1
/
5

寝たきり高齢者旅行記②

朝、自宅へお迎えに行った。すでにヘルパーさんが万全に準備をしてくれていてバッチリ。北国は寒いだろうと帽子もかぶせてもらい、いざ伊丹空港へ出発!!京都から伊丹空港へは高速道路経由で約1時間。電車だと乗り換えも多いので、車の方が早い。スイスイっと空港へ到着し、空港駐車場に駐車。だが、結構混んでいて停めるのに苦労した。予約もあったので予約しとけばよかったかもと。

まずはチェックイン。健常者は出発の30分前までに集合。車いすの方は専用カウンターに60分前までに集合。なんで専用カウンターに行かないと手続き出来ないのか謎だったのですが、行けば理由はわかりました。乗ってきた車椅子はカウンターで乗り換え。空港内専用の車椅子に乗り換えます。最初、手荷物検査の金属探知機なのか?と思っていましたが、やってきた車椅子は金属製。?と思っていましたが、手荷物検査の時もこの車椅子でOKでした。特別レーンなのかと思っていましたが、一般の方と同じレーン。ただ、係の方が丁寧にエスコートして頂き、普通以上にスムーズに手荷物検査を受けました。

その後は、青森行きの飛行機は小型のため、乗り口が一般の方と違うとのこと。専用入り口に30分前に来て下さい。とのこと。お昼の時間でもあったので空港待合でおひるごはんを。本人さんにも食べますか?って聞いたんですが、飛行機に乗るのは初めてらしく、緊張の面持ち。食べないと言う。まあ、無理に食べなくてもと、断りを得てうちらだけラーメンを食べました。


専用入り口に着くと、アテンドの航空会社の職員さんが待っていてくれました。もう少しでご案内しますね。ゆっくりしていると、無線でやり取りをされており、お待たせしました。案内され通路を進むと

バスに乗って下さい。スロープをかけて空港バスへ!乗客はうちらだけの専用バス!!こんな一人の為にここまでしてくれるんだ!と驚き。バスは発車し、飛行機近くまで運んでくれました。まずは介護者が徒歩で搭乗。その後、専用の昇降機を持ってきていただきそれで乗るらしい。その機材を運んでこられるのも2人がかり。そこで、車椅子の大きな車輪を外され横幅がコンパクトに。飛行機の通路って狭いみたいでそれで乗るらしい。電動で昇降し機内へ。機内では車椅子から座席に乗り換え。ここは職員さんやCAさんも慣れておられないみたいで四苦八苦。そりゃそうですが。私の方が専門なのでお手伝いしました。

飛行機は一番最初に乗って、一番最後に降りるらしい。なので青森空港に着いたら他のお客さんに先に降りてもらい、最後に案内するとのこと。

いよいよ離陸!今までに見たことないような緊張の面持ちで離陸。飛行機はめったに落ちる事なんてないんですが、緊張なんでしょうね。緊張のためか声をかけても全然返事もしません。大阪の景色を見ながらいざ青森へ!

特定非営利活動法人きらっとでは一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング