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テレワークを始めたらどうなるか ~そのメリットとデメリット~

通勤ラッシュに揉まれ、それでも毎日電車に乗って出勤する。残業した日の帰宅の車内は酔っ払いの酒の匂いがする。それでも翌日は平常通りに出社して仕事をする。
そんな日常を過ごしていました。そんな日常が当たり前だと思っていました。ところが、そんな日常が突然終わりを告げました。2020年、新型コロナウイルスがまん延し、感染対策としてテレワーク(在宅勤務)が始まりました...

通勤は「痛勤」とも言われ、疲労、ストレスの元凶となり、体力を大きく消耗します。電車が遅れた日にはギュウギュウ詰めの車内で息もできなくなり、地獄のような状態となりますが、それでも出社していました。しかし、そんな「痛勤」から開放される日がやってきたのです。今では(2022年11月時点)ほぼ毎日がテレワークで、最近出社したのは半年以上前になります。
そんな私のテレワークライフを紹介します。

朝の散歩

<近所の河川敷の風景>

テレワークの朝は、仕事前に近所の河川敷を散歩しています。朝の散歩は気持ちが良いですし、天気の良い日は歩くだけで癒やされます。30分ほど散歩して家に帰るのが日課となっています。朝の散歩はセロトニンが活性化され、清々しい気分になりますので、集中力の高い仕事が期待できます。メンタルヘルス的にもストレスを受け流しやすくなる等の好影響があります。河川敷だと街中と違って人も少ないですし、車も通りませんので、朝の散歩には最適です。気分を変えるため、河川敷以外も散歩します。近所でも通常なら歩くことがない道があるかと思いますが、そんな道を歩くと新たな発見があって楽しいです。そういえば散歩中にGoogleストリートビューの撮影車に遭遇したこともありました(今現在、ストリートビューには反映されていないようですが)。

テレワークが続くと通勤がなくなる分、歩くことも少なくなり、生活リズムも崩れがちです。適度な有酸素運動とリズムを整えるという意味でも朝の散歩は今後も続けていきたいと思っています。

テレワーク開始

朝の散歩が終わると、少し休憩してから仕事を開始します。PCの電源を入れ、職場のネットワークに接続します。仕事の詳細は書けませんが、Zoomとビジネスチャットツールで、職場の仲間とコミュニケーションを取りながら仕事を進めています。

チームで仕事をしていますので、コミュニケーションは重要です。Zoomは常時、繋ぎっぱなしにして、チーム全員が参加します。Zoomにはブレイクアウトルームという小部屋機能がありますので、必要に応じて関係者のみ部屋を移動して打ち合わせを行います。チーム全体の打ち合わせはメインルームで行います。Zoomは簡単に画面共有ができ、お互いのPC画面を確認し合いながら、打ち合わせを行うことができるのでとても重宝しています。

とはいえ、テレワークは対面と比べるとまだまだコミュニケーションに難があります。今後も上手に工夫しながら仕事を進めていこうと思っています。

自宅PC環境

<私のPC環境>
テレワークでの生産性を高めるためには、自宅 PC 環境が重要です。ここでは、私の自宅PC環境を紹介します。

PCモニター

職場はシングルモニターですが、自宅はマルチモニターにしました。27インチ2台の構成です。横並びにするとかなり大きい画面で作業することができます。例えば設計書やコーディングルールを確認しながらコーディングをするというような、複数のINPUT資料を参照しながら、同時にOUTPUT資料の作成ができますので、効率的に作業を進めることができます。更にモニターアームの活用によって、目の高さに画面を合わせることができますし、縦長画面への変更も可能です。縦置画面にすると、縦長資料の査読、コーディングに便利です。またモニター下のスペースにスマートホンを置いたり、キーボードを収納することもできます。
年齢的に視力が衰えてきていますので、27インチの大きさは見やすいです。2K27インチのモニターはVESA規格対応であっても2万円程度で購入できるので、一昔前と比べるとかなり安くなったものだと思います。

