1
/
5

【会社紹介vol.1】社員20名全員フルリモートの組織で医療業界に変革を起こす。「Agatha(アガサ)」の創業ストーリー。

理系大学院、総務省を経て転職し、製薬・医療機関向けのビジネス開発、ソリューション設計に携わることに。その転機がアガサ設立につながりました。起業に至った経緯、女性とお仕事について、一緒にはたらく仲間に期待すること。代表取締役社長・鎌倉千恵美さんに、思いを聞いてみました。

【このままではいけない!】

――アガサを設立する以前、日本企業と外資系企業の両方で、医療分野向けの文書管理・品質管理サービスを手がけていらっしゃいます。その経験が起業そして『Agatha(アガサ)』の開発・リリースにつながっていると思います。どうして自ら会社を立ち上げるに至ったのでしょうか?

鎌倉 治験・臨床研究の分野での文書管理の重要性を以前から強く感じていてお仕事にしたのですが、導入コストは数億円。高すぎて、予算に限りがある医療機関では、いくら導入したくてもできません。製薬企業、CRO、臨床検査会社といったライフサイエンス企業だけが取り入れたところで、文書の電子化が進むことはありません。結局、コストがかかりすぎるために課題は残ったまま。このままではいけないと、ずっと感じていました。

――日本企業から米国企業に移って、日本支社の代表を約4年間つとめられたあと、アガサを設立されていいますね。

鎌倉 この米国企業のシステムの導入コストは5000万円ほど。数億円から大幅に下がりました。でも、まだ高いな、と感じていました。外資系なので日本市場でのサポート体制も手薄で、顧客満足度を高められないことも危惧していました。ちょうどその間に、クラウドサービスが普及しはじめていて、この技術を活用すれば、より多くの医療機関やライフサイエンス企業につかっていただける価格でシステムを提供できるのではないかと、そう思ったのです。

【フルリモートで問題ない】

――なるほど。アガサ設立の背景にはクラウド技術の広まりがあったわけですね。立ち上げたのは何人のメンバーで?

鎌倉 前の会社で一緒にはたらいていた開発エンジニア3人に声をかけて、4人でスタートしました。

――それが2015年10月ですね。調べてみたら『Agatha(アガサ)』のサービス提供開始は2016年3月でした。開発期間がすごく短くて、驚きました。

鎌倉 優秀なエンジニアに声をかけましたから。どういったシステムをつくりたいか、お互いにあうんの呼吸でわかっていますし。おかげさまで、それまでならば数億円で提供していたような内容のシステムを、3人のエンジニアの手で、わずか半年で完成させることができました。

――『Agatha(アガサ)』の開発もリモートワークで?

鎌倉 ひとりは日本在住ですが、あとのふたりはフランス在住ですから、そうなりました。前の会社でもフルリモートのワークスタイルにしていたので、慣れていますし、まったく問題はありませんでした。

【女性がお仕事で自己実現を】

――社員が20名を超えた現在も、社員の方はフルリモートワークですね。男女比率が4対6と、女性が多く活躍されています。やはり女性が活躍しやすい仕組みも意識されているのでしょうか。

鎌倉 そうですね。社会に出た頃から、女性がお仕事を通じて自己実現できる、そういうサポートをしたい思いがありました。

――システム導入コンサルタントなど技術系のお仕事でも、女性が活躍されていますね。いろんな役割を果たす社員の方に対して、どんな活躍を期待されますか?

鎌倉 会社が毎年、前年比の何倍という成長を遂げているなか、インサイドセールス、フィールドセールスの方は、会社の発展に大きく貢献していただけるでしょう。お客様に価値を提供する役割に喜びを感じる人が多いと思いますので、その点で『Agatha(アガサ)』は自信を持っておすすめできます。システム導入コンサルタントの方は、お客様が漠然と描かれている導入のメリットを、きちんと現実のものにするために、欠かせない存在。システムに込められた思いお客様に届けて、喜んでいただける、そんな橋渡しをしていただけることを期待しています。カスタマーサクセスの方は、これから、部門を整えていく必要があるため、タフさが必要だと思いますが、重責を果たしていただける方には、きちんとふさわしいポストをご用意します。システム導入後のお客様対応を、すべてサポートサイドで受けきれるように業務改善にスキルを発揮して、組織固めをしていただけると助かります。バックオフィスも含めて、すべての部門で、すべての社員の方の活躍を頼りにしています。

――まだまだ、たくさんの仲間が必要だと、そうお考えでしょうか?

鎌倉 もちろんです。女性も活躍いただいてますが、男性社員ももちろん活躍しています。男女問わず、できるだけ多くの人に、この会社のことを知っていただいて、自分も活躍できそう、と、興味を持っていただければ、うれしいですね。

アガサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング