こんにちは！LDI（ローソンデジタルイノベーション）の採用広報担当です！今回はデザイナーとして入社後にAndroidのレイアウトコーディングにも挑戦中の、サービスデリバリー本部　松本 梢（まつもと　こずえ）さんに話を伺いました。

デザイナーからエンジニアへとキャリアの幅を広げたいと考えるようになったきっかけや社内の協力体制、また女性にとっても働きやすいLDIの職場環境など、さまざまな点について語っています。

栄養士からデザイナーに転身後、LDIでAndroidレイアウトコーディングにもチャレンジ

－プロフィールをご紹介いただけますか。

サービスデリバリー本部の松本梢と申します。大学で栄養学を学び、流通系や医療関連の企業で栄養士として栄養相談をはじめとする仕事を経験してきました。

以前から趣味でイラストを描いており、業務の中でも各種POPの制作に携わるようになったためデザイナーとしてキャリアチェンジしたんです。今では栄養士としての時期よりデザイナーとして活動するようになってからの期間のほうが長くなってしまいました。

前職ではライブ配信サービスのアプリ内で販売するデジタルコンテンツのイラストや演出アニメーション、UIデザインなど幅広く担当しました。でも、グラフィックデザインだけでなく、もっとUI/UXデザインの経験も積みたいと考えていたため、2021年4月にLDIに転職したという経緯です。

LDIを知った時は「ローソンさんのデザインに関われるんですか！？」と驚いた記憶があります。コンビニエンスストアは街のインフラになっていますからユーザー数も多いですし、もともとローソンのマチカフェやスイーツが好きだったんです。

パッケージデザインが女性向けのかわいい感じで自分好みでしたから、UIデザイナーとしてLDIに入社が決まった時はとてもうれしかったです。また先輩のデザイナーさんがいらっしゃったのも、もっと本格的にUI/UXデザインを学びたいと考えていた私にとって魅力でした。

－現在はどの様な業務を担当されていますか。

現在はデザインをメインとしつつ、Androidのレイアウトコーディングにも挑戦させていただいているという段階です。LDIのデザイナーは社員が3名とビジネスパートナーさんが1名の4名体制で、主にUXデザインを担当している2名が要件定義を担当し、私は要件定義を実現するためのUIやグラフィックデザインを主に担当しています。

要件定義にはローソン側のご担当者やエンジニアの方など複数人が関与していますから、私ひとりで作ったと言えるわけではありませんが、例えばこのような画面をデザインしています。

直近ではローソンアプリのトップ画面で、バナーが並ぶデザインからアイコンを横スライドさせるよう、ナビゲーションの改良を行いました。UIのデザインロジックは前職で学んだほか、トレンドが移り変わりますから勉強会に参加したり、他社デザイナーとの意見交換を通じて勉強しています。

デザイナーではありますが、少しずつAndroidのレイアウトコーディング業務も担当し、デザインレイアウトに特化した社内ライブラリの構築をお手伝いしています。

リモートワークと裁量労働制で出社は月に1～2回、働きやすい環境に感謝

－リモートワークや裁量労働制は役立っていますか。

デザイナーは必要があれば出社するという形ですから、基本的にはリモートワークで勤務しています。オフィスに出社する頻度はまちまちですが、月に1～2回程度のペースです。

出社するのはエンジニアの方に実装していただいた画面や動作を確認するためオフィスに揃っているスマートフォンを利用する場合が多いです。また、LDIはコミュニケーションを活性化させるためのワークショップを開催しており、研修や伊藤社長とのランチ会などバリエーションも豊かなので、参加させていただくようにしています。

ローソンのITソリューション部が開催するアイデアソンに出席するため出社したこともありました。リモートワークか出社するかを含めて、裁量労働制で業務に合わせて働きやすい環境を提供してもらえているのは本当にありがたく、充実したワークライフバランスを実現できていると思っています。

友人の会社は新型コロナ禍の終了とともにリモートワークも打ち切られてしまったそうで、LDIの環境を話したところ、とても羨ましがっていましたよ。また、お子さんがいらっしゃる方の場合には急な送り迎えや学校行事など、勤務に影響する事情が生じがちです。

LDIなら裁量労働制なので少しだけ業務から抜けて勤務時間を調整できますから、子育て世代の若い方などにはうれしいだろうなと思いますし、自分のライフプランを考える上でもとても役立つに違いないと今から心強く思っています。

