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【社員紹介】SIerエンジニアがSESエンジニアへ転身した話

アイネの渡邊と申します。
私はかつてSIer企業でシステムエンジニアとして働いていましたが、今現在はSES企業で働いています。SIerからSES企業に移ってどうであったのか、両者の違いは何か、SESエンジニアとして今現在どのような仕事をしているのか等、自己紹介を兼ねて書いてみたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。

所属:金融システムイノベーショングループ
役職:チーフエンジニア
氏名:渡邊 充

--- SIerからSESへ

私は大学を卒業して、新卒でSIer企業に就職しました。
SIer時代は、プロジェクトリーダーとしてユーザ、他ベンダー、社内関連部署、協力会社など多くのステークホルダーとの調整、要件とりまとめ、スケジュール管理などを行い、システム開発のプロジェクトを推進していました。ソフトウェアだけでなく、ハードウェア、その他関連装置にまで及びシステム全体の品質を保証し、かつ納期通りに商用稼働させなくてはいけない重責は大変なことも多かったですが、やりがいもありました。そんなSIer時代でしたが、私にとってかなりの高ストレスだったようで、体調不良になってしまい、結局SIer企業を退職しました。このような流れでしたので、同様なSIer企業に転職する気にもなれず、SES企業に転職することにしました。
そうした経緯でSESエンジニアとして、客先常駐でソフトウェア開発に携わるようになりました。SIer時代は上流工程や管理面の業務が多かったですが、詳細設計やプログラミングに携わることが多くなり、これはこれで新鮮でした。SESエンジニアになってからは、いくつかの現場(客先)で開発を経験することができました。短い現場だと2ヶ月程度ですが、長期の現場もあり、今の現場は既に約7年ほど続いています。現場には他社のSESエンジニアも多くいましたが、スキルの高い人も多かったように思います。そんなエンジニアに刺激をもらいながら、私自身も技術力を向上させることができたと思っています。
SESは「案件ガチャ」という批判もありますが、私自身はそのようなことを感じたことはありませんでした。現場に不満を持ちプロジェクトの途中で去っていくSESエンジニアもいました。私自身はそうしたことをしませんでしたが、参画プロジェクトを途中で抜けることができるというSESの特長を感じました。SIerエンジニアだったら途中で簡単に抜けることはできません。
ところでSESエンジニアとして働いていると、会社への帰属意識が低くなるという話もありますが、個人的にはむしろ逆になっています。そもそも、私はアイネ起業時に就業作成、給与体系設計、ドメイン取得、メンバー全員のメールアドレス作成などを行いましたので、「自分の会社」感は強いです。株主にもなりましたので、株主総会では社長に意見することもありますし、むしろ帰属意識は高くなっています。

と良かったことを並べてみましたが、SESエンジニアになってみてデメリットがなかったわけではありません。一番のデメリットは給料が安くなったということです。SIerが成果物に責任を持つ(瑕疵担保責任)のに対して、SESは適切な業務に責任を持ちます(善管注意義務)。当然、責任が軽くなりますので、ビジネスモデル的に仕方がないことだと思います。但し、ストレスは確実に軽減しましたので、この選択は正解だったと思っています。

--- 今している仕事は

現在は証券会社フロントシステムのエンハンス開発を担当しています。

証券会社フロントシステムとは、証券会社のお客様がインターネットを通じて金融商品取引を行うためのシステムです。その中で、証券会社担当者様との打ち合わせ、要件定義の解析、スケジュール管理を行いながら、基本設計、詳細設計、プログラミング、試験などプロジェクトの全フェーズに携わっています。特に力を入れているのは、品質管理です。1円の誤差も許されないシステムなので、WBSで定義したプロセスを厳守しながら、一つ一つの作業を確実にして開発を進めています。機能要件はもちろん、非機能要件も重要になりますので、上流工程では徹底したレビューを行い、下流工程での手戻りを発生させないようにしています。そのために、金融分野の業務知識はもちろんのこと、アーキテクト技術、ネットワーク技術、データベース技術の向上は欠かせません。
楽な仕事ではありませんが、その分、やりがいも感じています。自分が携わったプロジェクトがSNS等で高評価されていると、嬉しく思うことも多々あります。

--- チャレンジしたいこと

ステークホルダーを幸せにしたいです。

金融知識を拡大し、最新の金融テクノロジーを吸収することで、金融SEとして更なるスキルアップを目指したいと思っています。顧客を含めたすべてのステークホルダーに満足頂けるような開発を目指しています。開発現場ではリーダーの立場でEVMによるマネジメントを行っていますが、更なるマネジメント能力の向上も図りたいです。

--- アイネはどんな会社か

仕事、勉強、遊び、何でもチャレンジできる会社です。

アイネは社員一人一人をとても大切にする会社だと感じています。アットホームでチームワークが良く、ずっと楽しく働ける会社だと思います。社員一人一人は顧客から高い信頼を得ており、とても勉強家で、資格取得にも熱心です。技術力だけでなく、コミュニケーション能力も持ち合わせたメンバーの集団です。
アイネには有給休暇以外にも夏季休暇、冬季休暇の制度があり、また台風等で出社できなかった場合は特別休暇になる等、有給休暇を最大限利用できる制度になっています。資格取得祝い金制度もありますので、仕事、勉強、遊びと何にでも挑戦できる会社です。

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