初めに
おはようございます、Honjo state広報担当です。新企画『メンバーの思考深掘り』では、stateメンバーが日頃どんなことにアンテナを張り、どのように深掘りし、そこから何を学び、事業やお客様への提案に活かそうとしているのか、その思考プロセスに迫ります。
記念すべき第1回は、私自身の『最近気になる〇〇』として、『アバターコミュニケーションの活用性』を深掘り。大学院時代にVTuber研究をしていたこともあり、アバターを介したコミュニケーションには強い関心があります。AIアバターの窓口業務や万博での活用など、エンタメ以外の領域でも広がりを見せていますね。皆さんは『アバター』と聞いて、どんなイメージを持ちますか?その可能性を一緒に探り、『普段のどんなことにも興味を持って調べたいと考える心持ち』 がどのように新しい価値創造に繋がるのかを共有しましょう!
現在のアバター使用例と活用の背景
アバターはすでに身近なところで活躍しています。例えば、スマホショップや商業施設のAIアバター対応は、多言語対応や人材不足といった社会課題へのアプローチとして注目されます。個人的には、VTuberがリアル店舗で接客するサービス体験が印象的でした。リアルとバーチャルが一体となるこの体験は、単なるエンタメに留まらず、『顧客との新しい接点創造』という視点から、ビジネスへの応用可能性を強く感じさせます。
大学院時代には、心理カウンセリングへのアバター活用研究も行いました。これは、対面よりも気軽に相談できるという心理的ハードルの低さが、より多くの人が心のケアにアクセスできる未来を示唆しています。
こうしたアバター活用の背景には、コロナ禍での非接触ニーズの高まりや、メタバースへの関心があります。私たちは、アバターを単なる技術として捉えるのではなく、『人々のコミュニケーションの質を高める』『新しい社会のあり方をデザインする』という視点から、その可能性を深く探求しています。
アバターコミュニケーションに関して考える「自分の視点」
私がアバターコミュニケーションに強く惹かれるのは、アバターが単なる『分身』か『新しいジブン』か、その間のグラデーションにこそ、『人間関係の本質』を問い直すヒントが隠されていると感じるからです。配信経験やVTuber研究を通じ、『アバターでどこまで他者になりきれ、どこまで自分をさらけ出せるのか』という問いを深く探求してきました。この問いは、アバターを自己表現を拡張するメディアとして捉えるだけでなく、『個人の多様性を受け入れる社会』や『より誠実な関係性』の可能性を見出すきっかけを与えてくれます。
特に注目しているのは、アバターがもたらす『心理的距離のリセット効果』です。アバターを介することで、人は役割や外見から解放され、より本質的な内面に触れやすくなる。これは、組織における心理的安全性やメンタルヘルスケアにおいて、『対面ではないからこそ深く繋がれる』という新たな関係性の構築に繋がるのではないでしょうか。
さらに、アバターは性別、年齢、見た目といった身体からの解放を促します。これは、『人の内面や能力が真に評価される社会』への一歩となり得るはずです。もちろん倫理的配慮は不可欠ですが、私はこの技術が、外見に縛られない『本質的な対話』を可能にする未来を真剣に探求しています。
なぜ私がここまでアバターコミュニケーションを探求するのか。それは、『人と人が本当にわかり合うために、ホンモノの自分とは何か』という問いを、私自身が長年自問自答してきたからです。『男性らしさ』『普通』といった社会の常識を問い直す中で、アバターは、まだ誰も知らない『誠実な関係』のあり方、そして『個々人がより自由に自己表現できる社会』の可能性を提示してくれる。そんな仮説を持って、日々探求を続けています。
終わりに
今回の記事は、直接的な事業に結びつかないかもしれません。しかし、新しい技術やコミュニケーションへの強い探求心、そして社会変化を多角的に捉える独自のアンテナこそ、Honjo stateが大切にする価値観であり、お客様への新しい提案や『数多くの理想を形にする』という理念の源泉です。
Honjo stateでは、メンバーの多様な『気になる』が集まり、互いに刺激し合うことで、まだ見ぬ新しい価値が生まれると信じています。
この記事を読んで、アバターや新しいコミュニケーションに興味を持った方、あるいは『なぜだろう?』と日頃から疑問を持ち、『普段のどんなことにも興味を持って調べたいと考える心持ち』 を大切にしている方、そして『自分のアンテナを活かして新しい価値を生み出したい』という強い思いがある方は、ぜひ一度stateの門を叩いてみてください。
私たちは、あなたの『探求心』が、未来を創る大きな力になると確信しています。
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