こんにちは!株式会社GenAi広報担当です。
GenAiで働く「人」を紹介していく連載、『GenAi People』。
今回はその第四弾として、GenAiのデザイン領域を担う大槻菜月に、現役インターン生がインタビューしました。
受託案件のUIデザインから、提案資料やデモ画面の作成、社内外のコミュニケーションデザインまで、幅広いデザイン業務に携わっている大槻。
その根底にあるのは、「誰が使うのか」「どうすれば伝わるのか」を考え続ける姿勢でした。
大槻のこれまでの歩みと、GenAiで実現したいデザインのあり方について聞きました。
情報を整理し、わかる形にする。デザインの原点
――まずは、大槻さんご自身のことから伺いたいです。
GenAiに入社するまで、どのようなお仕事をされてきたのでしょうか。
大槻:大学卒業後、最初はコミュニケーターやファシリテーターと呼ばれる、プロジェクト支援の仕事に関わっていました。社会実装を目指すプロジェクトや、ものづくりが好きな子どもたちの活動に伴走しながら、アイデアを引き出したり、進め方を一緒に整理したりしていました。
その後、人材紹介のベンチャー企業でインハウスデザイナーとして働き、今に至ります。
――最初からデザイナーを目指していたわけではなかったんですね。
デザインに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか。
大槻:学生の頃から、授業のノートを作ったり、理科の仕組みを図解して考えたりするのが好きでした。
複雑な情報を整理すると、分からなかったことが分かるようになるんですよね。その感覚がすごく面白くて、今思うとそれがデザインの原点に近いのかなと思います。
職業としてデザインに結びついたのは、コミュニケーターとして働いていた時です。業務でAdobe Illustratorを使う機会があり、自分の考えたことを自由に表現できることにすごく驚きました。
その時に、「デザインって面白い、もっとやりたい」と思い、自分もプレイヤーとして形にする側になりたいと考えるようになりました。その後、デジタルハリウッドに半年間通い、グラフィックデザインやWebデザイン、コーディングなどを学びました。
GenAiとの出会いと、デザイン領域を担う現在地
――GenAiとの出会いは、どのようなきっかけがあったのでしょうか。
大槻:きっかけは、エンジニアの相田さんの紹介です。
相田さんとは前職で一緒に働いていました。その後、相田さんがGenAiに入社してから、「展示会のポスターを作ってほしい」と依頼してくれたんです。それが、私とGenAiの最初の接点でした。
――最初の接点から入社を考えるようになるまで、どのような経緯があったのでしょうか。
大槻:前職ではやりがいを感じていたものの、インハウスデザインが中心だったので、「もう少しいろいろな世界を見てみたいな」と思っていました。
そんなタイミングでGenAiに声をかけてもらい、CEOの三浦さんとも話す中で、より具体的に転職を考えるようになりました。
最終的な決め手は、みんなの雰囲気が穏やかで、安心して働けそうと思えたことです。まだ若い組織だったので、デザインだけでなく組織としての成長に関わっていけるところにも魅力を感じました。
――入社後は、主にどのような業務を担当されているのでしょうか。
大槻:主に担当しているのは、受託案件のUIデザインや、提案時に使うデモ画面・資料の作成です。
そのほかにも、広報やブランディングに関わる制作物、社内向けプロダクトのデザインなど、GenAi全体のデザインに幅広く関わっています。
お客様向けのデザインは、課題や目的に合わせてロジカルに考えることが多いです。一方で、社内向けの制作物は、もう少しポップに考えることもあります。
「好きになってもらえたらいいな」「たくさん使ってもらえたら嬉しいな」という気持ちで作っています。
ここで、大槻の思いのこもった社内向けプロダクトの一例として、大槻がデザインしたアイテムをご紹介します!
・フットサル用ユニフォーム
GenAiでは、経営陣・社員・インターン生が一緒になって「Team GenAi」としてフットサル活動を行っています。
活動で着用しているユニフォームは、メンバーからの要望をもとに大槻がデザインしたものです!