Zoom対応

テレワークが始まったばかりの頃はヘッドセットを使っていましたが、今はマイク付きWebカメラとスピーカーで対応しています。ヘッドセットはコードが邪魔になるのと、夏は暑苦しく耳への圧迫感もあったので、スピーカーを導入しました。実はモニターはスピーカー内蔵ですが、音量音質の面でZoomでの会話が聞き取りにくいという問題がありましたので、廉価なものを導入しました。廉価なので、高音質で音楽を楽しむには不十分ですが、Zoom上は問題ありません。

キーボード、マウス

キーボード、マウスはワイヤレスにしています。ワイヤレスマウスは以前からあったのですが、従来のものより軽量で持ちやすい8ボタンマウスを購入しました。8ボタンは自由にカスタマイズできます。例えばマウスでボリュームコントロールすることができるので、発言者によってマイク音量の異なるZoomでは重宝しています。

机と椅子

机は以前からあるもので、横幅180cm奥行80cmとかなり大きめのものを使っています。但し、10年以上前に購入した古いものなので、若干ガタが来ています。マルチモニター導入の際は、机上の余計なものを整理しましたので、今はスッキリしています。
椅子は新たに購入しました。ゲーミングチェア程の高価な椅子ではありませんが、以前の椅子よりはグレードアップさせました。

PC本体

PC環境と言いつつ、肝心のPC本体の写真がありませんね。これは机の脇に設置しているからです。タワー型なので、机上に置くと邪魔になってしまいます。PC本体はテレワーク前からのPCを継続して使用していますが、職場環境にネットワーク接続して仕事を行うため、スペックはほとんど影響しません。4年前に購入したWindows10のPCを使っていますが、そろそろWindows11機に買い替えようかと思っています。

テレワークの魅力

テレワークは、何と言っても通勤しなくて済むというのが最大の魅力です。通勤した場合、時間ロス、疲労、ストレス、新型コロナ感染リスクなどデメリットが大きいです。例えば、通勤による時間ロスがなくなれば、その時間を自由に使うことができます。日常的に睡眠不足であれば、睡眠時間に当てることもできるわけです。スーツに着替える必要もないため、リラックスした格好で仕事ができるのもポイントです。私の場合、夏場はTシャツ短パンで仕事をしています。また自宅環境で仕事ができるので、マルチモニターにする等、自分好みの作業環境整備も可能です。
なおアイネでは、一日300円のテレワーク手当が支給されますので、冷暖房の電気代その他に当てることができます。

一方でデメリットもあります。
よく言われることは、メンバー間のコミュニケーション不足です。ソフトウェア開発はチームで取り組みますので、進捗確認、仕様確認、メンバーへの教育、指導など、多くのコミュニケーションが必要です。チャットとZoomを活用して対応していますが、対面コミュニケーションには敵いません。積極的に雑談を取り入れると良いという話をよく聞きますので、雑談でコミュニケーション活性化を図っています。
それから、緊張感の持続という問題があります。職場では良くも悪くも常に相互監視の状況ですので、一定の緊張感を保つことができます。自宅の場合、緊張感の持続は難しくなりますが、メリハリを付けて仕事に取り組むようにしています。
またプロジェクトの立場で考えると、情報セキュリティの問題が指摘されます。世間のテレワークでは情報漏えいインシデントも発生していることもあり、テレワークを導入していない現場も多くあります。こうした問題に対応するため、アイネでは情報セキュリティ教育、対策にしっかりと取り組んでいます。

最後に

新型コロナがきっかけで始まったテレワークですが、当初は慣れない環境による違和感が大きかったことが思い出されます。デメリットもありますが、メリットの方が大きいので、今後も続けたいと思っています。
テレワークは、会社にとってもオフィスの省スペース化というメリットがありますので、新型コロナが収束しても、テレワークの流れは続くのではないでしょうか。

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