なにをやっているのか
株式会社ケアクラフトマンは、病気や障害、加齢等による日常生活の自立が難しくなった方々に、自分らしく生きていくための支援を行う会社です。具体的にはデイサービス、訪問看護ステーション、居宅介護支援センターを運営しており、再来年までに小規模多機能型居宅介護を開始する予定です。
介護といえば、一般的には食事の世話をしたり、おむつ交換をしたり、入浴の介助をしたりとハードな労働の割に給与が低い仕事というイメージがあります。もちろん日常生活に支障がある方々の支援をするわけですか、介助という部分はありますが、本当に大変な部分はそこではありません。本当に大変な部分は、その人らしく生きていくために我々はどんなことができるのかを考え、実現していくことであり、それは大きなやりがいでもあります。
弊社の企業理念は、最期まで自分らしく生きられる社会をつくる、です。
なぜこの理念なのか。それは、人生を閉じるその時まで自分らしく生きられる方が少ないことを知っているからです。病気のために、認知症のために、家族の都合のために、色んな理由で、本来過ごしたい(それは実現可能な)生活ができない方々をたくさん見てきたし、それに対して無力である自分たちがいたからです。しかし、現場で向き合うケアスタッフ(介護士も看護師もセラピストも)のアイデアや行動、つまり非技術的イノベーションでこの理念を実現することは可能だと信じています。そして何より、それを実現するための経営や管理という部分はもっと重要です。
なぜやるのか
創業者である私は、特別養護老人ホームで現場の介護職員及び施設ケアマネジャーとして13年間働いていました。無資格、未経験、介護に興味なし、という状態で老人ホームに就職することになってしまった(これには理由がありますが、それはぜひお会いした時に)私は、寝たきりや認知症の方を前に、「この人たちはなんのために生きているんだろう?」「なぜ税金や保険料を使いここまでして生かしておく必要があるのだろう?」と思いながら、日々の食事や入浴介助、おむつ交換などをこなしていました。
しかし仕事を続けるうちに介護福祉士などの資格を取る過程で勉強し、介護の仕事の意義ややりがいなどを感じるようになってきました。自分が適切な介助技術を身につけることで目の前の方がちょっと幸せになる(例えば痛みのない介助を提供できる等)ことを知りました。また施設ケアマネジャーとしての立場になってからは、介護職員という実務家としての視点からケアマネジャーという管理の視点も身につき“自分ができる”から“皆ができる”ということを考えることを体験しました。その次は、もっとこうしたらよくなるのではないかという“経営”という部分を意識するようなり、自分の思う理想のケアを提供できる場を作りたいという思いが大きくなってきました。そして、13年間勤めた老人ホームを退職し、起業しました。
病気になっても認知症になっても、自分のことが自分でできなくなっても、自分らしく生きることができる。それを支えていくのが医療や介護の仕事だと信じています。
どうやっているのか
社員18人の小さな会社ですが、今後どんどん大きくなっていきます。それはスケールメリットを生むことで待遇を良くし、できることの幅を広げるためです。