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「チームプレーでSaaS型事業開発に挑む」新デジタルプラットフォーム開発チームインタビュー(仕事編)

保健同人社の未病・予防事業における長年の実績にDXの技術を掛け合わせ、複合的なWell-beingサービスをワンストップで提供するデジタルプラットフォーム。人々に「健康になってほしい」と願っている企業人事や健康保険組合などと、「健康になりたい」と願っている従業員や被保険者をつなぐことで、誰もが自然に健康増進・病気予防への行動を起こす仕組みを構築する新しいサービスです。この先進的なプロジェクトを担う事業開発部第一室の皆さんに、業務のこと、働く環境のこと、いろいろお話を伺いました。

インタビュー全体を前編・後編の2回に渡ってご紹介し、前編にあたる今回はプラットフォーム開発の業務内容を中心に取り上げました。

デジタルプラットフォーム開発の経緯

−−まず、プロジェクトにおける皆さんのご担当内容をお聞かせいただけますか?

渡邉美夏(以下、渡邉) 室長を務めている渡邉です。私はプロジェクト全体の統括と、主にエンドC(エンドユーザー)向けのサービスを担当しています。アプリケーションの中のコンテンツやマイページなど個人向けの機能の開発ですね。また、アプリのプロモーションも担当しています。

津久井理紗(以下、津久井) 私の担当は健康保険組合様を中心とするミドルB(顧客となる団体)向けのサービスです。具体的には健康保険組合様が加入者様に提供されるホームページの作成や、加入者様の健康状態を分析するツールやパーソナルコーチングサービスなどの開発が主な仕事になります。外部アライアンスとの連携業務も担当しています。

長谷小百合(以下、長谷) 私の業務もミドルB向けのサービスになります。具体的には、デジタルプラットフォームに格納するデータの仕様確認・検討業務が主な担当です。

千葉路恵(以下、千葉) 私はエンドC向けのコンテンツ制作をメインに担当しています。「家庭の医学+」の辞書部分や「みんなのお悩みQ&A」という相談事例コンテンツ、医療機関検索など、ユーザーの方が使われるコンテンツ機能の制作です。

栗空小百合(以下、栗空) 私は健康相談サービス全般が担当です。すでにお客様に30年以上ご提供している既存のサービスなのですが、エンドC向けにはアプリや電話から相談いただく機能、ミドルB向けで言いますと相談機能採用企業の担当者様や当社の相談員が利用する管理サイトの作成などです。また、相談サービスを担うカウンセリングセンターのシステム全般のリニューアルもメインで担当しています。

−−プラットフォームの発想はどういった経緯で生まれたのでしょうか。

渡邉 保健同人社はこれまで長きにわたって健康増進や病気予防を目的とするさまざまなサービスを書籍やパンフレットなどの出版物であったり、医療専門職による電話相談や保健指導といった形でお届けしてきました。そこにはアナログならではの人肌感というか、人と人とをつなぐ温かみのようなものがあって、それが当社の一つの強みでもあったんですね。ただ、時代の変化にともない、出版を中心としたサービスは過渡期を迎えることになりました。そこで、2020年に保健同人社が三井物産の完全子会社となった際、これからの保健同人社に求められるものを改めて議論し、新たなプロジェクトとしてこのプラットフォームの開発に取り組むこととなりました。

−−保健同人社の精神や実績に三井物産のDXの知見を掛け合わせたプラットフォームということですね。一方、急速に少子高齢化が進む日本では、医療費の増大が深刻な課題となっています。その課題に対しても、本サービスが一つの解になると?

津久井 はい、私たちのお客様である健康保険組合様でも医療費の増加が課題となっていて、私たちとしてはそういったお客様の課題を少しでも改善できるよう貢献したいと考えています。そのためにも、その先にいるエンドCの皆さんも健康になるような形を目指したい。それを見据えた上でのプロジェクトです。

−−事業としてだけでなく、社会貢献としても意義があるプロジェクトですね。

津久井 そうですね。これまで保健同人社が提供してきたサービスの中心だった出版物は、ソリューションに資するものではあったけれど、それがどのようにミドルBのお客様、引いてはその先にいるエンドCに影響を与えていたか、皆さんの健康状態が本当に良くなったのか、そういったアウトカムを取ることができていなかった部分がありました。新しいプラットフォームではしっかりアウトカムを可視化し、そこで見えてきた課題に応じてソリューションを提供するという一連の循環が全体を通して生まれます。より個別最適に健康課題を解決していくことができますので、大きな意義があるのではないかと思っています。

長谷 私はモバイル端末向けのサービス『ケータイ家庭の医学』の運営を長く担当してきたのですが、書籍の時代から多くのご家庭でご愛用いただいてきた『家庭の医学』は、保健同人社が築いてきたブランドであり、誇るべき財産だと思っているんですね。その大切なブランドが、このプラットフォームの中で改めてアプリとなって、たくさんの人の目に触れていくことにも、意義を感じます。

栗空 財産という意味では、私が企画開発を担当している健康相談サービスも、保健同人社が30年以上続けている事業なんですよね。もともとは、当社出版物の読者の方から電話で様々なご相談を受けるケースが多く、きちんと専門家による相談サービスを始めたら役立つのではないか、ということだったと聞いています。。時代が変わってもやはり情報を必要としている人、電話で専門家と話したいと思う人は必ずいますので、時代に合わせて相談サービスを拡張していけることは、個人的にもやりがいを感じています。

千葉 確かに、今は誰でも簡単にインターネットで情報を検索できますが、誤った情報に触れてしまう可能性も高まっていますよね。コンテンツもそうなのですが、適切な情報を出せるメディアであるかどうかということがとても重要になると思います。紙媒体であろうとデジタル媒体であろうと、きちんとしたエビデンスをもとに記事を書き、それをドクターなど医療の専門家が監修をして、わかりやすく制作するという編集の過程はそれほど変わりません。ただ、紙よりもデジタルのほうが圧倒的に多くの人に向けて情報発信できるようになりますので、ちゃんとした適切な情報を出せることが、保健同人社にとって何より大きな強みになると思います。

次回の記事では、チームメンバーの皆さんの働き方についてご紹介します!お楽しみに~

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