100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
今日も複業メディア「ウィズパラ」で取り上げたテーマ「自由を求めて脱サラしたのに・・・サラリーマンよりはるかに不自由な働き方になってしまうフリーランスの特徴」について紹介していきます。(元記事:https://wizpara.com/3075/)
じぶんはいわゆるFラン大学を卒業した後、今のご時世ではありえないほどのブラック企業を渡り歩いてきました。
ちなみに給料が低いというよりは、ただただ自分に自由がないというブラックさです。
しかし自分が選んでたどり着いた道、世間や社会を恨むことなく自分の浅はかさを恨んできました。
だからこそ当時、あまりメジャーでなかった「フリーランス」という働き方に一歩踏み出すことができました。
当時はただただ自由を求めていました。お金のことは二の次でした。
フリーランスになってからも多くの苦行のオンパレードでしたが、何より自由という1点においては死守できていました。
ですので、フリーランスになれた自分の人生を今では肯定できますし、これまでのすべてに感謝できます。
ブラック企業に人生の多くを搾取されている人たちにもフリーランスをお勧めしたいと心から思っていますが・・・残念ながらフリーランスになっただけでは自由は手に入りません。
手に入らないどころか、ブラック企業勤めのサラリーマン以上に不自由な状況に追い込まれてしまうフリーランスも後を絶ちません。
それは何故なのか・・?
答えは多くの罠が待ち受けているからです。
フリーランスになるということはゴールではなく、あくまでもスタートです。
今日はサラリーマンよりはるかに不自由な働き方になってしまうフリーランスの特徴と、不自由を回避するアクションについて紹介していきます。
奴隷のような不自由さに苦しむフリーランスの特徴
独立した瞬間に「自由」が手に入るわけではありません。
むしろ、自分自身で防衛線を張らなければ、環境は会社員時代よりも過酷になります。
じぶんもフリーランスになってからはるかに幸福度が上がりましたが、、ブラック企業がひどすぎただけでフリーランスになってからも不自由や不条理から無縁になったわけではありません。
しかしそれらは自分に知恵と経験が備わっていれば回避できたものばかりでした。
それでは不自由なフリーランスに共通する負のパターンを見ていきましょう。
搾取したがるクライアントとの仕事に明け暮れる
最も典型的なパターンは、対等なビジネスパートナーではなく「何でも言うことを聞く便利な下請け」として扱ってくるクライアントに捕まることです。
無理な納期、度重なる無償の修正、深夜の連絡・・。
断れば次がないという恐怖心から、搾取を許容し続けることで、自分の時間はみるみる溶けていきます。
このようなクライアントに捕まるという事は、自分自身に原因があります。
決して運が悪いと片づけないほうが良いです。
情報弱者で仕事を獲るのが苦手なフリーランスは、悪徳なクライアントから搾取されやすい構造になります。
常駐案件で不自由な職場での仕事に従事する
「週5日、9時〜18時で客先常駐」という働き方は、実態として会社員と何ら変わりません。
むしろ、福利厚生やボーナス、社会保険の会社負担がない分、会社員より条件が悪化しているケースも多々あります。
場所と時間に縛られることでフリーランス最大のメリットである「場所の自由」「時間の自由」「方法の自由」「働く相手を選ぶ自由」を自ら手放してしまっている状態です。
常駐案件が安定して継続収入を得られる側面はわかります。
しかしそれを求めるのであれば、サラリーマンの方が幾倍かマシです。
せっかくフリーランスを選択したのであれば、雇われの身と大差のない常駐案件ではなく自由を担保した形でのビジネスを模索しましょう。
内容をよく確認せず不利で理不尽な契約を履行してしまう
「契約書は相手が出してきたものに印鑑を押すだけ」という姿勢は、フリーランスにとって致命傷になります。
損害賠償の範囲が無制限だったり、著作権が一方的に奪われたり、支払サイトが異常に長かったりと、自分を縛り付ける鎖を自ら首に巻いてしまうのです。
まずフリーランスで活動する以上、契約書の内容は隅まで目を通し、必ずすべて理解した上で仕事はひき受けるようにしましょう。
もし法律的な知識がなく判断できない場合は、AIに条件が対等で妥当な内容か聞いてみても良いでしょう。
今であれば所属しているコミュニティの法律相談などで無料ないし安く相談に乗ってもらえる手段もあると思います。
単価を極端に低くしないと仕事が取れないため長時間労働となる
スキル不足や営業への不安から「安売り」に逃げると、待っているのは地獄です。
生活費を稼ぐために大量の案件をこなす必要があり、睡眠時間を削って働くことになります。
