ご覧いただきありがとうございます。オールブルー採用担当です🐳
海賊旗を作る会社があると聞いたら、どう思いますか?
「変わった会社だな」で終わるかもしれません。でも、その旗に込められた意味を知ったら、見え方が変わると思います。
オールブルー株式会社には、「旗の会」というワークショップがあります。各事業部が自分たちの「海賊旗」をデザインし、掲げる。
「なぜ海旗なのか?」
その答えは、オールブルーという社名そのものにあります。
社名「All Blue」はONE PIECEから生まれた
オールブルーの社名の由来をご存知でしょうか。
「All Blue」は、ONE PIECEに登場する伝説の海の名前です。
東の海、西の海、南の海、北の海──世界中の全ての海が一つに繋がる場所。あらゆる魚が集まり、誰も見たことがない海。
オールブルー株式会社は、この「全てが繋がる場所」というコンセプトに共感し、社名にしました。
異なるバックグラウンドを持つ人たちが集まり、ITという共通言語で繋がる。一人では辿り着けない場所に、仲間と一緒なら行ける。
そんな想いが込められています。
社名がONE PIECEなら、チームのアイデンティティもONE PIECEで表現するのが自然ではないか。そう考えて生まれたのが「旗の会」です。
旗に必要なのは画力ではなく、込めた想い
ワークショップに入る前に、一つ大事な前提を共有します。
旗に画力は必要ありません。
ONE PIECEの作中に、こんなシーンがあります。ルフィが麦わらの一味の海賊旗を描く場面。お世辞にも上手とは言えない、子供の落書きのような絵。でも仲間たちはその旗を掲げて航海に出る。
なぜか。
上手い絵だから旗として機能するのではない。「この旗の下で戦う」と全員が決めたから、旗になる。大事なのはデザインの完成度ではなく、込めた想いを全員が共有していること。
この話をワークショップの冒頭で共有することで、「絵が下手だから不安」というメンバーの心理的ハードルを取り除きます。旗の会は、デザインコンテストではありません。自分たちが何者で、何を目指すのかを言語化し、可視化するワークショップです。
各事業部、旗を描く
ここからがワークショップの本番!各事業部がチームに分かれ、自分たちの海賊旗をデザインします。プロセスは3ステップです。
ステップ1: 「自分たちは何者か」を言語化する
まず、事業部のメンバー全員でディスカッション。
・自分たちのリーダーの特徴は? ・この事業部の専門性は何か? ・大切にしている信念・価値観は? ・他の事業部にはない「自分たちらしさ」とは?
普段の業務では改めて考えることのない問い。でも旗を作るためには、ここを言語化しないと始まりません。
実はこのプロセス自体が、旗の会の最大の価値です。旗を完成させることよりも、「自分たちは何者か」をチーム全員で語り合う時間に意味があります。
ステップ2: シンボルに変換する
言語化した要素を、視覚的なシンボルに変換します。
「挑戦」を表すなら、どんな形がいいか。「専門性」を一目で伝えるには、何をモチーフにするか。抽象的な概念を具体的な絵にする作業は、意外と難しく、そして面白い。
ここでもONE PIECEの海賊旗が参考になります。ルフィの麦わら帽子は「自由への意志」、白ひげの十字は「家族の絆」。一つのシンボルに、複数の意味を凝縮する。優れた旗は、シンプルでありながら多層的です。
ステップ3: 旗として完成させる
最後に、全員で一枚の旗を描き上げます。画力は問わない。大事なのは、全員が「これが自分たちの旗だ」と思えることです。
描き上がった旗を見て、あるメンバーがこう言いました。
「自分たちの旗を見ると、“この事業部で良かった”って思える。大げさじゃなくて、本当にそう感じた」
「旗を掲げる」ということの意味
ONE PIECEの世界で、海賊旗を掲げることは「宣戦布告」です。「自分たちはここにいる」「自分たちの信念を貫く」という覚悟の表明。
企業においても、事業部の旗を掲げることには同じ意味があります。
「私たちはこの旗の下で働いている」
この一言が言えるかどうか。自分のチームに誇りを持ち、アイデンティティを共有し、同じ方向を向いていると実感できるかどうか。旗の会は、その「実感」を生み出すためのワークショップです。
旗を作った事業部のメンバーからは、こんな声が聞かれました。
「旗のデザインに込めた意味を説明する時、自然と事業部のビジョンを語っていた。“自分の言葉でビジョンを語る”ってこういうことなんだと分かった」
「旗が完成した瞬間、チームの結束感が変わった。不思議なんですけど、“これが自分たちだ”って思えるものが目の前にあるだけで、帰属意識が強くなる」
「新しいメンバーが入ってきた時に、旗を見せて“これが私たちの事業部です”と紹介するのが楽しみになった」
「Only Digital Adventure」と旗
オールブルーのビジョンは、「Only Digital Adventure — ITを活用して誰もが冒険できる社会を創る」。
冒険に旗はつきものです。海賊が旗を掲げて航海に出るように、オールブルーの各事業部は自分たちの旗を掲げて「冒険」に出る。
旗の会で生まれた旗は、事業部のTeamsアイコンやチーム紹介資料に使われています。毎日目にすることで、「自分たちが何者で、どこを目指しているか」を無意識のうちに確認できる。
社名がONE PIECEの「All Blue」に由来し、ビジョンが「冒険」を謳い、各事業部が「海賊旗」を持つ。ここまで一貫した物語がある会社は、そう多くないはずです。
この一貫性は、意図的に作り込んだものではありません。ONE PIECEの世界観に共感した人たちが集まり、自然と文化として根付いていったもの。だからこそ、形骸化しない。作り物ではないから、メンバーが本気で誇りを持てる。
最後に
「海賊旗を作る会社」と聞いて、この記事を開いてくれた方。ありがとうございます。
ここまで読んでいただけたなら、旗の会が単なる「変わったイベント」ではないことは伝わったのではないでしょうか。自分たちのアイデンティティを言語化し、シンボルに変換し、チーム全員で共有する。旗の会は、組織づくりの根幹に関わるワークショップです。
旗を持つチームは、強い。
「自分たちは何者か」が明確なチームは、判断に迷わない。新しいメンバーを迎え入れる時も、「この旗に共感できるか」が基準になる。だからこそ、カルチャーフィットする人が集まり、定着率94.1%という数字に繋がっているのだと思います。
「この旗の下で働いてみたい」──そう思える場所を探しているなら、ぜひ一度お話ししませんか。あなたがどんな旗を掲げたいのか、聞かせてもらえたら嬉しいです。