マネジメント体制強化の背景
2025年、ホライズンテクノロジーには新たに12名の仲間が加わりました。
会社を創業してから約3年で30名規模の組織へと成長しました。
組織としては、これまでの「1人ひとりでの価値発揮」から 「チームで協力して、より大きな成果を出す」フェーズへと大きく転換しつつあります。
人が増えることは可能性が広がるということ。同時に「一人ひとりが活躍できる環境をどうつくるか」「個人の成長と組織の成果をどう両立させていくか」という、新たな問いとも向き合うタイミングです。
この組織の成長を支え、価値を提供し続ける組織をつくるために「マネジメント体制の強化」を進めていきます。
第一回マネジメント研修:「マネジメントの難しさと価値」を知る
11月に、第1回マネジメント勉強会(希望者全員)を開催しました。
本研修は、「少しでもマネジメントに興味がある人」が気軽に参加できる場として企画し、理論にとどまらず、実際の現場で起こりうるリアルなジレンマをケーススタディとして体験しました。
グループでの対話を通じて、多様な視点や考え方に触れながら理解を深める時間となりました。
今回、全員を対象にマネジメント研修を行ったのは、AI時代において、マネジメントできる能力がこれからの時代に求められてくると考えているからです。
実際に体験することで、マネジメントの難しさだけでなく、その楽しさや価値に気づくきっかけになればという思いから、全員参加の研修として実施しました。
どんな内容だったの?
研修の冒頭では、「マネジメントとは何か?」を全員で再確認。
一般的な定義とホライズンテクノロジーが求めるマネジメントの違いを共有し、共通の土台づくりからスタートしました。
続いて、実際に起こりそうな職場のケースを題材に、マネジメントのジレンマを体感しました。参加者同士で意見を交わしながら、
「自分だったらどうする?」「相手の立場だったらどう感じる?」と、視点の違いに気づくきっかけとなりました。
ケーススタディの紹介(一部抜粋)
Case1:「成果重視がチームを壊す瞬間」
目標達成を最優先した結果、チームの雰囲気が悪化。メンバーの退職リスクが高まったケース。
参加者からは、こんな気づきが。
自分ができる=他人もできるという思い込みに気づいた
小さなサイン(MTGでの発言減・残業増)を見逃していた
価値観・スキル・働き方は人それぞれ。だからこそ“対話”が必要だった
Case2:「配慮が生む、機会損失」
メンバーの理想を尊重しすぎた結果、プロダクトのリリースが遅れ、事業機会を逸したケース。「任せる」と「放任」の違いについて、活発な議論が交わされました。
信頼して任せることと、責任を放棄することは全く違う
メンバーのやりたいことと事業の要求、両方を達成する方法を一緒に考えるべきだ
研修の最後では、「Goodマネジメント体験」の共有。自分がこれまで受けたGoodマネジメント」を共有する時間を設けました。
この研修を通じて、
「マネジメントって"人を動かすこと"だと思っていたけれど、人と一緒に考えることなんだと気づいた」
「難しさも感じたけど、誰かの成長を支えるって楽しそうだなと思えた」
といった声が寄せられました。
ホライズンテクノロジーにおけるマネジメントの定義
当社では、「マネジメント=組織成果と個人の自己実現の両立」と捉えています。
売上や利益だけでなく、社員一人ひとりの成長が組織を成長させ、最終的に社会への価値提供につながる。私たちはそんな好循環を目指しています。
そして2026年1月、新たなマネジメント体制へ
エンジニア部門に3名の新マネージャーが就任
VPoE(Vice President of Engineering)の新規就任
エンジニア組織全体の成長戦略を描き、技術的挑戦とキャリア形成の両立を支える体制を構築します。
「人」と「成果」、どちらも大切にしていく組織へ
ホライズンテクノロジーが目指すのは、ただ成果を追うだけの組織ではありません。
- メンバーのみんなが、もっと挑戦したくなるような会社にしたい。
- マネジメントに興味のあるメンバーが、チャレンジする機会をつくりたい。
- みんなと一緒に、働きやすい会社、働きがいのある会社を作っていきたい。
この思いを実現するカギを握るのが、「マネジメント」です。
人が育ち、チームが育ち、組織が育つ。
その循環を仕組みとして支えるのが、マネジメントの役割です。
私たちはこれからも、挑戦と成長を楽しみながら、
会社と一人ひとりが、ともに未来をつくる組織であり続けます。
【次回予告】
第二弾では、新マネージャー向けの研修についてレポート予定です。
どうぞお楽しみに!