なにをやっているのか
1.【宮崎県小林市にある道の駅などを運営している自治体出資の会社です】
舞台は九州、宮崎県小林市。小林市は県の南西部・鹿児島との県境に位置し、霧島連山の豊かな自然に囲まれた地域です。人口は5万人弱で、完熟マンゴーやメロンなどおいしい生産物にも恵まれています。
①道の駅の運営母体 ハーメックのじり株式会社について
そんな宮崎県小林市の旧野尻町内にあるハーメックのじり株式会社は、2つの施設の運営を行っています。
「道の駅ゆ〜ぱるのじり」と「のじりこぴあ(自然豊かな総合レジャーランド)」の運営です。
今回募集するのは「道の駅ゆ~ぱるのじり」のポジションです。
「道の駅ゆ~ぱるのじり」は3つの事業を行っています。
a. 物販事業(今回の募集ポジション)
地元の新鮮な野菜やフルーツ、宮崎県内の食材を使用した加工品お土産物などを販売する事業部です。
新鮮な野菜はもちろん、特産品であるメロンや完熟マンゴー、柚子や栗を使った商品や、旬の季節には生のフルーツを取り扱っています。今後は地域産品を使った加工品やお土産品の開発にもさらに注力していく予定です。
b. 浴場事業
「こばやしのじりの湯」という浴場事業も行っており、日帰り入浴の営業をしています。
c. 飲食事業
飲食事業部ではレストラン「こばやし 味彩-あじさい-」を運営しています。「わざわざ食べに行きたくなる定食」をコンセプトにランチ営業を行っており、地元の方向けの夜の宴会にも対応しています。
今回はハーメックのじり株式会社のメンバーとして「道の駅ゆ~ぱるのじり」の物販業務に携わっていただく方を募集しています。
2.【2021年より道の駅の再生に着手。赤字経営から黒字化までは漕ぎ着けました】
「道の駅ゆ~ぱるのじり」は第三セクター(行政が出資している法人)として2001年に開業しましたが、採算がとれず、厳しい状況が続いていました。
そんな状況の中、2021年8月より「道の駅ゆ~ぱるのじり」の再生プロジェクトがスタートしました。
事業の整理を行い、メンバーの意識改革にも成功した結果、黒字化までは漕ぎ着けています。さらに1年ほど前には、このあとご紹介する山﨑が移住・参画。再生に向けて大きな追い風が吹いてきています。これからはさらに出荷者を増やし、投資も行いながら新たな商品を開発して売上を増やしていくフェーズです。
3.【テレビ東京「ガイアの夜明け」に出演したプロフェッショナル山﨑宏幸が全面的に参画中】
2023年6月から、道の駅の繁盛実績で著名な山﨑宏幸(道の駅ゆ~ぱるのじり駅長プロデューサー 兼 駅長・物販店長代理)が移住・参画しています。
山﨑は大手スーパーに長年勤務、後年は店長としてバイイング・商品開発・店舗運営・スタッフ育成にあたり、多くの経験を培いました。
その経験をもとに、2008年に新規オープンした道の駅むなかた(福岡県宗像市/当時の社名は株式会社まちづくり宗像)に入社。特に出荷者の取りまとめや出荷組合の仕組みづくりに大きな変革を起こし、オープン2年目から8年連続 九州内道の駅 売上No.1を獲得、20億円の売上にまで導きました。この手腕が着目され、ガイアの夜明けなどテレビ番組にも多数出演しています。
なぜやるのか
1.【負の連鎖を断ち切り、旧野尻町にとってなくてはならない道の駅を再生する】
設立当初から20年以上も赤字だった施設をなぜ行政は維持してきたのか?
