こんにちは。TopEyesのエンジニアチームでマネージャーをしている青山です。
普段は開発組織の意思決定やチームづくり、開発プロセスの改善などに関わっています。
今回は、まだマネージャーでは無かった頃の私が考えた「マネージャーに求められるマインド」について書くことにしました。
少し抽象的な話も含まれますが、実際の開発現場の意思決定に直結する話でもあるので、気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
なぜこの話を考えたのか
私は以前の会社で、マネージャーに近い立ち位置で仕事をしていたことがありました。ある日、以下のような問いをCTOに投げかけてみたんです。
「青山がマネージャーになるとして、何が足りていないと思うか?」
その答えとして返ってきたのが「覚悟」という言葉でした。
そのときはあまりピンときませんでしたが、この言葉をきっかけに「覚悟とは何か」「マネージャーとは何か」を考えるようになったのです。
資本というワードで考えてみる
問いを整理する中で、自分の中に湧き出た言葉が「資本」というワードです。ここでは、「価値を継続的に生み出す仕組み」程度のイメージで捉えます。
エンジニアリングの文脈で言い換えると、
- プロダクト
- 開発組織
- 開発プロセス
こういったものすべてが、価値を生み続けるための「資本」だと考えます。
会社というものは、資本主義社会というルールの上に成り立っている「資本」です。この前提から外れることは、日本においてほとんど無いと思います。
従業員と経営者の違い
この視点で見ると、従業員と経営者の違いはシンプルです。
- 経営者は、資本をつくり、守り、大きくしていく責任を負う。
- 従業員は、その土台の上で価値を生み出していく責任を負う。
つまり、意思決定のときに「比較的粒度の小さい成果」を考えるのか、それとも「資本(≒継続的な価値)をどう育てるか」まで考えるのか。この視点を持つかどうかが、両者の違いとなります。
マネージャーに求められる「覚悟」とは
では、マネージャーに求められる「覚悟」とは何か。現時点で私の結論はこうです。
自分(が所属する組織)をより良い状態に近づける意志を持つこと
たとえば開発現場では、
- この施策は本当に価値を生むのか
- この設計は将来の変更に耐えられるのか
- このチーム体制でスケールするのか
といった問いに向き合う場面が多くあります。
これらに対して、
- 短期的に楽な選択をするのか
- 長期的に価値が積み上がる選択をするのか
この判断を「自分ごと」として引き受けること。
それが、自分の中では「覚悟」に近いものだと考えています。
実際にそういう人はいるのか
ここで言う「覚悟」を実際に体現している人がいます。
TopEyesの代表取締役である辻野は、もともと従業員としてキャリアをスタートし、経営層に軸足を移した人物です。
代表取締役になる前の辻野や、「覚悟」の言葉をくれたCTOの振る舞いを省みると、
- 必要であれば役割に関係なく手を動かす
- 状況が不確実でも意思決定を止めない
- 最終的な責任は自分が取る
といった特徴がありました。
その振る舞いは、結果として、会社に従事する従業員の安心感にも繋がっていると感じています。
これは資本創造の重要な要素の一つだと考えています。
経営者思考は「持つか持たないか」でしかない
ここで重要なのは、この思考は役職に依存しないという点です。
従業員でも、日々の小さな行動の中に経営者的な視点を持ち込むことはできます。
開発現場でも、
- 不要な会議が増えていないか
- 選択的な属人化か否か
といった点を見直すことも、組織全体の価値を高める思考です。
これが、従業員でありながら、経営者的に振る舞うこともできるということです。
最後に
TopEyesでは、まだまだ組織として発展途上の部分も多く、開発体制やプロセス、チームのあり方も含めて、日々試行錯誤しています。
だからこそ、
- 技術だけでなく組織にも向き合いたい人
- 「どう作るか」だけでなく「どう価値を生むか」に興味がある人
- チームやプロダクトを長期的に良くしていきたい人
このようなマインドの方にとっては、かなり面白い環境だと思っています。
私自身、こういった視点を持つことで、より妥当性の高い仕組み化の提案や議論ができるようになり、TopEyesで働くこと自体がより楽しいと感じるようになりました。
一方で、自分自身も従業員的な思考に引っ張られることは多く、それ自体が悪いことだとは思っていませんが、場面に応じてうまく切り替えできているか?という点で、まだまだ試行錯誤中です。
ただ、自身で完璧にはこなせなくとも「こうした考え方・捉え方がある」と示し、それを手にとってもらうことで、楽しく働ける人が増えたら良いなと思っています。
この記事をご覧いただき、少しでも「この環境ちょっと面白そうだな」「こういう考え方で開発してみたいな」と思っていただけたら、まずはカジュアルにお話しできると嬉しいです。
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