100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
今日も複業メディア「ウィズパラ」で取り上げたテーマ「お金や社会的なステータスなんて二の次・・・Z世代に刺さる「ライフスタイル起業家」のススメ」の記事について紹介していきます。(元記事:https://wizpara.com/3045/)
皆さん、「ライフスタイル起業家」という働き方、仕事の始め方が注目されていることはご存じでしょうか?
「ライフスタイル起業家」とは簡単に言うと金銭的利益の最大化ではなく、自身の趣味、価値観、家族との時間など、理想の生活(ライフスタイル)を最優先にするビジネススタイルの起業家です。
とくに令和のZ世代は、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視し、多様な価値観を尊重、サステナビリティや社会貢献、そして安定した生活を好む現実主義的な特徴ですので、この「ライフスタイル起業家」という働き方・起業の仕方が注目されているようです。
まさに昭和時代のロールモデル的な働き方・価値観が完全に終焉を迎えたことを示しているように感じます。
それでは、今回はこの「ライフスタイル起業家」について深掘っていきたいと思います。
お金?成功?そんなものより理想の生き方を追求する「ライフスタイル起業家」とは
「ライフスタイル起業家」の目的
ライフスタイル起業家の主な目的は、経済的な利益最大化よりも、自身の価値観や情熱に基づいた「理想の生活・働き方の実現」です。
仕事の満足度、時間・場所の自由、家族との時間を重視し、低リスクで「そこそこに稼ぐ」ことを通じて、ごきげんなライフスタイルを維持・追求します。
具体的には以下の要素が目的となります。
「好き」を仕事にする(内発的動機): 趣味や情熱、専門スキルを活かした事業を通じてやりがいを得ること。
ワークライフバランスの充実: 家族との時間やプライベートな時間を優先し、生活の質を高める。
自由な働き方と場所の選択: 拘束されず、テレワークや小規模ビジネスなど柔軟なスタイルで働く。
持続可能性と低リスク: 大規模な資金調達や従業員雇用を行わず、借金などのリスクを避けて細く長く続ける。
自己実現とQOL向上: 仕事を通じて精神的なゆとりを得て、ごきげんに生きる。
このように、ライフスタイル起業家は、利益を追求して上場を目指すスタートアップとは対照的に、個人が心地よさを感じながら「自分の人生を取り戻す」ことを目的としています。
「ライフスタイル起業家」の規模
ライフスタイル起業家は、金銭的利益の最大化ではなく、自身の生活の質(WLB)、楽しさ、持続可能性を優先するスモールビジネス形態です。
少人数やフリーランス、低資本で運営されることが多く、地域密着型や趣味・特技を活かした業種で安定収入を確保する小規模な事業規模が特徴です。
「ライフスタイル起業家」の資金・リスク
「ライフスタイル起業家」とは、金銭的な最大利益の追求よりも、自分自身や家族が選んだライフスタイル(自由な時間、場所、仕事のやり方など)を楽しむことに重きを置き、そのための資金を事業から確保する起業家を指します。
彼らの資金・リスクの特徴は以下の通りです。
1. 資金・資金調達
ライフスタイル起業は、急成長や大規模投資を目的としないため、資金計画は「低コスト・低リスク」が基本です。
自己資金(ブートストラップ): 自身の貯蓄を元手に、最小限の投資で事業を開始するスタイルが主流です。
資金不要・少額起業: 在庫を抱えず、スキルを活かしたコンサルティング、IT業、デザイン業務などは、パソコン1台で始められるため、初期費用がほとんどかかりません。
2. リスク・課題
自由なライフスタイルを得る一方で、特有のビジネスリスクを抱えます。
不安定な収入・資金繰り: 黒字化までに3〜5年かかることもあり、初めのうちは収入が不安定になるリスクがあります。安定的な生活設計が必要です。
事業の成長限界と競争: 「自由な時間」を優先するため、労働集約的になりやすく、大幅な成長やスケールアップが難しい傾向があります。
健康・メンタルの課題: 1人社長であることが多く、心身の不調や、孤独感が経営に直結します。
準備不足と計画の甘さ: シニア起業や初心者によくある「勢いだけの起業」により、資金繰りに行き詰まるケースがあります。
家族の理解不足: 家族との時間を大切にしたいという動機であっても、起業直後は忙しくなり、結果として家族の理解を得られないリスクがあります。
3. リスクヘッジの手段
