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人間性を高めてくれた上司との出会い。前職で学び今も大切にしている3つのルール|【連載】オーサムルール#002

オーサムエージェントのメンバーが、仕事を行う上で大切にしている3つのルールを紹介する連載「オーサムルール」。第二回目となる今回は、関東のアカウントセールスチームリーダーを務める菅谷さんにインタビューを実施しました。

「前職で教えてもらったことが3つのルールになっている」と話す菅谷さん。どのようなルールなのか、なぜ大切にしているのか、前職での経験と共に詳しく伺いました。

菅谷 篤志/アカウントセールスチームリーダー

大学中退後、アパレル会社にて、アルバイトとして勤務。その後、中学校の先輩でもある代表竹村の誘いを受け、オーサムエージェントへ入社。関東のアカウントサービスチームリーダーを務めている。

アパレル会社を経て、オーサムエージェントへ。アカウントセールスチームリーダーになるまで

ーーまずオーサムエージェントへ入社された経緯から伺いたいです。

アルバイトをしていたアパレル会社の正社員を目指し、大学を中退しました。正社員となりマネージャーまでは順調にステップしましたがエリアマネージャーへのポジションアップがなかなか叶わず今後について考えていた時に、中学の先輩でもある代表の竹村に声をかけてもらって、オーサムエージェントへ入社しました。

ーー入社を決める際、迷いはありませんでしたか?

竹村からは普段から気にかけてもらっており、いつか一緒に仕事ができたらいいねとお話ししていたこともありました。そのような背景もあり、ちょうど本格的に今後のキャリアについて考えていたときだったので、迷いなく入社を決めました。

あと前職は規模が大きい会社だったので、企業主導で物事が決まっていくことが多く、より裁量の大きい環境で働きたいなと思っていたんです。当時のオーサムエージェントはまだ立ち上がったばかりの会社で、社員主導でさまざまなことを決めていけるだろうという期待もあって、入社させてもらいました。

ーー現在はどのような業務を行っているんですか?

新規開拓を行うアカウントセールスチームの関東のリーダーを務めています。オーサムエージェントには営業未経験から育てていただいたので、とにかく会社が掲げる目標を達成することを第一に働いています。役職をさらに上げていきたいという思いもありますが、会社に貢献したいという思いは入社当時から変わらず強くありますね。

1つ目のルール:「行動と思考のバランスをとる」

ーーでは菅谷さんの「仕事を行う上で大切にしている3つのルール」について伺えればと思います。まず1つ目のルールを教えてください。

1つ目のルールは「行動と思考のバランスをとる」です。「まず行動すること」と「考えてから行動すること」のどちらが大切か論争みたいなものはよくありますよね。

前職に入社したての若手時代のときは、「まず行動すること」を重視していました。上司から言われたことはすべてすぐに行動に移して、報告するようにしていたんです。

そうしたら「菅谷に言えば何らかのアクションを起こしてくれる」と社内で認識されて、チャンスをもらえる機会が増えていって。もちろん失敗することもあったのですが、とてもいい経験が積めたと思っています。

ーー例えば、どんなチャンスがあったのでしょうか?

前職では、店頭でレジのチームと服を整えるチームに分かれていて。私はレジのマネージャーをさせてもらっていたのですが、マニュアル作りに挑戦させてもらったことがあります。

会社から「レジの見え方を見直したい」という依頼がきたときに、すぐに自店舗のレジ周りの整理整頓を行い、全て写真に撮って「こういうふうに整理すると綺麗に見えます」と上司に報告したんです。

そのようにしたら、自分のやり方が東海エリア全体に広がって、マニュアル化されることになって。スピード感を持って行動したことが功を奏した事例かなと思っています。ただ最近は「考えてから行動すること」のほうが多いですね。バランスでいうと7:3ぐらいです。

ーー「まず行動すること」と「考えてから行動すること」とのバランスを図るようになったのはいつからですか?

部下を持つようになってからですかね。自分の行動によって、周りのメンバーにも影響が及ぶことが増えてきたことが大きな理由です。

あと主観だけで行動していると上手くいかないことが多々あって。例えば、前職時代に後輩に「これをやってほしい」と依頼しても、うまく伝わらないことがありました。

どうして伝わらないのかを考えたときに、客観的思考が足りないんだなと気づいて。そこから、後輩は普段人とどんなコミュニケーションの取り方をしていて、どんなリアクションをしているのかを徹底的に観察し、それを真似るようにしていきました。結果、その後輩ともコミュニケーションがスムーズに取れるようになったんです。

その経験から「自分はこう思うけど、他の人はどう思うのか」「自分はこう理解しているけど、他の人はどう理解しているのか」をよく考えるようになりましたね。

ーー後輩と接する機会が増えたことで、行動する前に客観的に物事を考えるようになったと。

あと現在は上司からなにか言われたときにも、クリティカルシンキングを意識的にするようにしています。例えば代表の竹村から各リーダーに「新プラン」の話があったときに、メンバーへそのまま伝えてすぐに新プランを導入するのではなく、「メンバーは良いプランだと思うのか」「メンバーは売れると自信を持って言えるのか」を考えます。

実際にメンバーに伝えてどう思うのかを聞くこともありますね。心からメンバーが「良いプランだし、売れる」と言えるようになって初めて、新プランを導入するようにしています。

ーーフェーズによって行動と思考のバランスを変えているわけですね。

そうですね。若手の頃は、「まず行動すること」に比重を置いていていいと思います。自分で経験してみないとわからないことが多いと思いますし、失敗しても許される範囲のものがほとんどなので。

とにかく色々な経験をして、これは良かった、これはダメだったというのを実感を伴って理解したほうが、その人の成長にも繋がりますし、人に教える立場になったときに説得力を持って色々と伝えられるはずです。実際若手メンバーには「失敗しても全然オッケーだから、すぐやろう」と言っています。

経験が少ないときには「行動」に、ある程度経験を積んでからはその経験を元に「思考」に重きを置くことを意識していますね。

2つ目のルール:「解決できる人に相談する」

ーー2つ目のルールはどのようなものでしょうか?