それは、旧野尻町にとって重要な拠点だからです。
町内において唯一無二の施設・資源であるからこそ、行政は是が非でも残してきました。当社はそのくらい重要な拠点を任されています。
ただ、多くの道の駅と同じく「ゆ~ぱるのじり」は負の連鎖を招いていました。道の駅の売上が減少したことで、出荷者組合が解散し、取り扱い商品数がどんどん減少していたのです。
道の駅での産直の仕組みは、売れ残ったら出荷者に取りに来てもらうルールです。道の駅全体の売上が減って、自分が出荷した商品が売れ残ることが増えたら、出荷してくれなくなるのが一般的な流れです。取りに行く手間がめんどくさいからです。そうすると商品数が減ってしまうので、さらにお客様が減り、売上が減ってしまうという負の連鎖に陥ります。
この苦境に対して、山﨑のノウハウを投入し、出荷者組合の再構築を図っています。ゆくゆくは、道の駅むなかたのように生産者がこぞって商品を出荷するような道の駅にしていきます。(道の駅むなかたでは、出荷者が場所確保のためにオープン前から列をなします。)
道の駅を再生するということは、売上を大幅に上げると同時に、出荷者からの信頼回復にも務めるという2つの課題に並行して取り組むということです。
もちろん難易度は高いですが、少しずつ結果が出はじめています。実際に売上は上がってきていますし、出荷者も新たな商品を出してくれるようになりました。たとえば最近は山菜を置いてくれる出荷者がいます。少しずつ道の駅再生への流れが生まれてきています。
2.【道の駅を再生することは、地域の生産者の人生にも影響する】
道の駅の物販事業を再生することは、地域の未来や生産者の人生にも関わりうる仕事です。
大手スーパーやコンビニとは異なり、問屋さんを通さず生産者と直接・密にやりとりを行います。
だからこそ、生産者の人生にまで関わる機会があります。
たとえば、道の駅が繁盛し、生産者の売上があがることで、暮らしがよくなったり、戻ってこなかった御子息さんが戻ってきたくなるような未来がつくれるのです。
実際、淡路島の道の駅ではそんな事例がありました。
玉ねぎ農家をやっていたお父さんがすごく活躍して「鉄腕ダッシュ」や「月曜から夜ふかし」など有名なテレビ番組に出演するようになりました。そうすると、御子息さんが「看護師やめて自分も農業やる」と考え方を変え、農家を継ぐことが決まりました。
地元に戻りたいと思っていても戻れない人は多いと思います。
道の駅が再生し人気施設になれば、出荷者である生産者の収入が増えます。そうすると、地域に若い人が戻れるようになるかもしれません。そんな大きな目的を胸に、やりがいをもって取り組んでいただけるお仕事です。住民所得をあげる!とテーマをかかげて道の駅が大繁盛することで、そのエリアの所得が上がっている事例もあります。
どうやっているのか
当社の強みや大事にしている価値観を3つご紹介します。
1.【とことん誰かの役に立つ】
会社で働くことを通じて、世のため人のためになる仕事にする。とことん誰かの役に立とうと意識し、行動することが、なにより自分のためにもなっていくという考え方を大事にしています。
お客さまはもちろんですが、道の駅物販業務の場合「何が出荷者の喜びにつながるのか?」と考え続けることが大切です。
「この道の駅があったから、もっと売りたくなっちゃって畑を増やしたんだよ」とか「息子が後を継ぐって言いはじめた」などと言っていただけるような世界を目指していきたいのです。
そうやって「どうやったら世のため人のためになるか?」を考え続けることが、結果として自分の給料を上げることにもつながり、キャリアも開けていくと考えています。
2.【事業を再生するノウハウが身につく】
多くの事業は順風満帆とはいかないでしょう。むしろ最初からうまくいかなかったり、途中から売上が落ちてきてしまったりというケースが多いはずです。
そんなときどんな順序で、どんなアプローチをとって事業を再生させていくのか。当社のメンバーとして同じ目標を目指していけば、そのノウハウが身につきます。
ただし「スキルアップしたい」「学ばせてほしい」というスタンスの方だと難しいです。一定の物販のスキルをすでに保有していることは必要条件になります。
すでにある程度のスキルや経験を積んでいる方が「出荷者とのやりとりやバイイング、商品開発など販売に関わる業務全般を、一貫して当事者として担当してみたい!」とチャレンジしてくださったときに、はじめて山﨑のノウハウが活きてくると考えています。
3.【必要な投資は惜しまない環境と豊富な外部ネットワーク】
具体的な提案があり、それが会社や事業にとって必要なことであれば投資は惜しみません。もちろん一定の承認プロセスは必要ですが、いろいろなことを試せる自由度があり、可能性があればそこに対する投資を行います。
さらに、外部とのネットワークがあり、社内にないノウハウを引っ張ってこられることも強みです。たとえば、商品開発において、プロの料理人の方に来ていただき指導を受けたりしています。