週末起業・副業から開始: いきなり会社を辞めず、今の収入を維持しながらリスクを下げて始める「週末起業」が有効な手段です。
専門家やツールの活用: 小さな経営では、固定費の管理や、専門家の活用、デジタル・インターネット集客を賢く利用して無駄な費用を抑えることが重要です。
ライフスタイル起業家は、リスクを最小限に抑えつつ、自身が幸福感を感じる生活とビジネスのバランス(ワークライフバランス)を追求する姿が特徴です。
「ライフスタイル起業家」の働き方
ライフスタイル起業家は、金銭的利益の最大化ではなく、健康・家族・趣味との調和を優先し、自分の好きなことや知識を活かして小規模かつ低リスクで働くスタイルです。週3日勤務やノマドワークなど、自身のライフスタイルに合わせた時間と場所の管理を徹底し、「仕事」と「遊び」の区別をつけないのが特徴です。
●「好き」をビジネスにする: 趣味や特技、知識(レクリエーション、農業、コーチングなど)をサービス化し、楽しみながら働く。
●低コスト・低リスク: 大きな初期投資をせず、空き家活用やSNSなどのスモールスタートで、失敗のリスクを減らす。
●場所と時間の自由: リモートワークを活用し、自宅や海外など好きな場所で働く。
●時間・場所の制約を受けない: 「何人以上生徒がいないと倒産」といったプレッシャーの少ない、安定感のある運営。
●競争より協力を重視: 自身のネットワークを重視し、ニッチなサービスで顧客に直接貢献する。
「ライフスタイル起業家」のメリットと生活のスタイル
●高いQOL(生活の質): 健康と幸福感を最優先し、家族や趣味の時間を充実させる。
●「ちょっと稼ぐ」を実現: 副業や小規模事業として、会社や国の都合に振り回されずに生きる力を獲得する。
●持続可能性: 精神的・身体的に健康を維持しやすい。
ライフスタイル起業は、現代のデジタル環境(SNSやオンラインプラットフォーム)を活用し、生活の充実(ライフスタイル)と収入を両立させる、新しい起業の形態です。
なぜ今、お金や成功を目指すより生活リズムを優先する「ライフスタイル起業」に注目が集まるのか?
お金や成功を手に入れる過程で失うものの大きさに気づいた
今のZ世代は、社会的なステータスやお金よりも、自分が自由に不条理なく生活を送れることを非常に重視している傾向があります。
またお金を追い求めるにしても非常に効率を重視し少しでもイメージと違う場合は躊躇なく辞めたり転職する傾向が強いようです。
昭和世代の人たちから見ると、なんて堪え性の無いしょうもない子たちだと辟易する人もいるかもしれませんが、自分としては非常に賢く達観している世代だと感心します。
昔の会社組織は確かに忠誠を誓って長年苦労すれば、それに見合う保障を享受できる体制が整っているという印象がありました。
しかし今の会社では、終身雇用や退職金、何かあった時の手厚い保障を期待するのが難しくなってきています。
そうなればなぜ理不尽な目に遭ってまで会社や上司に忠誠を尽くさなければならないのでしょうか?
じぶんの身はじぶんで守るという当たり前のものに気づいたと言えるかと思います。
またお金や社会的ステータスよりも、じぶんの生活リズムや自由の時間に価値を置く人が増えてきたと言えます。
お金や成功を手に入れたところで必ずしも幸せになれないことに気づいた
お金や成功、社会的ステータスを目指してガムシャラに働くことは、今までの昭和型社会での幸せのロールモデルとなってきました。
しかし、それも完全に時代遅れとなってきています。
価値観は多様化し、じぶんの自由な時間の犠牲や身体的・精神的健康の阻害に耐えてまで働くなどナンセンスという認識が広まってきたと言えます。
これは国家を運営する側としては不都合かもしれませんが、自分視点で見れば、これは社会の成熟を意味していると考えています。
大事なのは未来ではなく「今」であることに気づいた
老後2,000万円問題ではありませんが、国やメディアはしきりに将来に対する不安を煽りたがるものです。
将来の不安から、じぶんのやりたいことや自由な時間、健康を多少犠牲にしてでもお金を稼ぎきっておこうという力が働きます。
しかし、最近は「今」が大切であるということに気づく人も増えており、お金に執着して「今」を犠牲にせず、今本当にやりたいことや理想の働き方の実践、理想のライフスタイルの確立に動き出す人が増えてきています。
価値観が多様化し皆が倣うべきロールモデルが崩壊した
24時間働けますか?といういかにも昭和っぽいスローガン・キャッチコピーが昔流行りましたが、激務が報われた時代はもはやとうの昔に終焉を迎えたと言わざるをえません。
