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マイクロサービスアーキテクチャの魅力とは?入社3年目のバックエンドエンジニアが夢中になる理由

こんにちは!CAM広報の田口です。

前回はCAMで採用されている開発スタイルについて解説記事を公開しました。今回は社内の新規サービスのほとんどで採用されている"マイクロアーキテクチャの魅力"について、開発の根幹をなすバックエンドエンジニアにインタビューをしてきました!


石川 諒(Akira Ishikawa)

2019年新卒入社のバックエンドエンジニア。

アーティストファンサイトやデジタル占いなど複数の開発を担当。現在は「Fensi」の共通基盤を活用したFensiプラットフォームの開発・運用に従事。社内では『石川プロ』という愛称で呼ばれるバックエンドエンジニアの若きエース!

ーーまずは入社してからのキャリアについて教えてください。

石川:バックエンドエンジニアとして入社して、最初の半年間はアイドル系メールサービスの運用を担当していました。そのあとにFensi(フェンシー)という様々な表現活動をしている方が、簡単にWebサイトを制作できる新規サービスの開発に携わり、そこから今までFensiの開発に従事しています。


ーーひとつ前の記事で紹介したサービスの「Fensi」と「Fensiプラットフォーム」だとどちらの開発に携わっていたのでしょうか?

石川:僕が担当していたのは、Fensiプラットフォームを使って新サービスを作るチームです。前段で紹介した簡単にWebサイトを制作できるサービスFensiとは別に、デジタル占いの新規サービス開発を担当しました。marougeメディアもそのひとつです。Fensiは積み上げ式の開発なので、全体の開発自体は2,3ヶ月程でできましたが、当時はこの開発スタイル自体が初めての取り組みだったので、かなり四苦八苦した覚えがあります。

具体的にはmarougeとFensiではサービス属性が全く異なるので、Fensiで作った機能をどうやって活用したら良いのか、今後同じドメインのサービスが増える時にどんな汎用性をもたせたら良いのか、これらの点をしっかり設計する必要があり、そこに大半の時間を費やしました。


ーーFensiプラットフォームで開発したことのメリットはどんなところでしょうか。

石川:marougeメディアの中にある占いサイトもFensiプラットフォームで作られています。メール通知などの配信システムやユーザー認証、Headless CMS など、サービス開発において普遍的な機能は共通して使うことができるので、開発コストの削減に貢献できていると思います。また、Fensiプラットフォームはマイクロサービスアーキテクチャを採用しているので、サーバーごとで言語やツールを選定することができます。それによってかなりチャレンジもしやすくなっているのではないかなと思います。



ーーFensiプラットフォームで開発をする中で感じるエンジニアとしての面白みや価値はどんなところに感じますか?

石川:いろいろなサービスや機能を作れるところに面白さを感じますし、たくさん作れるからこそ、前回の開発で見つかった改善点を生かしたり技術的な新しいチャレンジをしたりできる環境に魅力を感じます。

具体例をあげると、初期の開発で Node.jsを使っていたとしても新規のサーバーでは別の言語を採用することができますし、また新しい機能の開発に Amazon Chime SDK を採用するなど、すべてに責任をもって実行すれば何でも取り組ませてくれる環境があると思います。

ドメインごとに分割してバラバラにシステムを作る構成なので、設計や立ち上げの苦労もありますがやりがいや面白みの方が大きいです。


ーーこれだけ聞くとメリットしかないように思いますね!正直、デメリットだと思う点もあれば教えてください。

石川:前段でもお伝えした通り、必要に応じて新規でマイクロサービスを立ち上げるので、逐一インフラエンジニアと一緒に設計を工夫したり考えたりするのは大変なことでもあり、醍醐味でもあるとも言えます。

マイクロサービスがたくさんあるので、サービス間での問題やボトルネックができてしまうこともありますが、そういった問題は解析ツールを入れて原因を突き止め、解消してどんどん改善していく。僕はそれをデメリットというよりも楽しいと感じてやっていますね。


ーーサービス開発よりも改善を楽しむタイプなんですね。

石川:そうですね。サービスをゼロから作るのが好きな人もたくさんいますし、僕みたいにチューニングしていくところが好きという人もいるので、それぞれだと思います。結局のところ、設計やパフォーマンスが悪いとサーバー費用や開発時間など無駄なコストがかかってしまうので、どちらも重要な役割ではあります。


ーーCAMの代表取締役である飯塚さんが代表を務める、サイバーエージェントグループの連結子会社 マッチングアプリの「タップル」や「N organic」を手掛けるシロクともシナジーを深めているとお聞きしました。

石川:最近だとSEO強化を連携して行ったりしています。ほかにも「タップル」で使っていた一部のシステムをFensiプラットフォームに移管するなど会社間の垣根を超えた取り組みも増えてきました。

メンテナンス性や依存ライブラリのバージョン、セキュリティ管理の観点でもFensiプラットフォームへ移管することにメリットを感じて実行しました。

僕もバックエンドエンジニアとして参加しましたが、このとき開発という開発はほぼ行わず移管するデータの変換に励んでいました。僕としてはデータ移管が初めての経験だったので新たな挑戦の機会になりました。

データ量も膨大だったので途中で失敗するリスクもあり、そういったリスクや失敗した場合も考慮して進めるのがかなり緊張しました。


ーーFensiプラットフォームの開発でも多岐にわたる業務に関われることが分かりました。最後に、石川プロが目指すエンジニア像を教えてください。

石川:僕はとにかく技術が好きなので、Fensiプラットフォームをよりみんなが開発しやすい環境にしつつ、僕自身もバックエンドの技術力を高めてスペシャリストを目指したいと思っています。Fensiプラットフォーム開発をしていくと、複数のサービスで汎用的に使われるような設計や実装ができるようになりますし、全体や未来の展開を見据えた開発ができるようになるので、どこでも通用する力をこれからも鍛えていきたいです。



この記事をみて一緒に働いてみたい、Fensiプラットフォームで開発をしてみたい、と感じた方!

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