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リモートワーク導入時の取り組みと、その後の変化

池袋のWeb制作会社、株式会社ぺいじずの島です。

現在ではリモートワークと出社が混在してハイブリッド型になっている弊社ですが、元々弊社はリモートワークを全く実施していませんでした。
今回は、弊社でのリモートワーク導入時の取り組みや、その後の変化などをご紹介したいと思います。

リモートワーク導入のきっかけ

コロナ禍突入後、この先どうなるかわからないということで、2020年4月中旬から週1回程度の実施で試験的に始まりました。

いざやってみると「意外とできそうだな」ということがわかりましたが、環境面でいくつか課題があったため、順次以下の項目を検討していきました。

リモートワーク環境の整備

制作用メインパソコンのノートパソコン化

2020年にリモートワークを試験導入した当時、社内の多くのパソコンはまだデスクトップでした。
私が頻繁にクライアント先に打ち合わせに行っていたこともあり、制作用メインで使用していたパソコンの中では私のパソコンだけがノートパソコン(MacBook Pro)になっていました。

2020年以降は、基本的に新しく購入する制作用パソコンはノートパソコンを選択し、気軽にリモートワークを実施しやすい環境にしています。
また、リモートワーク用に24インチディスプレイ(EIZO FlexScan)やキーボード、マウス等の貸し出しも行ない、なるべくオフィスと同レベルの作業環境を整えられるようにしています。

▼2020年頃の弊社内の標準的な作業環境

▼弊社エンジニアino氏のリモートワーク環境(EIZO FlexScan + HP Spectre x360)
※2023年現在

▼私のリモートワーク環境(EIZO FlexScan + MacBook Pro)
※2023年現在

コミュニケーションツール

『Web Designing』2020年8月号のリモートワークの特集記事を見て、Discordを導入しました。
記事を参考に「オフィスルーム」というボイスチャンネルを作り、バーチャルオフィスとしてDiscordを使っています。
Discordのインストールは前代表が一番早かったのを記憶しています。

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毎朝勤務を開始したら「オフィスルーム」ボイスチャンネルに常時接続し、朝礼も同ボイスチャンネルで行なっています。
また、朝のうちにDiscordのテキストチャンネルで1日のタスク報告をするのと、退勤時に一言挨拶をしてボイスチャンネルを切断するようにしているので、オフィスにいたときの「なんとなく他の人の動きもわかる」という感覚をある程度は補うことができているのではないかと思います。

リモートワークをしていると他のスタッフと空間を共有していないので「一緒に働いている感」が薄れそうだなと思いましたが、Discord上で他の人の動きが多少わかるようになったので、良いのではと思っています。

社内ミーティングツール

元々Office 365を契約していたということもあり、制作スタッフ間のミーティングツールはMicrosoft Teamsに落ち着いています。
最初はDiscordを社内会議ツールとして使っていたのですが、映像の遅延等が目立つようになりデザインやソースコードの確認に使えなくなってきたため、映像が安定しているMicrosoft Teamsをメインで使うようになりました。

社内ファイルサーバー

元々は社内にNASを置いていたのですが、何年かに1度新しいハードディスクに交換したりといった管理の手間もあったので、リモートワーク本格化を機にクラウドに移行しました。

課題管理ツール

案件ごとの課題を管理するツールについては、リモートワーク開始以前の2017年からBacklogを使用し続けています。
コーディングファクトリーさんの書籍『フロントエンド専門制作会社が教える速く正確なWeb制作のための実践的メソッド』で紹介されていた内容を参考に導入しました。
Backlogが無かった時代にはもう戻れません。

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リモートワーク導入後の変化

情報をオンラインツール上に集約

これは賛否両論あるかと思いますが、自宅にプリンターが無いということもあり紙とペンをほぼ使わなくなりました。

案件ごとの打ち合わせメモや記録はほとんどBacklogのwikiに記載するようにしています。
テキスト情報のため後で検索しやすいことはもちろん、他の人の記述も見ることができるのでこれはこれでメリットがあるのではと思っています。

自席環境で画面共有したほうが社内レビューがしやすい

従来、スタッフ間でのデザインレビューやコードレビューについては、だいたい自席環境を離れて誰かの席の場所に行ったり、会議スペースでやる場合にはセッティングが必要になっていました。

リモートワークをやってみてわかってきたことですが、このような社内レビューについては、自席環境で画面共有しながらのほうがスムーズかつ説明もしやすいと感じています(これも賛否両論あるかと思いますが)。

そのため、互いに同じオフィス内にいても、あえて自席で画面共有しながらミーティングを行うケースも出てきました。

現在はハイブリッド型のリモートワーク

現在弊社ではフルリモートではなく、出社もありのハイブリッド型に落ち着いています。
人員配置状況や業務内容によって出社が必要になる場合があったり、金曜は社内勉強会や清掃があり「コミュニケーションを取る日」の位置付けになっていたりします。

ハイブリッド型では、対面のコミュニケーションの機会を維持しつつ、次の日に台風が来そうだったり雪が降りそうだったりがわかっているときは「そもそも出社しない」という臨機応変な選択肢が取れるのもメリットだと思います。

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