・名刺
こちらの名刺も、大槻がデザインを担当しています。
裏面のデザインは6種類あり、社員はそれぞれ気に入ったデザインを選ぶことができます!紙質にもこだわりました。
考えさせない、言葉をそろえる。デザイン作りとチーム開発の視点
――提案資料やデモ画面など、伝えるためのデザインにも多く関わっているんですね。
お客様向けの資料やデザインを作る時、特に大切にしていることはありますか。
大槻:資料は、自分たちとお客様が同じ方向を見るためのツールだと思っています。
だからこそ、お客様が無理なく理解できて、同じ前提に立てる状態をつくることを大切にしています。
意識しているのは、認知負荷を下げることと、共通言語をつくることです。情報量や流れを整理したり、必要に応じて図解を入れたりしながら、聞いているだけで自然と理解が進む資料を目指しています。
また、ヒアリングでお客様が使っていた言葉や、その業界でよく使われている言い回しを資料に入れるようにしています。こちら側がお客様に近づいていくことで、専門性の違う相手にも伝わりやすくなると思っています。
そして、提案資料は担当者の方だけでなく、経営層の方や別の立場の方が見ることもあります。だから、誰が見ても「何の話をしているのか」「なぜ必要なのか」が自然に伝わるようにしておきたいんです。
――デザインは、実装されて初めて形になるものでもありますよね。
エンジニアと一緒に開発を進める中で、意識していることはありますか。
大槻:一番大事にしているのは、フラットに話し合うことです。
私が実現したいデザインを考えていても、実装上難しい場合もあります。そういう時に、エンジニアの視点も聞きながら、一緒に最適解を探していける関係でいたいと思っています。
見ている視点が違うからこそ、私だけでは気づけないこともありますし、お互いの視点を持ち寄ることで、結果的にプロダクトの質も上がっていくと思います。
誰も取り残さないデザインを目指して
――GenAiに入ってから、デザインへの向き合い方に変化はありましたか。
大槻:向き合い方の根っこの部分は、変わっていないと思います。
ただ、作ること以上に、デザインを「組織を良くするための手段」として見る意識は強くなりました。
DXやIT化は、生産性を上げるための強力な手段です。ただ、ITツールに慣れていなかったり、苦手意識を持っていたりする方もいます。
ただ要件通りのものを作るだけでは、現場で使ってもらえないことがあります。受け入れてもらえないことがあります。提供する側の私たちの課題として、アウトプットの形にもっと工夫できる余地があると思っています。
ITが得意な人も、苦手な人もいる。そうした一人ひとりの差を、デザインの力で少しでもならして、誰でも使える状態を作りたいです。
――使う人のことを考える時、どんなところを意識するようになりましたか。
大槻:そうですね。かなり具体的に想像するようになりました。
誰が使うのか、どんな場面で使うのか。急いでいるのか、仕事中なのか。どんなキャリアの人なのか。
組織の中で、「自分だけ使いこなせていない」と感じる人が一人でもいたら嫌だなと思っています。そういう人がいたとしても、ちゃんと救い上げられるようなデザインにしたいです。
だからこそ、「ITについてこい」ではなく、一人ひとりに寄り添いながら、誰も取り残さずに一緒に進んでいけるものを作りたいと思っています。
――今はデザイナーでなくても、ものを作りやすい時代になっていますよね。
そうした中で、大槻さんがデザイナーとして大切にしていきたいことは何ですか。
大槻:プロダクトの奥に人を感じるような、細部まで配慮が行き届いた設計をずっと大切にしていきたいです。
ただ作って終わり、機能を揃えて終わりではなく、ずっと使っていてもストレスにならない、愛着が湧くくらい使いやすいものを作っていきたいです。
ITが得意か不得意かに関わらず、組織全員が使えるプロダクトを目指します。
穏やかだけど、甘くない。GenAiという環境とこれから
――ここまでのお話にも、GenAiらしい雰囲気が少し出ているように感じました。
実際に働いてみて、GenAiの良さはどんなところにありますか。
大槻:ベンチャーらしくない穏やかさは感じます。
決してぬるいわけではないのですが、ただがむしゃらに頑張って乗り越えるというよりも、仕組みで解決しようとする人が多い印象があります。
課題やトラブルが起きた時にも、「じゃあどうする?」とすぐに動ける人が多いです。失敗やトラブルに対しても、起きてしまった時には寛容に捉えて対応している印象があります。
――そうした環境の中で、大槻さん自身はこれからどのような価値を出していきたいですか。
大槻:お客様に、GenAiと長く付き合っていきたいと思ってもらえるようにしたいです。
今は、どの会社でも、ある程度のものは作れる時代です。だからこそ、GenAiが選ばれる理由の一つにデザインがあってほしいと思っています。
「GenAiさんが作ったものは使いやすいよね」とか、「みんなが使えるようになったよね」と思ってもらえる状態になったら、とても嬉しいです。
そのためにも、私以外のメンバーがデザインを担当した時にも、同じように良いものを作れるデザイン組織をつくっていきたいです。
――大槻さん一人だけでなく、組織としてデザインの力を高めていきたいということですね。デザイン組織をつくっていく上で、どんなことを大事にしたいですか。
大槻:まずは、デザインルールやデザインシステムを整えることが大事だと思っています。それに加えて、経験の浅い人が入ってきても活躍できるように、スキルのボトムアップもしていきたいです。
ただ、ルールでガチガチにしたいわけではありません。最低限の土台はありつつ、一人ひとりの心遣いが反映されるような、柔らかい組織を作っていきたいです。
――最後に、これからGenAiに入る方へメッセージをお願いします。
大槻:GenAiは、雰囲気としてはすごく穏やかな会社だと思います。
ただ、だからといって甘い環境ではありません。スピードも求められますし、つくるものの質にも妥協しない会社です。
もちろん、踏ん張らなければいけない場面もあります。ただ、それを一人で抱え込むのではなく、分担したり、支え合ったりしながら、チームで乗り越えていくのがGenAiだと思っています。
「誰が使うのか」「どんな人の役に立つのか」を追求したいという純粋な情熱を持っている人が、活躍できる場を作っていきたいと思います。本気でものづくりに向き合いたい人に、ぜひ仲間になってもらえたら嬉しいです。
大槻さん、ありがとうございました!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回のインタビューを通して、大槻のデザインの根底には、常に「使う人」への想像力があるのだと感じました。
「誰が、どんな場面で使うのかを考え、誰も取り残さない状態を目指す」
その姿勢は、GenAiが大切にしている「技術を通して、人や組織の可能性を広げる」という価値にもつながっているのかもしれません。
GenAiには、大槻以外にも、それぞれの現場で価値に向き合い続けるメンバーがたくさんいます。
この『GenAi People』を通して、そんな一人ひとりの素顔や仕事への想いをこれからも丁寧にお届けしていきます。
次回の更新も、ぜひ楽しみにしていてくださいね!