その電気、どこから来てる? ~電力・ガストレーディング部の仕事~
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皆様、こんにちは。
広報チーム 兼 電力・ガストレーディング部 磯崎です。
今回は、私の所属している「電力・ガストレーディング部」がどんな仕事をしているのかをご紹介したいと思います。
グローバルエンジニアリングの事業のひとつに、電気の供給(特高・高圧・低圧)があります。ただ、ここで一つポイントがあります。
実は当社、電気を「販売する」ライセンスは持っているのですが、巨大な発電所を持っているわけではありません。
小さな発電所はあるものの、契約している需要家様すべての電気を賄えるほどではないのです。
(※ここでご存じない方へ。需要家(じゅようか)とは、電気、ガス、水道などのエネルギー供給サービスを、実際に契約・利用する消費者や法人(企業、工場、オフィスなど)のことです。特に電力産業において、電力会社から電気を購入し使用する側(エンドユーザー)を指す専門用語となっております。磯崎グーグル調べ)
「じゃあどうやって電気を売っているの?」
と思いますよね。
そこで登場するのが「電力市場」です。
日本では1990年代から電力自由化が進み、2005年には日本卸電力取引所(JEPX)という電気の取引市場ができました。
現在の日本の電力市場には、「小売電力市場」と「卸電力市場」が形成されています。
※一般財団法人新エネルギー財団資料より抜粋
小売電力市場は、小売電気事業者と需要家が電力を取引する市場。当社はここで電気を需要家に販売しています。
一方で、卸電力市場とは、発電事業者と小売電気事業者が取引する市場のことです。当社はここで電気を仕入れています。
簡単に言うと、
市場で電気を仕入れて、需要家様にお届けする。
という形です。
イメージとしては
「20円でリンゴを仕入れて40円で売る」ようなものです。
(急に八百屋っぽくなりますが、考え方はわりと近いです。)
ただし、電気はリンゴより少しやっかいで、電力の価格は常に一定ではありません。
社会情勢、燃料価格の変動、季節などの影響を受け、電源価格は大きく変動する可能性があります。暑い夏や、寒い冬は電気の需要も一気に増えます。
そのため、需要家様の契約数や使用量を予測しながら、
・どのエリアの電源を
・いつ
・どのくらいの量
・いくらで購入するのか
といった判断を行う必要があります。
当社の場合は、そんな日々変動する電力市場からの仕入れだけに頼って運営していては、市場の動向によって会社の全てが決まってしまい、危険と考えています。
この変動する電力市場以外、発電機材をお持ちの企業様等と直接契約し、期間・金額を最初の時点で取り決めた電源調達=電気の固定仕入れ担当が、私の所属する「電力・ガストレーディング部」です。
電力・ガストレーディング部で年度の基本的な電源(固定)を調達し、日々の余った部分や足りない部分(変動)の調整を、需給管理センター:DNCで行うと言う形です。
※DNCの一日(午前の業務) | 株式会社グローバルエンジニアリング
※DNCの1日(午後の業務) | 株式会社グローバルエンジニアリング
市場の動きや需要の変化を見ながら日々電源を確保し、需要家様へ安定して電気をお届けする、電力・ガストレーディング部は、そんな役割を担いながら、会社を支えています。