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WebSummitとは?Qufooit(karakuri)が出展をするまでの道のり

こんにちは、karakuriあらためQufooit Japanの高橋です。

当社は2020年5月1日をもって社名をkarakuriからQufooit Japanへ変更致しました。

本記事では当社サービスを出展した世界的カンファレンスであるWebSummitと私たちの出会い、そしてWebSummitへ出展するまでの経緯についてご紹介したいと思います。

・WebSummitとは


WebSummit(ウェブサミット)とはCES や Mobile World Congress に次ぐ世界第3位の規模にまで成長した170カ国から7万人以上が集まる世界最大級のスタートアップカンファレンスです。

ウェブサミットは2010年にパディ・コズグレーブ(Paddy Cosgrave)氏を中心に3人のアイルランド人によって作られました。初年度はアイルランドのダブリンで開催され、400名が参加。2015年には4万人を突破し、会場のキャパシティを越えたという理由で、2016年には開催地をダブリンからポルトガルのリスボンへ移動。2019年は7万人を記録しています。

過去Web Summitで巨額調達を成し遂げたスタートアップも多く、2019年現在世界的な企業へ成長を遂げたUberはWeb Summit2011の参加をきっかけに37億円を調達し世界展開を行っています。

当社が出展するALPHA Startup枠は書類選考やプレゼンを通じてWeb Summit事務局の厳正な審査の結果、今後の成長が期待できるスタートアップのみ出展が可能とされる狭き門のプログラムであり、当社はカテゴリー「Advertising, content & marketing」の「A823」へ2019年11月5日(火)に出展しました。

・WebSummit設立者のパディ・コスグレーブ(Paddy Cosgrave)氏とは


WebSummitを設立したCEOのパディ氏は世界的な起業家です。

パディ氏は2015年WiredUKの技術分野で欧州で最も影響力のある人18番目へ選出されているほどの影響力の持ち主です。

現在はポルトガル・リスボン開催のWebSummitのほか、2014年よりグローバル展開をしており、カナダ・トロントのCollision中国・香港のRISEアイルランド・ダブリンのMoneyConfなど世界規模ITカンファレンスを展開しています。

写真はWebSummitに先駆けて来日したパディCEOと当社代表池田のツーショットです。明るくとても気さくな方です。

・WebSummit2018を視察


当社は創業者の池田や創業メンバーである大塚、私みな創業当初から「どうせやるなら海外へ打って出られる会社をやろう!」という共通のビジョンを持っていました。ただ、サービスの構想はあれど、どうやって海外へ出て行ったらよいのかは手探り状態。そのため、業界の有識者へアプローチし海外へ打って出る方法を片っ端から情報収集していました。

そんな折、「カンファレンスへ打って出るなら海外のWebSummitがずば抜けて勢いがあって良いよ」という情報を得ました。

ただ、調べるとWebSummitは出展までに厳しい審査もあり、そもそも海外のカンファレンスはどのような感じなのか私たちにはわかりませんでした。そのため、役員の大塚とエンジニアの2名で実際に2018年11月に開催されたWebSummitへ視察へ行きました(CFOとしての私の立場で言えば当時の旅費は当社にとって決して少なくない金額の投資でもありました)。

視察から帰ってきた大塚は興奮した面持ちでWebSummitのスケールの大きさ、参加者の多さ、会場や出展ブースの熱気などを語りました。それを聞いて代表の池田や私は翌年(2019年)のWebSummitへのチャレンジを決めたのです。

・WebSummitへ出展するまでの道のり

WebSummitへは出展企業によってセクションが分かれており、karakuriのようなシード期のスタートアップはALPHA(アルファ)ステージがメインターゲットとなります。

ここからWebSummit出展への戦いがはじまります。

・Alpha Programへ出展申込(2019年2月)

まず、WebSummitへ出展申し込みを行います。

Web summit事務局より審査

WebSummit事務局へ様々な資料の提示を経て、いよいよ事務局審査員のWeb面談です。Web面談はもちろんすべて英語で時間は約30分程度でした。ただ、当社メンバーはいずれもネイティブではありません。大塚が「面談直後は厳しいかもしれないと感じた」と話していたのを記憶しています。

・無事通過の連絡(数日以内に出展料を入金する必要があり注意)

そして無事、出店審査通過の連絡が来ました。ただ、審査通過後数日以内に出展料を振り込む必要があり、焦りながら入金を終えました(出展審査通過の連絡が英文のメールで来ましたが、意味を誤って解釈していないか、何度もメール文面を見返したことを覚えています)。

以上の工程が3、4週間程度です。

・WebSummit出展審査通過率は一桁%?!

その後、Qufooit(karakuri)のWebSummit出展の成果をTECHWAVE様に取材頂きましたが、その際にWebSummit出展通過率が10%を切ることを知り、私たちとしても「すごいことをやってのけだんだ!」と強く実感したことを覚えています。今でもWebSummitの出展はkarakuriの一つのきっかけであり、その後の自信の礎となっています。


WebSummitのご説明や当社が出展するまでの道のりは以上です。

次回は実際にWebSummitへ出展した模様を数回に分けて以下へご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

※以下記事は2020年4月以前に公開した記事のため社名がkarakuriとなっております。ご了承ください。


Qufooit(karakuri)海外展開【WebSummit編】①いざWebSummit開催地リスボンへ | Qufooit Japan 株式会社
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なお、当社はWebSummitへ出展したサービスでもあるInsight Search Engine(ISE)のサービス性向上へ日々励んでおり、一緒にISEを育てて世界へ挑んでいただけるエンジニアさんを求めています。

この記事を読んでいただいて少しでも興味を持っていただけた方はぜひお気軽に応募ください。まずは雑談ベースからのWebミーティングでもぜんぜんOKです!ご連絡お待ちしています。


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