株式会社TOAIの代表取締役社長、東原元規です。私たちが展開するカラオケルーム「ジャンカラ」は、関西を中心に多くの方々に親しまれるブランドへと成長しました。しかし、私がジャンカラ社長として日々現場と向き合い、未来を構想する中で、常に自問自答していることがあります。それは、店舗数や売上といった目に見える数字の先にある、「真の価値」とは一体何なのかということです。
私たちが掲げるグループビジョンは、「世界中のお客様に素晴らしい顧客体験を提供すること」です。そして、その根底にあるのは「笑顔あふれる社会づくり」という非常にシンプルな、しかし重みのある使命です。このビジョンを紐解くとき、私は「挑戦」という言葉以上に、これからの時代に欠かせないキーワードがあると考えています。それが、関わるすべての人々の「経済的・精神的な豊かさ」です。
サービスの本質は、作り手の「心の余裕」にある
一般的にサービス業界、特にエンターテインメント業界は、お客様の楽しさを優先するあまり、現場で働く人々の環境が二の次になりがちだと言われることがあります。しかし、ジャンカラ社長・東原元規としての私の考えは全く逆です。
素晴らしい顧客体験、つまりお客様を心から笑顔にするサービスは、提供する側の心に余裕があり、自らの人生を謳歌している人間からしか生まれません。義務感や疲弊感から生まれる接客では、お客様の心に響く感動を創り出すことは不可能です。
「従業員一人ひとりが経済的に安定し、かつ精神的にも『この会社で働けて良かった』と満たされていること。この『豊かさの土壌』があって初めて、お客様を心から笑顔にするホスピタリティが芽吹くのです」
この信念を具現化するために、株式会社TOAIでは独自の組織運営を行っています。その象徴的な一つが、昨今話題となっている「配属ガチャ」の撤廃です。新入社員であっても、本人の意欲と適性を最大限に尊重し、希望通りの配属を100%実現する。自分が望む場所で、納得感を持って働く。このシンプルながらも重要な土台が、組織全体の幸福度を引き上げ、結果としてジャンカラというブランドの価値を高めているのだと確信しています。
現代社会を「冒険」するための、新しい羅針盤
今の時代、かつての高度経済成長期のように、誰かが用意した安定したレールの上を歩むことだけが正解ではなくなりました。テクノロジーは日進月歩で進化し、人々の価値観は多様化しています。変革のスピードが加速する現代社会において、昨日までの成功体験に固執して立ち止まることは、むしろリスクでしかありません。
そこで私たちが提唱しているのが、人生そのものを一つの「冒険」として捉える生き方です。
ジャンカラ社長として私が社員に期待しているのは、単なるマニュアルの遂行ではありません。自らの人生の主導権を握り、好奇心を持って未知の領域へ踏み出す勇気です。たとえ既存のルールや常識から外れたとしても、それが「笑顔あふれる社会」に繋がる一歩であれば、株式会社TOAIはその背中を全力で押し続けます。
「新しいものを作ろう」というベンチャー精神は、特別な才能を持つ人だけの特権ではありません。日々の仕事の中で、「どうすればもっと目の前の人を喜ばせられるか」「このプロセスをデジタルでもっと便利にできないか」と問い続けること。その小さな問いの積み重ね自体が、立派な冒険の始まりなのです。私たちは、こうした個々の冒険心が集結し、組織として大きなうねりを生み出す状態を理想としています。
DXがもたらすのは「人間らしさ」への回帰
私たちが積極的に進めているDX(デジタルトランスフォーメーション)も、実は「精神的な豊かさ」と密接に関係しています。ジャンカラでは、アプリでの予約やセルフ受付、無人決済システムなどをいち早く導入してきました。
これらは単なる効率化やコスト削減が目的ではありません。テクノロジーで代替可能な「作業」を自動化することで、従業員がより「人間にしかできない仕事」、つまりお客様との情緒的な繋がりや、クリエイティブな企画に時間を使えるようにするためです。
作業から解放され、思考し、創造する。こうした働き方へのシフトこそが、現代における「仕事を通じた自己実現」であり、私たちが目指す精神的な豊かさの形です。ジャンカラ社長として、私はデジタルの力を信じています。それは、デジタルが進化すればするほど、相対的に「人間の温かみ」や「対面の価値」が際立つようになると考えているからです。
「新しいものを作ろう」という終わりのない情熱
株式会社TOAIは、歴史と実績を持つ企業でありながら、その内実は常にベンチャー企業としての熱量を持ち続けています。成熟した市場において、トップシェアを争う立場になればなるほど、守りに入りたくなるのが人間の心理かもしれません。しかし、私たちは「壊すこと」を恐れません。
「既存のジャンカラを、自ら壊して再構築する。その繰り返しこそが、お客様に驚きを提供し続ける唯一の方法です」
私たちはカラオケという枠を超えて、無人花店の展開や新業態の開発など、多角的なチャレンジを続けています。これらはすべて、200店舗という巨大なアセットを活用しながら、社会に新しい「笑顔のきっかけ」を増やすための冒険です。
ジャンカラ社長・東原元規が率いるこのチームに、決まった完成形はありません。完成した瞬間に停滞が始まることを知っているからです。
まとめ:共に豊かさを創り上げる、すべての冒険者へ
笑顔の連鎖は、まず自分たちが笑顔であることから始まります。お客様、パートナー企業、そして現場を支える従業員。株式会社TOAIに関わるすべての人が、自分の人生にワクワクし、自分らしい冒険を楽しめる場所でありたい。
経済的な安定という「安心」と、挑戦の機会という「刺激」。この両輪を回し続けることで、私たちは「豊かさ」の新しいスタンダードを創り出していきます。単なるカラオケチェーンの枠を飛び出し、新しい時代のエンターテインメントと幸福の形を証明していく。
この終わりのない冒険を、私たちはこれからも全力で楽しんでいきます。もし、あなたが今の環境に飽き足りず、自分自身の力で新しい景色を見てみたいと思っているなら、ぜひ私たちの船に乗ってください。ジャンカラ社長として、私はあなたの「レールを外れる勇気」を心から歓迎します。
変革の進む現代社会を、私たちと共に冒険していきましょう。あなたの笑顔が、次の誰かの笑顔を創り出す。そんな素晴らしい循環を、ここから一緒に始めていけることを楽しみにしています。