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蔵人に聞く、酒造りの仕事。

異業界からの転職。

当蔵で働く蔵人たちは、酒蔵勤務経験者はほんの一握り。一番多いケースが、酒造りは全くの未経験、異業種からの転職というパターン。アパレル、保険、人材派遣、競走馬の飼育など、バックグラウンドは様々。関西近郊が中心ではありますが、移住する人が多いのも特徴です。実際に、蔵で働く蔵人に話を聞いてみました。

アパレル業界からの転職。今は、蔵人をまとめるリーダー。

蔵人をまとめるリーダー役を務めるのが、入社7年目の多田。彼は、外資系アパレル会社で働いていたものの、ものづくりに興味を持ち、日本酒の世界へ。

- 酒造りを目指したきっかけは?

「もともとは学生時代から洋服が好きで、アパレル業界で働いていましたが、当時の仕事は既に完成された洋服をディスプレーしたり、マーチャンダイズしたりといったことをしていました。それはそれで楽しかったのですが、以前から何かもっと"1から物を作ってみたい"という思いがありました。その中で色々と考えた結果、好きだったお酒をつくってみたいと思うようになりました。」

- なぜ冨田酒造だったのか?

 「もともと京都出身で関西圏で探していたところ、たまたま求人を見つけて…と言ったところが正直なところですね。入社前から特別に冨田酒造のお酒が好きだったとか、会社の理念に共感してとかというのでは無かったです(笑)ただ今となっては冨田酒造の酒が大好きですし、会社の理念、方向性もとても共感できます。」

- 今はどのような仕事を担当しているのか?

 「酒造りに関わること全般(もろみ、酒母の管理や分析等)に、酒造りにおける業務の管理、人の管理などマネジメント的なこともしています。」

- 酒造りとはどんな仕事だと思うか? やりがいはどんなところに?

 「とても難しい仕事だと感じています。体力もいりますし、頭も使う。経験や五感的な感覚も大事だと思います。最初の原料処理の段階から瓶詰めして出荷されるまで、どこかでミスが起こると大きなロットで損失してしまいかねないというプレッシャーもあります。ただ、上手くいった時やいいお酒ができた時はとてもやりがいを感じますし、良い意味でゴールが見えないところですかね。」

ー ありがとうございました! 

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