでは、人・モノ・カネを出資しながら、会社をつくるところまで踏み込んでいます。
また、seeinkでは、お客様の新規事業支援だけでなく、自社事業にも積極的に取り組んでいます。最近では、日本酒や銭湯といった、日本の文化に根ざした領域で事業づくりを進めることも増えてきました。
さまざまな企業と事業づくりを重ねながら、自分たち自身も本気でベットできる領域を見極め、将来的には支援会社にとどまらず、seeink自身が事業会社として成長していくことを構想しています。
それが、seeinkを立ち上げた背景にある、大きな理由の一つです。
ー新規事業立ち上げにおける課題
seeinkには多岐にわたる相談が寄せられますが、特に多いのは以下の3つの領域です。
0→1:新規事業に取り組みたいが、何から始めればいいかわからない」
1→10:実際に事業を作ってみたものの、思うようにグロースしない
10→100:どう売上につなげる戦略を描けばいいのかわからない
加えて最近は、「戦略は立てたものの、本当に再現性があるのか」というご相談も増えています。
まったくの手探り状態の企業もあれば、何年も取り組んできたものの「そもそも構造が間違っているのでは」と感じている企業もいらっしゃいます。戦略自体を見直す必要があるケースも少なくありません。
そしてもう一つの課題が、新規事業を「誰でも再現できる形にしたい」というニーズです。評価の仕方や進め方を型化し、属人性を減らしていく支援も行っています。
さらに派生的な取り組みとして、「新規事業を通じてエンゲージメントを高めたい」という企業もあります。その場合は、新規事業創出プログラムの設計・運営や研修といった形でアプローチしています。
ー支援する領域について
支援領域の割合としては大きな偏りはありませんが、最近増えているのが「新規事業の型化」です。
その背景には、売上規模500億〜6,000億円ほどの企業からのご相談が増えていることがあります。
ー今後メインターゲットについて
現在のメインターゲットは、売上100億円以上のオーナー企業、もしくは上場企業です。
その中でも、6,000億円を超える規模になると、大手ファームと競合する領域になります。この領域も支援は可能ですが、、人員体制が整うまでは、そこだけを狙いにいくことは考えていません。
一方で、将来的にメンバーが増えていけば、地方の50〜100億円規模で「新規事業をやりたいが困っている」企業にも、しっかりアプローチしていく方針です。
ー支援する領域を絞らない理由
支援する領域をあえて広く持っている理由は、新規事業は特定の業界・領域に依存しないからです。事業を成長させていくプロセスは、業界が違っても共通する部分が多い。だから特定の領域に特化していません。
もう一つの理由は、代表の日々野が8〜9年にわたり新規事業に向き合ってきた経験です。数多くの試行錯誤を重ねる中で、業界を問わず当てはまるフレームや考え方を磨いてきました。
その一方で、相性があまり良くない業界もあります。デベロッパーやゼネコン、総合商社などは、自社で常に事業開発を行っているため、私たちの支援が必須ではないケースが多い傾向があります。
また、食品業界も「新規事業を作る」というより、「新商品を開発する」という考え方が主流だったことが一因で、以前まで相性が良くありませんでしたが、最近は、事業戦略の設計など、より上流から関わるケースが増えてきたことで、ご支援の可能性が広がりつつあります。
seeinkの強み
ーサービス内容について
①新規事業創出支援
新規事業は分断して進めるものではなく、一定の期間をかけて流れとして取り組みます。テーマ探索、アイデア創出、事業性評価…といった過程を、1か月・3か月・1年などの単位で進めています。
②スタートアップスタジオ
より伴走色の強い支援で、事業アイデア創出後、JV(ジョイントベンチャー)を立ち上げ、企業と一緒に事業を育てていく事業形態です。
ー競合他社と比べた時の強み
一つ目は、提案書を書いて終わりではないという点です。私たちは、戦略を描くだけではなく、実行フェーズまで伴走し、事業を形にしていくところまで責任を持つ。ここに大きな違いがあります。
さらに、スタートアップスタジオとしての機能を活かし、JVを設立しながら事業を育てていくケイパビリティがある点も、他にはない価値だと考えています。
二つ目が、スタートアップスタジオとしての機能です。ただアドバイスを行うのではなく、JVを立ち上げ、人・モノ・カネを実際に投じながら、企業と一緒に事業を育てていく。この実行力こそが、私たちのケイパビリティが最も発揮される部分だと考えています。
そして三つ目は、日々野や私自身が年間でおよそ1,000〜1,500社、上場企業の役員やオーナー企業の社長と直接面談をしていることです。その中で、「この会社と一緒に新規事業をやりたい」「この企業をM&Aしたい」といった構想が生まれた際、企業同士をつなぎ、新規事業やアライアンスとして具体化していくことができます。
こうした経営層ネットワークを活かし、複数社を巻き込みながら事業を推進できる体制は、いわゆるブティックファームや同領域の支援会社と比較した際の、私たちならではの強みだと感じています。
ーseeinkが選ばれる理由
seeinkが選ばれるのは顧問の方々も含めて、実際に意思決定権を持つ人が誰なのかを正しく捉え、そこにアプローチできているからです。
ただ、つながりがあるだけでは契約には至りません。特に企業規模が大きくなるほど、「価格」や「人の多さ」ではなく、「この会社と一緒に本当に事業づくりができるのか」という視点で判断されます。
その中で、私たちが掲げている「日本を再興する」というビジョンや、意思決定から実行までのスピード感は、一つの差別化になっていると感じています。
加えて、代表自身が学歴や肩書きに頼らず、長年新規事業に向き合ってきた実行力と実体験が、信頼の裏付けになっているのだと思います。
ー今後の組織成長
今後の成長については、二つの軸で考えています。
一つは、伴走支援を通じたグロース。もう一つが、新規事業創出を通じたグロースです。
社外に向けた成長としては、伴走支援を通じて企業のニーズに応え、支援する企業数を増やしていく方向性です。一方で、新規事業をゼロから立ち上げ、JVを設立し、株式を持ちながら事業を育てていくケースもあります。
グロースの捉え方も、売上規模で見る場合もあれば、創出した新規事業の件数で見る場合もあります。それに応じて、組織としてどれくらいの採用が必要か、という視点も生まれてきます。
加えて、社内においても新規事業を立ち上げ、運用し、それを成長させていく。この内製的なグロースも、もう一つの重要な軸です。
ー今後の事業展望
seeinkとして目指しているのは、私たちが関与した新規事業で、売上1兆円を生み出していくことです。
ここで重要なのは、「seeink自身が売上1兆円企業になる」という意味ではなく、一緒に取り組んできた事業を通じて、1兆円を目指していくことが、あるべき姿だと考えています。
渋沢栄一が数多くの企業の立ち上げに関わり、積み上げとして莫大な価値を生み出していったように、私たちもまた、現代において、事業を次々と生み出し、育てていく存在でありたいと思っています。
種を植え続け、事業を興し続け、その積み重ねの先に1兆円をつくる──それがseeinkが描く未来です。