「働いても働いても楽にならない」という自転車操業は、精神を摩耗させ、スキルアップの時間すら奪います。
仕事量を増やす努力より、じぶんの作業単価を上げる努力をする方が健全という事です。
承認欲求から自分に過酷なルールを課すセルフブラック企業となる
皮肉なことに、最大の敵は自分自身であることも多いです。
「クライアントを待たせてはいけない」「休むのは悪だ」という強迫観念や、誰かに認められたいという欲求から、自分で自分を過重労働に追い込みます。
上司がいない代わりに、24時間監視する「自分という名の独裁者」に支配されている状態です。
数か月や1年・2年なら耐えられるかもしれませんが、ブラックな労働を自らに課した状況が続くのであれば、いつか必ず破綻するときが来ます。
金銭への価値を過大評価して健康や時間の価値を過小評価している
人間は通帳の数字が増えることには敏感でも、睡眠不足による集中力の低下や、友人と過ごす時間の消失には鈍感になりがちです。
健康を損なえば働けなくなり、自由な時間がなければ独立した意味がありません。
資産のポートフォリオを「お金」に偏らせすぎた結果、人生の質そのものを損なっています。
特に若い時には気づけないのも無理ありませんが、年配になってから必ず後悔するのが働きすぎによる健康や有意義な時間の毀損です。
フリーランスが不自由を回避するための鉄の掟
「不自由なフリーランス」から脱却し、真の自由を勝ち取るためには、感情ではなく「ルール」で動く必要があります。
感情に身を任せていても、合理的な判断ができないということが多いという事です。
クライアント(会社自体・担当個人)が誠実かどうか徹底的に精査してから仕事を請ける
仕事を選ぶ権利は自分にあります。
契約前に、相手のレスポンスの速さ、言葉遣い、こちらの専門性を尊重しているかを鋭く観察しましょう。
「少しでも違和感がある相手とは組まない」という徹底したスクリーニングこそが、最大の防御です。
今月・来月の生活費も無い状況であれば目の前の仕事に飛びつかざるを得ない状況となり、悪質なクライアントに捕まるリスクが高くなります。
逆説的ですが、良い仕事をするためには、まず豊かになる必要があるという事です。
フリーランスとして独立する前に潤沢な準備資金を用意しておくなどで心の余裕は確保しておいた方が良さそうです。
常駐案件は避け、働く場所や時間、作業の方法などに裁量のある仕事のみを請ける
フリーランスの本質は「裁量権」にあります。
「裁量権」の高さこそが「幸福度」の高さに直結しています。
成果物に対して責任を持つ代わりに、プロセスは自分の管理下に置く。
この境界線を守るために、リモートワークや柔軟な稼働時間を前提とした案件を優先的に選び、安易に「拘束」を受け入れない姿勢が重要です。
契約、とくに大型の契約はじぶんが不利にならないよう第三者の助言をもらう
契約書は「最悪の事態」を想定して交わすものです。
自分一人で判断せず、顧問弁護士やリーガルチェックサービス、あるいは経験豊富な先輩フリーランスなどの知恵を借りましょう。
不利な条項を修正交渉する勇気が、将来の自分を救います。
単価を安くしない・・・安くしないと仕事が取れないならフリーランスを一旦退却も覚悟する
安売りは市場全体の価値を下げるだけでなく、自分自身の首を絞める行為です。
「この単価以下では請けない」というラインを死守しましょう。
もしそれで仕事が全く取れないのであれば、今は独立のタイミングではなかったと判断し、一度会社員に戻ってスキルを磨き直す勇気も、長期的な自由のためには必要です。
見積もり金額(作業単価)を上げたら仕事が無くなるのでないかという不安はわかります。
実際問題、多少は減ると思います。
しかし金額が上がっているのでトータルの売り上げや利益は意外と変わらないものです。
それどころか時間が浮くので、その分、時間を有意義なことに変換すればむしろメリットは大きいといえるでしょう。
セルフブラック企業対策を徹底する
自分の労働環境を客観的に管理しましょう。
「20時以降はPCを開かない」「土日は完全にオフにする」といったルールを明文化し、それを遵守します。
自分が自分の一番の理解者であり、一番優しい上司であるべきです。
鬱など精神的につぶれてしまう人の特徴は、周囲の環境が厳しいのはもちろんですが、それを鵜呑みにして自分自身を責めてしまう人と感じます。
じぶんだけはじぶんを守る人でいつづけてください。
「自由な時間」や「健康」の価値を再評価する
お金は後から稼げますが、失った時間は戻りません。
週に一度は「何もしない時間」をカレンダーに確保し、定期的な運動や検診をタスクに組み込みましょう。
「自由であるために、あえて稼がない時間を作る」という決断こそが、フリーランスの真髄です。
フリーランスになるのはゴールではありません、フリーランスになってからようやく自由を守る戦いが始まるわけです。