「いいね、やってみようか」上司の協力でAndroidエンジニアのスキルに挑戦

－デザイナーからAndroidのレイアウトコーディングに挑戦することになった経緯についてお話しいただけますか。

LDIにはUIデザイナーとして入社し、現在はデザインも担当しつつAndroidのレイアウトコーディング業務にも取り組ませていただいており、両方のスキルを活かしたモノづくりができるようになりたいと考えています。エンジニアのスキルも身につけたいと思ったのは、デザインを渡して実装してくださいと依頼するだけではエンジニアの方々の負荷が大きすぎると感じたからです。

また、エンジニアの皆さんは内部のロジックやセキュリティに注力して作っていらっしゃいますから、デザインに関する修正点ばかりを指摘してしまうのを申し訳なく思っていたという面もありました。そこで何かソリューションはないだろうか、とシニアマネージャーの川端さんに相談したところ、デザインやレイアウト構築に特化した社内ライブラリをエンジニアの方と一緒に運用してみるのはどうだろうかってアドバイスいただいたんです。

川端さんから基礎技術を教えていただきつつ、阪口さんらと一緒にローソンアプリ内のパーツを取り扱う社内ライブラリの改修に挑んで現在に至っています。Android開発の勉強をはじめたのは2022年の秋で、最初はAndroidの基礎を書籍で学び、今年の春からローソンアプリの内部について学びながらエンジニアの方々と一緒に社内ライブラリの改修業務にも参加させていただくようになりました。

※阪口さんの記事は下記のリンクをご参照ください※

以前に勤めていた会社で同様の提案をした際は、分業制のため「あなたはデザインをやって」と言われてしまい諦めたことがあったんです。LDIでは相談したら川端さんが「いいね、やってみようか」と進め方を一緒に考えていただいて、実現することができ、会社としての懐の深さを感じました。

エンジニアの世界はとても奥が深く、私にはまだまだわからないことばかりですから、社内の皆さんに教えていただきながら少しずつスキルを高めています。エンジニアの方々がどのように考えながら実装しているのかなど、以前と比べ少しずつですが理解できるようになってきたと思います。

デザインを提案する際にもシステム的な実現性や実装のしやすさを念頭に置くように心がけています。まだまだスキル的には半人前ですが、エンジニアの方々の負担をなんとか少しずつでも減らせるよう頑張りたい、と思っています。

LDIは女性にとって働きやすい環境、ワークライフバランス充実させながらキャリア広げられる

－休日休暇はどのように過ごしていますか。

休日はイラスト・デザインの勉強会やオフラインのイベントに参加するようにしています。また、イラスト技術やデジタルの活用について学ぶ京都芸術大学の通信科に入学して勉強しているんです。

趣味で描いているイラストと合わせて、アプリまで作れるようになりたいと考えています。イラストはLDIのテックブログでも使っていただいており、とてもやりがいを感じました。

占い師の友人とコラボしてタロットカードを作ったり、焼き菓子作家の友人とオリジナルの型抜きクッキーを作ったりしていますが、いつか、ローソンのキャラクターデザインなども担当できたらいいなという夢もあります。

それから、最近ネコを飼いはじめたので、遊んだり動作を観察してイラスト制作に活かしています。ネコが好きで、今まではネコカフェに行ったり動画を見ていましたが、自分で飼ってみると違う発見があってとても参考になりますね。

－求職者の皆さんへメッセージをお願いします。

デザイナーがエンジニアとしてのキャリアに挑戦できる会社はなかなかないと感じています。私とは逆に、エンジニアの方でデザインに興味がある、という場合もキャリアを広げられるのではないでしょうか。

もしそういう方がいらっしゃったら、UIデザインの考え方など、こちらからも積極的に伝えていきたいと思っています。また、LDIは女性にとって働きやすい環境であるのは間違いありませんので、ワークライフバランスを充実させたい女性の方からのエントリーがあればうれしいです。

女性は、社員をはじめビジネスパートナーの方々の中にもいらっしゃいますし、一般的な開発会社に比べると女性比率は高いと思います。LDIは多様性を重視していますから、外国籍の方と一緒にお仕事できるのももちろん大歓迎です。

興味を持っていただけたら、ぜひLDIの仲間になっていただきたいです。お待ちしています。

（取材日：2023年10月27日　聞き手：垣本陸）