2つ目のルールは「解決できる人に相談する」です。前職では「オープンコミュニケーション」という行動指針が定められていて。「誰とでもコミュニケーションをとろう」という意味ではなく、「解決できる人に相談する」という意味だったんです。

なにか課題を抱えたときに、関係性が近い相談しやすい人に相談してしまうこともあると思うのですが、解決できないこともありますよね。それだと相談した意味があまりないのかなと。

前職では、解決できる人に相談するということを徹底していて、問題解決のスピードが早かったので、今でも大切にしています。

ーー解決できる人かどうかの判断はどのようにしていますか?

経験があるかどうかですね。例えば、営業の成績がなかなかあがらないといった課題の相談であれば、未経験から成果を上げてリーダーになった私に聞くとか。ドライバーの業務内容の詳細を知りたいといった相談であれば、ドライバー経験のある営業の人に聞くとか。

もちろんドライバーの業務内容について私も答えられますが、経験のある人に聞いたほうがより深く、細かく教えてもらえるじゃないですか。そのように、できるだけ自分が抱えている課題を経験したことがある人や自分が知りたいことを経験則で語れる人を選ぶといいと思います。

ーー解決したいのではなく、聞いてもらいたいみたいなこともありますよね。

その場合は、じっくりと話を聞いてもらえる人を選んで相談していました。ただ愚痴の言い合いみたいにならないようには注意していましたね。

こちらの話を聞いて、前向きな言葉をかけてくれる、新しい考え方を教えてくれる。そのように、できるだけ建設的な話ができる相手を選ぶようにしていました。オーサムエージェントのメンバーは、前向きな人が多く、愚痴を言う人がいないので、話はしやすいですね。

3つ目のルール:「良い出会いを与える存在になる」

ーー最後に3つ目のルールについても教えてください。

3つ目のルールは「良い出会いを与える存在になる」です。私はこれまで本当に良い出会いをしてきたと思っているんですね。例えば、前職時代の女性の上司。とても厳しい方だったのですが、本気で自分と向き合ってくれたんですよ。

アルバイトとして働いていた私に「あなたが今後どこかに就職したときに恥ずかしい思いをしないでいいように教える。私はあなたの人生を背負っているから。」と言ってくれて。時には深夜から朝まで相談に乗ってくれたこともありました。

自分に対してそうやって本気で、真摯に向き合ってくれる良い出会いに恵まれてきたので、今後出会う人には自分との出会いをそのように良いものだと思ってもらえるようにしたいなと。

ーー菅谷さんが思う良い出会いとは?

人間性を高めてくれる出会いですかね。もともと私は人を下に見たり、恐怖心を植え付けて人に言うことをきかせたりするようなタイプで、そういったマインドを正してくれたのは前職の上司でした。

その出会いがなかったらと思うとゾッとしますね。カッコ悪い、恥ずかしい大人になっていたのではないかなと。そのような大人は至るところで、損をすると思うんです。

たとえ仕事で成果を出していても、周りからは嫌われていて、思うようなポジションにつけなかったりもする。

私は出会った人に恥をかいたり、損をしたりしてほしくないという思いが強いのかもしれません。人間性を高めておけば、どこにいっても恥ずかしい思いや損をしなくて済みますよね。

ーー自分との出会いが良い出会いになるように、工夫されていることはありますか?

ありきたりなことになりますが、誠心誠意で向き合うようにしています。相手に「自分のためにやってくれているな」と実感してもらえるぐらい時間も労力もかけていますね。

新卒で入社した社員だと言葉遣いやビジネスマナーが身についてない場合がほとんどです。商材や営業スキルよりも、まずはそういったビジネスマンとして基本的なことから指導をしています。

また扉を開けっ放しにしないとか、挨拶は相手の目を見てするとか、そういった人間性の部分についても細かく指導をしていて。もちろん私の指導が納得できないときには納得できないと言ってもらっていますよ。本人が納得しないと、どれだけ指導しても変わらないと思うので。

あとは相手ができるようになるまで指導するのはもちろん、それ以上に相手が他の人を指導できるまでになっているかどうかを重視していました。良い出会いの連鎖のようなものが生まれていくことが一番嬉しいんですよね。

「人の気持ちを考えられる人」高い人間性を持てば、成果もあがる

ーーどんな人と一緒に働きたいと考えていらっしゃいますか?

「人の気持ちを考えられる人」です。私たちの仕事は求職者や求人企業に大きな影響を与えるものなので。「自分のために働く」ということがダメなわけではありませんし、むしろオーサムエージェントでも大事にしていることです。

ただ人の気持ちを無視してしまうと、成長ができず、いい結果が伴わないかなと。結果的に、自分のためにもならないと思うんです。

ーー仕事で成果を上げるには「人の気持ちを考えること」が重要だと。

特に運送業界は義理人情を大切にしている方が多い印象です。つまり人間性を見ているお客様が多いということ。お客様に真摯に向き合って、丁寧な対応をすれば、売上もついてくるんですよ。

「人の気持ちを考えること」ができる人じゃないと、そういった接客は難しいはずです。このような環境で、営業力を磨くことはもちろん、人間性を高めて活躍したいと感じてくれた方は、ぜひ一度お話しできればと思います!

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