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Iターン・移住者の本音

移住者が多いことも、弊社スタッフの特徴の一つです。現在、在籍するスタッフも、北海道・東京・埼玉・京都からの移住者がおります。海を飛び越え、イタリアから来た蔵人も。かくいう、この記事を書いている私自身も移住者です。今回は、入社10年目となる私の、移住についての本音をお伝えしたいと思います。

都会からの移住。正直、不安はありました。

出身地は千葉県。その後、引っ越しをして埼玉在住となり、生粋の関東人。前職は、六本木近辺で仕事をしていました。満員電車に揺られ出勤し、仕事が終われば、六本木・西麻布・恵比寿などを中心に毎晩のように飲み歩き、タクシーで帰宅するという生活。

そんな私が、縁あって、冨田酒造に転職することになりました。大好きなお酒の仕事に就けるということ自体は楽しみではありましたが、当然ながら、縁もゆかりも無い土地にたった一人で乗り込んでいくこと、そして生活環境が大きく変わることに対して、不安はありました。

友人はできるのか? 住宅事情は? 食材や日用品の買い物には不便しないか? もちろん、仕事の後に飲みにいくお店はあるのか?なんてことも気になりました。

結果として、不安は移住前にほぼ解消。

選考中も、転職が決まった後も、何度も滋賀に通いました。足を運ぶ内に、だんだん滋賀が好きになり、前述した不安要素も一つずつ潰していくことができました。

友人はイベントなどでの出会いで芋づる式に。



酒造期・繁忙期である冬の間は、仕事メインの生活になりますが、比較的時間に余裕がある夏場には、市内で行われるイベントや会合に積極的に参加することで、徐々に地元の人たちと知り合い、仲を深めていくことができました。そこで出会った人が誘ってくれたイベントや飲み会に参加することで、出会いが出会いを呼んで、今では滋賀の友人がだいぶ増えました。

また、私が移住した当時は、長浜への移住者はあまり多くなかったようなイメージでしたが、最近では地域おこし協力隊をはじめ、様々な分野の方々が滋賀・長浜を選んで移住して来られるケースを多く耳にするようになりました。蔵のある木之本も、移住者が多い町なので、地元の方も移住者を温かく受け入れてくださる雰囲気があり、安心感が大きいです。移住者同士の交流もあり、様々な職種の人と出会うことができ、都会にいた時に比べ、かえって交友関係が広がったような気がします。

憧れの古民家暮らしもできます。

一般的な賃貸マンションやアパートも都会と比べれば比較的安価で借りられますし、選択肢も少なくありません。せっかく田舎へ移り住むのだからと、転職を機に、古民家暮らしを始める者もおります。現在は、2名の社員が、蔵の近くの古民家で暮らしています。マンションやアパートなどと比べても、家賃が安く、広々と空間を使うことができます(広過ぎるという話も聞きます・・・)。※但し、入社時の状況に寄り、古民家をご紹介できない場合もございますので、ご了承下さい。

ショッピングやレジャーも充実。

木之本から車で20分程の長浜駅周辺へ行けば、いわゆる全国チェーン店は存在します。ただ、やはりこの地に住む魅力は、道の駅で野菜や果物といった地元の旬の食材が気軽に手に入ることや、琵琶湖の幸を取り扱う湖魚専門の魚屋さんがあることなど、この地の恵みを存分に堪能できること。また、クオリティの高い個人商店も多くあり、洋服や食器、雑貨類など、食材以外の買い物にも困りません。飲食店も、特に最近はこだわりのお店も増え、数は多くありませんが、十分にナイトライフを楽しむことができます。

自然豊かなこの地では、登山やトレッキング、サイクリングやツーリング、グランピングやキャンプ、日本一の大きさを誇る琵琶湖での釣りやウォーターアクティヴィティが楽しめ、アウトドアのレジャーには事欠くことがありません。また、滋賀県内は、神社仏閣、美術館や博物館などを含む名所が多く、まだまだ全国的には知られていない魅力がたくさん詰まっています。


それでも、都会が恋しくなってしまった時は・・?

自然に囲まれた滋賀暮らしを満喫していても、たまには都会の空気を吸いたい!そんな時は、電車に飛び乗れば、京都・大阪・名古屋などは日帰り圏内。繁華街で飲んでから終電で帰ってくることも可能。美味しいお魚が食べたいなと思えば、福井へ買い出しに。岐阜・愛知・三重なども車を使えば、十分に行動範囲内。新幹線の駅(米原駅)も木之本からは車でも電車でも30分程度。地元の友人の結婚式や、お正月休みで実家に帰ったりなど、私自身も必要に応じて、東京への行き来をしています。

今では、すっかり滋賀人に。

10年目ともなると、すっかり滋賀に馴染み、今の生活には満足していますし、東京から滋賀に戻ると「あぁ、帰ってきたな」と思うほど。この10年で家族も増えましたが、子育てをする環境としても、自然あふれる滋賀にはメリットが多いと感じます。コロナ禍の影響もあり、オンラインで繋がることがより気軽になった今、自身がしっかりとアンテナを張っていれば、想定される田舎暮らしならではの不安は、十分に解決できると感じています。

不安な点はお気軽にご相談ください!

移住については、特に知らない土地であればあるほど、不安は募るものと思います。当蔵においては、移住経験者多数、様々な目線で、不安解消の手助けをさせていただけると思いますので、どうぞお気軽にご相談ください!

冨田酒造有限会社では一緒に働く仲間を募集しています
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