終身雇用・年功序列はたしかに日本を代表する働き方・起業モデルとして一時成功をおさめました。
しかし、今や時代は変わり、その旧態依然とした働き方がむしろ日本を停滞させる要因となっているように見えます。
それは国や会社というグローバルの視点だけではなく、個人の人生に視点を当ててみても、あまり健全とは言えないでしょう。
もはや、こう働いておけば将来安泰というロールモデルがなくなってしまったのです。
時代の変化が激しすぎることの無常観・虚無感の強まり
昔は手に職をつければ一生食べていけるというスキルや職業がたしかに存在していました。
しかしテクノロジーの進歩が加速しており、身に付けたスキルや知識が一瞬で無用の長物に変わってしまいます。
昔はブルーカラー、工場などの労働者がロボットに代替されると言われてきましたが、昨今では以前は安泰と言われていたホワイトカラーがAIに職を奪われている状況です。
学生時代から専門的な知識を身に付けるためにあくせく勉強した挙句、一瞬で無意味と化す時代・・・。
虚無感・無常観に苛まれるのも無理のない話です。
少し先の未来ですら不確かなわけですから、成功やお金はとりあえず二の次で、限られた条件の中でも今すぐに理想のライフスタイルを確立しようという流れになってきています。
「ライフスタイル起業家」の一例
拠点を固定しない「デジタル・ノマド型」
特定のオフィスを持たず、旅をしながら、あるいは気に入った土地を転々としながら仕事をするスタイルです。
事例: フリーランスのエンジニアやライターが、自分のWebメディアやマイクロSaaS(少人数で運営するWebサービス)を構築。
働き方の特徴: ネット環境さえあればどこでも働ける仕組みを作り、季節やその時の気分(縁)に従って滞在場所を変える。
ライフスタイル優先度: 「場所の自由」が最優先。
好きを極める「専門特化・スモールビジネス型」
自分の趣味や深い知識をベースに、あえて規模を大きくせず、手の届く範囲で顧客と交流するスタイルです。
事例: 自宅のガレージを改装した週3日営業のコーヒー焙煎所や、特定のニッチな趣味(例:ヴィンテージ時計の修理、珍しい多肉植物の販売)に特化したオンラインショップ。
働き方の特徴: 大量生産・大量販売を目指さず、自分が納得できる品質とペースを維持する。
ライフスタイル優先度: 「こだわり・納得感」が最優先。
労働時間を最小化する「コンテンツ・自動化型」
自分の知識やスキルをコンテンツ化し、自分が動かなくても収益が発生する仕組みを重視するスタイルです。
事例: オンラインコースの販売、電子書籍の出版、あるいは特定の分野に特化したアフィリエイトサイトの運営。
働き方の特徴: 最初に仕組みを作る労力はかかるが、完成後はメンテナンス程度で済むように設計する。
ライフスタイル優先度: 「時間の自由(余暇)」が最優先。
地方移住と組み合わせた「半農半X型」
生活コストの低い地方に移住し、自給自足的な生活を送りながら、最低限必要な現金収入をビジネスで得るスタイルです。
事例: 地方で小さな古民家カフェを営みつつ、リモートでコンサルティング業務を行う。
働き方の特徴: 稼ぐことよりも、自然のリズムに合わせた生活を送ることに重きを置く。
ライフスタイル優先度: 「自然との調和・安らぎ」が最優先。
「ライフスタイル起業家」の鉄則
・収入は一定ラインで止める
・自動化・外注を徹底
・家賃など固定費を極力抑える
・ストレスがかかるかかからないかで仕事を選ぶ
・投資を受けない
・採用を増やさない
・成長率より「気持ちよく働けるか」を優先
・SNSでバズを追求しない、フォロワー数も追わない
・複数の収入源を持つ
・いつでも撤退・廃業させることができるようにする
まとめ
昭和から平成、令和に時代が移ろっていくにつれ価値観が遷移していくのは当たり前のことではありますが、昭和の時のようにひとつの会社に忠誠を尽くせば、あとは会社が何とかしてくれるという時代はとうの昔に終わっています。
石の上にも三年という言葉は死語で、今の若者はせっかく入った会社でも配属や上司が少しでもイメージと違えば簡単に退職・転職していきます。
じぶんはこの流れは悪い事だとは考えていません。
むしろようやく若者が本質を見据えるようになってきているのだと感じます。
お金や成功はあくまでただの手段・・・FIREするまでこの苦行は耐えられない。
であれば今すぐ理想のライフスタイルを実現できる働き方を選ぶのみ・・・。
それでも充分生きていける。他人の目を気にしなければ・・・。
皆さんはライフスタイル起業の流れ、どうお考えになりますか?