こんにちは。TRAPOL株式会社の採用広報です。
今回は、TRAPOLを起業した森脇(代表取締役)のインタビューをお届けします!
地域活性化を起点に「世界をごきげんにする」というビジョンに込めた想いと、その挑戦について語ってもらいました。
Q: これまでのキャリアについて教えてください。
2010年に関西電力に入社し、企画部門などを経験しました。その後、関西電力の「起業チャレンジ制度」を活用して2019年にTRAPOL(トラポル)を立ち上げました。関西電力からTRAPOLに出向し、約5年間社長を務めました。2025年7月に羅針盤グループとなりましたが、変わらず社長を務めています。
「地域の本質は、人にある。」——人にフォーカスする価値創出
Q: TRAPOLや、地域活性化事業の「価値の創出」についてお話しください。
TRAPOLでは、日本各地の地域活性化事業を支援しています。私たちの最大の価値は「人」にフォーカスし、ローカルな魅力を盛り上げることです。地域で体験やサービスを創出する際、まず地域の人々に注目し、彼らの思いや願望を徹底的にブレストし会話します。そうすることで、「この地域の良さと、ここに住む人たちの魅力はここにある」という本質を見出し、それをサービスや体験へと昇華させる「企画開発力」が私たちの強みとなっています。
“ごきげん”と“収益”。二つを回し続ける覚悟
Q: これから事業拡大や会社として成長させていくために必要なことを、どう考えていますか?
日本全体でオーバーツーリズムや観光人材の都市集中が見られる中、観光客が少ない地域を盛り上げるのは非常に難しい課題です。事業拡大には、ビジネスとして収益が成り立ち、サービスが持続可能な形であることだけでなく、「地域への共感」や「お金ではない価値観」も不可欠だと考えています。私たちは「ごきげんな人」「ごきげんなエネルギーを増やす」という言葉を使っていますが、この「ごきげんさ」を増やすことと、ビジネスとしての継続性を両立させる「両輪」の感覚を理解し、実現できる人材が今後特に重要だと考えています。
Q: なるほど。そのバランスって結構難しいですよね。
難しいですね。この両輪のバランスを取るマインドは、TRAPOLの社員一人ひとりに持ってもらうよう伝えています。チーム、会社、そして関わる全てのステークホルダーがこのバランスを意識しないと、真の意味で地域は元気にならず、ごきげんな人を増やすことはできないでしょう。これが私たちにとって最大のチャレンジです。
無人島から生まれたビジョン——“ごきげん”をエネルギーに
Q: 「ごきげんは人を増やす」というお話がありました。TRAPOLのビジョン「全人類をごきげんにする」は、どういう風に生まれたんですか?
「ごきげん」とは、人がポジティブに、やりたいことに夢中になり、目を輝かせて取り組む状態を指します。私は、人が生み出すこのような「ごきげんエネルギー」こそが、電気やガスに匹敵する、次の時代にとって非常に重要なエネルギーだと考えています。この「ごきげんエネルギー」の総量を増やすことで、時代や人々の生活がより豊かになると信じています。
この考えの根底には、学生時代の経験があります。無人島での生活や体験を通じ、都会の便利さや「勉強やスポーツができると偉い」「お金持ちが幸せ」といった世間の価値観に疑問を感じました。お金では買えない「ごきげんさ」を世の中に増やしたいという思いが学生時代からずっとあり、それをビジネスとしても成立させたいという願いから、「全人類をごきげんにする」というビジョンが生まれました。
Q: 代表として、社内のメンバーに対して心がけていることはありますか。
私自身がごきげんでないと、人をきげんよくすることはできません。毎週の社員ミーティングでは、各自に現在の「ごきげん指数」を発表してもらっています。私自身も無人島で生活していた時が最高の「ごきげん」だったように、人はそれぞれ「どういう時にごきげんになるか」「何に夢中になれるか」という自分ならではの価値観を持っています。チーム内では、世間の評価ではなく自分自身の価値観や豊かさ、幸せを大切にし、それを仕事やビジネスに活かすことで、一人ひとりがごきげんになれるという話を常々しています。「自分にとってのごきげんとは何か」「自分をごきげんにする方法」についてディスカッションし、普段からそのようなことを言い合える組織を心がけています。
“変でいい”。多様さが誇りになる組織
Q: 社員ミーティングでの「ごきげん」のエピソードはどういうものがありますか?
