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自分の思いを、カタチにできる楽しさ

こんにちは。株式会社ビーイング 開発部のK.Kohjiです。

私が新卒でビーイングに入社したころ、ビーイングの主力商品は自社開発のパッケージソフトである3代目の土木積算システムでした(現在は11代目)。

ビーイングの自動積算のすごさ

「土木工事の積算を自動で行える(=自動積算)」がビーイングの積算システムの特長です。

まず積算(せきさん)とは・・・
公共土木工事(道路や橋などをつくったり補修したり)をするときに必要な材料・機械・人などすべての費用を、ルールに則って計算することです。
工事には大事な税金が使われるため、建設会社は必ず積算をして、費用を明らかにすることが国の法律で決まっています。
例えば、「アスファルトの道路を機械で舗装する」という作業を例にあげると、

  • 材料費(=アスファルト)
  • 舗装に使う機械の費用や、機械を動かす燃料費
  • 機械を操作する人の人件費

など。実際には、他にも様々な無数の作業が組み合わさってひとつの「工事」で、この全体の費用を積算します(大規模なものは数千億円にも)。

土木積算のドの字も知らない私でしたが、膨大な資料から必要な情報を探し、条件にマッチする数値や補正係数を見つけ、地域ごとに異なる材料費や人件費を当てはめ、それぞれに規模を掛けて算出して集計する・・・という土木の積算がいかに手間が掛かるものかは、やってみてすぐ実感できました。
建設会社が電卓と手作業で何日も費やしていたこの計算を、1987年、ビーイングで開発し実現した「自動積算」のシステムが大きく変えました。

「自動積算」は、施工条件が質問形式で次々表示されるので、それにクリックで答えていくだけで、(必要な数値や計算は内部で行って)積算が行えるというもので、どシロートの私でも積算が簡単に速く行えるのは、単純に「すごい!」と感じました。

私が最初に配属されたのは、この「クリックで答える条件質問」のデータを作成する部署でした(データ作成のエディタも自社開発です)。
積算資料を分析して、何をどのような形で、どのような順番で表示すれば、お客様にとって最もわかりやすく積算が行えるかを考えます。
エディタで質問フローを作成して動くカタチにするのは、興味深く面白い仕事でした。

プログラマーへ転身。多くの提案でさらなる成長

約5年後、エディタのエキスパートとなり、土木積算の知識も豊富になった私が次にやることになったのは、プログラム言語での本格的なシステム開発でした。
それまでプログラムの経験はなく(学生時代もパソコンは使っていましたがゲーム専用でした)、プログラムとは何なのかというところからのスタートでした。

プログラムの研修期間は好きなものを作っていいということだったので、それまで紙で作成していた自動積算用データの仕様書を、データベースで入力・閲覧できるようにしたアプリケーションを作りました。
今考えるとつたないプログラムで、データベース設計もイマイチだったと思いますが、自分が使いたいと思うものを考えてカタチにできるのは楽しい経験でした。

以後(違うこともやってますが基本的にはずっと)、Windows版積算システムの機能追加とバージョンアップに携わりつづけています。
土木積算というもの自体は変わらないのですが、定期的にルールが改定され、新しい考え方や計算方法が次々出てくるので機能追加が必要になってきます。

機能追加案件は優先度で決められてくるものですが、
どのようなカタチにするのがお客様にとって最も使いやすいのか?
ユーザーインターフェースはどうなっているとわかりやすいか?
デザインは?
といったところは開発部から提案することができます。

長くやっていると自分なりにこうなってると使いやすいと思うところや、お客様や営業マン、代理店の方に会って聞いた意見をもとにやりたいカタチもでてきます。
そう度々ではありませんが、土木建設会社の方にヒアリングする機会もあります。
実際にビーイングや競合他社の積算システムを使っている方の意見を伺うと、実現したいという意欲がわきます。
メジャーバージョンアップの際には開発部からこんな機能を作りたい、という提案をすることもできます。
この辺りの自由度はパッケージ商品ならではだと思います。
それを仕様に表し、実装し、カタチにすることができるのはやりがいがあったと思いますし、現在も継続中です。

思うものをカタチにしてみたい、という方はぜひビーイングで実現してみてください。

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