初めまして。森本と言います。
郡家コンクリート工業で、コンクリートの製造をしている29歳です。

新卒や20代の既卒の方の場合、私の働き方が参考になるかもしれないと思い、書かせてもらうことにしました。
読んで面白いものになるかわかりませんが、よろしくお願いします！

簿記よりモノづくりがしたかった

最初は、鳥取にある商業系の高校で、簿記を勉強していました。簿記2級まで取得し、その後1級を取るために、県外の専門学校に行ったんですが、どうも途中から身が入らなくなってきて。自分は、簿記をやりたかったのか、わからなくなってきてしまったんです。そんな気持ちで臨んだ試験はやはり失敗。地元・鳥取に戻ることにしました。

それからリクナビやマイナビなどに登録して、仕事を探していたときに、郡家コンクリート工業のことを見つけました。その時、自分が小さい頃からモノづくりが好きだった気持ちを思い出したんです。

最初の面接で、社長に言われた一言

小さい時から、図工や工作が好きでした。夏休みの工作は、牛乳パックを使ってロボットを作ったり。みなさんもきっと、経験ありますよね？　高校になって、現実的な就職先とかを考えて、簿記を勉強してみたんですが、やっぱり本気で好きなことじゃない気がした。なので、郡家コンクリートの「つくる」仕事に興味が出てきたんです。

説明会に行ったんですが、誰よりも早く着いてしまって。そうしたら、山根社長が待っていて、「早く来るのは、良いことだよ」と言ってもらえました。一人で来て不安だった気持ちもなくなって、面接でも正直に話せたと思います。それで、採用となりました。

最初の2年間で学んだこと

最初の2年ぐらいは、営業部長にくっついて、役所や商社など取引先を周り、名刺を配り歩く日々でした。最初のうちは、ただ聞いてるだけでしたが、道路の拡幅工事ひとつをとっても、たくさんの人が、さまざまな観点から検討して出来ていることを知って、学びになりましたね。取引先に、「簡単なことだろ？」なんて言われて、自分を試されてるような感覚もありましたが、この時の経験があるから今の自分があると思っています。

トライ&エラーで作る楽しさ

2年が経った頃から、製造の現場にも入るようになりました。お客さんからも、規格品だけでなく特殊品コンクリートも頼まれるようになり、上司と一緒に試行錯誤しながら、作るようになりました。自分で手を動かして、よりよく作れるようになっていくのは、楽しいです。技術は常務が色々と教えてくれます。コンクリートは水とセメント、砂を混ぜ合わせて原料にしますが、配合の割合が難しい。外気温や機械の状態など、いろんな要素で変わっていきます。でも常務は、いつでも安定したモノづくりができる。経験がモノを言うとは、こういうことなんだと実感しましたね。

他にも、ポイントを以下にまとめて紹介します。

■この仕事のやりがい
ようやく一人前になって、下のスタッフにも教えられるようになり、モノづくりの手応えは日々感じています。あとは、ずっと憧れていた車を、ローンを組んで買ったので、ローン返済のためにと思うと前よりさらに頑張れるようになりました。目標があるって、大事ですね。

仕事で嬉しかったのは、苦心して作ったコンクリートの什器が、東京のブランド店の店内でカッコよく使われている写真をみた時のこと。あれは、感動しました。誰もが知っているような、海外の高級ブランドのバッグや財布が、自分の作ったコンクリートの上に飾られている。誇らしい気持ちになったことを覚えています。

■この仕事のつらいところ
工場は、夏は暑いし冬は寒い。でも体を使って、汗を流して働くのは好きなので、私はつらいとは思ってないですが。工場といっても、決められたことをただやれば良いわけじゃない。いつも先のことを考えながら動くので、頭も使うし身体も使う。それが、働いてる充実感になっている気がします。

■この仕事に向いている人
やっぱり、自分で手を動かして作るのが好きな人だと思います。特に、手先が器用な人は重宝されるでしょうね。私は不器用な方なので、器用な人が羨ましいです。

入社は今がチャンス

郡家コンクリート工業は、いま大きな転換期にあると思います。世代交代も近づいてきています。特殊品コンクリートなどは、まだライバル他社も少なく、私たちが主導権をとって成長していける環境にあります。私と一緒に働ける、意欲ある人を探しています。

あと最後に、鳥取のいいところを一つだけ。鳥取といえば砂丘ですが、夜の砂丘に行ったことはありますか？　夜の砂丘で、空を見上げると、星がきれいなんですよ。これは、全国の人に見てもらいたいです。

最後はちょっとロマンチックに書いちゃいましたが、こちらからは以上です。何か質問などあれば、気軽に連絡ください。一緒に楽しく働いてくれる人を待っています。