ご覧いただきありがとうございます。オールブルー採用担当です。
社員インタビュー第3弾は、ケンタさん。化学系商社で4年間営業を経験した後、IT未経験でオールブルーに入社したエンジニアです。
「化学の研究者になるか、化学産業を支える側に立つか」── 大学時代に悩み抜いた末にたどり着いた答えが、まさかノーコードエンジニアという道に繋がるとは、本人も想像していなかったそうです。
プロフィール
S Kenta
部署:ノーコード・ローコード開発事業本部 (エンジニア) 前職 化学系商社— PET・包材の営業
泣きながら始まった「探究心」の原点
中学受験の宿題を、泣きながら解いていた。仲の良い友達が「やる」と言ったから、自分も始めた受験勉強。最初は本当に辛かった。
でも、やっているうちに不思議なことが起きた。
「やっていると勢いがついてくるんです。問題が解けると面白くなる。にんじんが見えていると、もっと走れる」
この「やると勢いがつく」感覚が、S Kentaさんという人間を動かし続けるエンジンになった。
大学では低分子素材の研究に没頭。エレクトロスピニングという技術に夢中になり、学会では教授が質問する姿を見て「問いを立てること」の本質を学んだ。
「一生フラスコを振りたくない」── 研究者にならなかった理由
化学が好きだった。でも、研究職にはならなかった。
周りの同級生がメーカーの研究職に進む中、S Kentaさんはある未来を見据えていた。
「工業が衰退していく。研究者として中に入るより、化学産業を"支える側"に立ちたいと思った。俺が化学産業に貢献するんだ、って」
こうして選んだのが、化学系商社での営業。PET、ラベル、包材── 一見地味に聞こえるかもしれないが、その先にある業界は驚くほど広かった。
ホテル、ファストフード、スポーツチーム、調味料メーカー、化粧品、医薬品、飲料、文具、おもちゃ。あらゆる業界のお客様と会い、素材という切り口から産業の構造を見渡す日々。
「何かしら理由を付けて訪問していた。"粘り"と"仮説"で勝率を引き寄せた感覚があった」
2年間、友達がいなかった大学時代
実はS Kentaさんには、大学の前半2年間、友達がいなかった時期がある。
「人と合わない。見下していた。協調性がなかった」
転機は、大学2年の冬。後にオールブルーの取締役となる小宮さんとの出会いだった。
他者の言葉を聞き、理解し、翻訳して広げてあげる。グループワークでは、あえて反対意見を出して議論を深める「悪魔の代弁者」としての力が開花した。
「孤立の2年間がなければ、この力は生まれなかったと思う。周りの言っていることを理解して、広げてあげるのが自分の役割なのかもしれない」
今、この力はエンジニアとしての仕事にそのまま活きている。お客様が言葉にしきれない要望を「翻訳」し、チーム内の異なる意見を整理して前に進める── それは、孤立を経て身に付けたケンタさんだけの価値だ。
化学の探究心が、ノーコード開発に繋がった
化学系商社からノーコードエンジニアへ。一見、まったく違う世界に見える。
でもS Kentaさんは「構造は同じだ」と言い切る。
「化学研究で培った"問いを立てて検証する"プロセスは、ノーコード開発の仮説検証サイクルとそっくり。お客様の課題を仮説として設定し、プロトタイプを作って検証し、改善する。やっていることの本質は変わらない」
Power Appsでアプリを設計する時も、まず「なぜこの業務はこの手順なのか?」という問いを立てる。化学系商社で見た多業界の構造が、お客様のビジネスを理解する土台になっている。
点と点が、線で繋がった。
これからの冒険 ── 「設計図を引く側」になりたい
S Kentaさんの目標は明確だ。
「今は知見を蓄えるフェーズ。興味とニーズが重なる場所を見極めて、次のステップでは事業やサービスを自分で設計する側に回りたい」
化学、DX、AI── 興味の射程は広がり続けている。でも軸はブレない。
「まだ存在しない解を探求する」。
泣きながら解いた中学受験の問題も、化学の実験も、営業の新規開拓も、すべて「解のない問い」に挑む行為だった。そしてノーコード開発も、お客様の「こうなったらいいのに」に対して、まだ存在しない解を形にする仕事だ。
「異業種」で立ち止まっているあなたへ
「正直、IT業界のことは何も知らなかった。でも"何かしら理由を付けて訪問していた"営業時代の粘りは、そのまま使えた。化学の探究心も、お客様の課題を深掘りする時に活きている。
前職の経験が無駄になることなんてない。むしろ"普通のエンジニアが持っていない視点"こそが、異業種出身の最大の強みだと思う」
化学系商社の営業マンが、ノーコードエンジニアになった。 「探究心」という一本の線が、まったく違う業界を繋いでいる。
あなたのキャリアにも、まだ繋がっていない点があるかもしれません。 オールブルーで、その点を線にしてみませんか?