絵を描くのが好き、というようなシンプルなものから、北海道で狩猟免許を持ちトドやクマを撃ちに行ったという20代女性のユニークな話まで、実に多様です。「自分は人と違って多様でいいんだ」「変なやつだと思われるのを堂々と自慢する」ような雰囲気がありますね。また、困っているおじいちゃんを助けて喜んでもらえた時に自分がごきげんになった、といった温かいエピソードもあります。
Q: 今のTRAPOLに、どんな人に入社してほしいですか?
まずは先ほど話した「両輪」の感覚、つまりハイブリッドな感覚を持っている人です。「地域の人を喜ばせ、受け入れられること」と「会社として収益を両立できること」のどちらにも偏りすぎない感覚を持つ人が、持続的な事業継続には不可欠だと考えています。
そして、自分のごきげんを自分で取れる人です。没個性が蔓延しやすい現代において、自分の個性を磨き、「自分はこうだ」と自信を持って言える人。時代が変化していく中で活躍できるのは、そういった人々だと考えていますので、ぜひ一緒に働きたいですね!
独立か、継続か——5年目の決断
Q: ここからは、昨年ジョインした(株)羅針盤についてお聞きします。まずはジョインすることになった経緯を教えてください。
関西電力の社内ベンチャー制度は起業期間が5年と決まっていました。5年が経過する際、TRAPOLを会社に買い戻してもらうか、スピンアウトするかを選ぶ必要がありました。私は関西電力の社員のままだったため、会社に戻ると人事ローテーションでTRAPOLを継続できない可能性があり、一生TRAPOLをやり続けたいという想いから、独立を決意しました。
羅針盤を選んだのは、社長の佐々木さんとのフィーリングが大きかったです。いくつかの会社から興味を持っていただきましたが、佐々木さんとはローカルフレンドや地域プロデュース事業など、やってきたプロセスが似ていました。しかし、私が「ごきげん」や「ローカル」に重きを置いていたのに対し、佐々木さんは都市部でインバウンド向けガイド事業を展開しており、ビジネスとして継続させる仕組み作りや、自分が不在でもビジョンが回っていくようなやり方に長けていると感じました。
当時のTRAPOLは「超ごきげん寄り」で、収益は上げていましたが、ビジネスとしての持続可能な仕組み作りにおいては学びたい点が多かったです。「ビジネスとごきげん」の両輪を強化し、100年後も残る会社にしたいと思った時、羅針盤と一緒に組むことで、永久に持続する「ごきげんな人を増やしていく仕組み」を築けると考え、羅針盤を選びました。
現在、私は引き続きTRAPOLの社長を務めながら、羅針盤の「地域プロデュース事業部」の事業本部長も兼務しています。羅針盤とTRAPOLが一体となり、シナジー効果でできることが増え、共に地域活性化に尽力しています。
Q: 羅針盤と一緒になって、どういうことが変化し、良くなりましたか?
一番の変化は、羅針盤がインバウンド領域のリーディングカンパニーであるため、これまでTRAPOLが弱かった外国人観光客の誘致や、外国人向けの体験作りに関する知見を日々学ばせてもらっていることです。TRAPOLとしても、インバウンド領域での提案力が格段に向上しました。インバウンド市場は今後も大きく伸びる分野であり、そこでビジネスを構築できることは、私たちの持続的な成長戦略において非常に重要だと考えています。
ごきげんを、日本中へ。世界中へ。
Q: 今後のTRAPOLの展望と、求職者の方にメッセージをお願いします。
TRAPOLは今後も「ごきげんな人を増やし続ける」ことを目指します。社員、関わる方々、サービスを利用してくださった方々、みんながごきげんになる世の中を追求し、走り続けます。私が関わらない領域でもごきげんなエネルギーがどんどん生まれるような世界を目指しており、このビジョンに共感し、一緒に日本中、世界中にごきげんを広げていきたいと思ってくれる方がいれば、ぜひ当社の採用ページをご覧いただきたいです。