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パリ・ロンドン出張レポート:AEC×AIの現場から

2025年11月、テクトムのグローバルチームはパリとロンドンを訪れ、2つのイベントに出展しました。Release[AEC](パリ)とLondon Build Expo(ロンドン)。いずれもAEC分野の最新動向が集まる場で、設計・建設業界におけるAI活用やデータ連携に関する議論が数多く交わされていました。私たちにとってこの1週間は、単なるイベント参加ではなく、欧州の市場やプレイヤーの空気感を肌で知り、プロダクトの方向性を確かめる時間でもありました。現地で見えた、AEC×AIのリアル各イベントでは、AIを活用した設計支援や業務自動化の取り組みが多く紹介されていました。世界的な設計事務所がAI...

建設DXの最前線へ。Archi Future 2025出展レポート

2025年10月に開催された「Archi Future 2025」に、テクトムは協賛企業として出展しました。少し時間は経ちましたが、当日の対話を通じて見えたことを、改めて振り返ります。Archi Future 2025は、建設分野におけるDXやBIM、AI活用の最新動向が集まるイベントです。私たちにとっては、自分たちの現在地を確かめる場であり、業界のリアルな声を直接聞ける機会でもありました。建設DXは進んでいる。でも、簡単ではない展示会全体を通じて感じたのは、BIMや自動化、AI活用が「試す段階」から「実務にどう定着させるか」というフェーズに入っているということです。一方で、実際にブース...

建設DXを阻む3つの構造的課題

前回の記事では、建設市場で発生する追加費用は年間130兆円以上であることをまとめました。その改善アプローチのひとつには、デジタルを活用した業務改善、つまりデジタルトランスフォーメーション(DX)が考えられます。しかし、様々な分野でDX化が進む昨今においても、建設業、中でも建設設計の分野は、手書きや紙によるプロセスが残存し、DX化が他産業より遅れていると言われている分野です*1*2。建設業の生産性をあげるための新たなソリューション、所謂「建設DX」の遅れは、結果的に建設業界全体の生産性を押し下げ、競争力の喪失という課題を引き起こしています。建設業界のDXが進まない理由として、建設物理学を専...

建設市場で発生する追加費用は年間130兆円以上─ 設計ミスの影響とその要因

建設市場は、世界経済の中でも巨大な市場であり、人々の生活には欠かせない環境を作るという意味でも重要な役割を担っています。「Global Construction 2030 – CIOB Executive Summary*1」によれば、2030年までに世界の建設市場は2015年時点を基準に8兆ドル成長、85%増で総規模は17兆5,000億米ドル(約2,625兆円、1米ドル150円換算)、世界のGDPの14.7%を建設業が占めるようになると予測されています。しかし、建設設計のミスを起因に発生する建設市場での追加費用は、年間132兆円という驚くべき数値の試算になり、業界全体の課題となっている...

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