グローバルエンジニアリング 総務部の山本です。
今回から、先日の記事でご案内させていただきました福岡本社の事務所リニューアル工事についてのエピソードを何回かに分けてお届けさせていただきます。
最初のVol.1として、長年この場所で業務を続けた愛着のあるオフィスを、「移転」ではなく「同じビル内で」リニューアルするという決断。そして、今回の工事を一緒に進める内装パートナー企業選びの部分についてとなります。
1.リニューアル計画 始動の背景
2025年8月末、社長からの発令で福岡本社のリニューアル実施が決定。その内容を聞いた私は、本音を書くと思わず複雑な感情を抱きました。総務的には東京支社の移転プロジェクトがようやく落ち着き、ほっと一息ついていた矢先のことだったためです。
とはいえ、ありがたい話ですが、社員数の増加に伴いレイアウトが手狭になり、来客や会議による動線の混雑やスペースの不足、DNC室の席数の不足など、現場から職場環境の改善を求める声が以前から大きくなっている事は私自身も感じていました。
こうなればと、ちょうど福岡で勤務していた事もあり、腹をくくってプロジェクトに私も参加させてもらった経緯があります。
2.「移転」or「同じビル内でのリニューアル」
グローバルエンジニアリング福岡本社は、長年同じビルで業務を続けてきた歴史あるオフィスです(私も入社する前だったので調べ直した所、2014年から今のビルでした)。
最初の検討段階では、例えば博多への「移転」も選択肢には入っていましたし、それを望む社員もいるであろうことは想像できました。ですが、今回のリニューアルについては「同じビル内で」という道を選択しました。
理由はシンプルで、立地・建物への愛着、そしてDNCの特色上緊急時にある程度メンバーが集まりやすい立地であることが必要。何より先達が用意してくれた「この場所で、会社としてもう一段階進化したい」という想いがあったからです。
(そしてこの選択が東京支社とは違う苦労の幕開けでした…。詳細はVol.3あたりで。)
3.プロジェクト キックオフ
プロジェクトは、2025年9月の社内キックオフで正式に動き出しました。工期目標は2026年3月末完了、4月1日リニューアルオープン。逆算すると、半年強しかありません。
社内体制も同時期に固まりました。総務部長・福岡総務メンバーに加え、DNCの統括にも参加して頂き、“内装の決定、社内調整・告知、工事期間中の就業環境の手配・倉庫手配、対外調整” などなど——やることはたくさんあります。
それぞれの役割分担を適材適所で割り振りつつ、チームとしてプロジェクトを進めます。
最初に動いたのは、内装工事をどの会社にお願いするかという選定でした。
4.内装工事業者の選定
私たちは内装デザインと施工に強みを持つ3社にお声がけし、それぞれ見積もりとデザイン提案をいただきました。3社とも実力のある会社で、こちらの要望するスケジュールを加味しつつ、空間の見せ方・活用方法、コスト感等、各社様々な提案が並びました。
正直、どの提案も魅力的で、選定の議論は何度も折り返しました。 最終的に1社にお願いすることを決めた決め手は、ある一点に尽きます。 「使い始めた後のこと」を、最も真剣に考えてくれている、と感じたからです。
東京の時と同様、むしろビルが変わらない分、東京の時以上に会社の雰囲気を今までと変えたいという想いはありました。ただそのために実用性を犠牲にはできません。
そんな白とも黒とも言い切れない心持ちの中、1つの会社から、新しいレイアウトの中でも実務で困らないよう収納スペースを十分に確保、元々あった倉庫扱いの部屋も設計に組み込み、給湯室・休憩スペースの再編成…といった提案が届きました。
この提案から「華やかな完成形」ではなく「日々の業務がストレスなく回る新オフィス」を一緒に作ってくれる、そんな姿勢をこの会社に感じ、私たちは深く頷きました。
ご縁のなかった他の2社も、デザインセンスや提案力は素晴らしく、私たちが学ばせて頂いた点は数多くありました。決して優劣がついたというよりも、私たちの「リニューアルに何を求めているか」と最も波長が合ったのが、今回お願いした会社だった…というのが正確な表現だと思います。
5.プロジェクト 実働開始
選定後の改めての打ち合わせでも、担当の方は、こちらの曖昧な要望を丁寧に咀嚼し、「スケジュール的に先にこちらを」「それは構造的にこうなります」「予算を抑えるならこの仕様で十分です」と的確に整理してくださいました。依頼先というより、もはや一緒に考えてくれるチームメンバーという感覚に近かったです。
とはいえ、事務所のリニューアル工事というのは内装工事業者1社と契約・依頼して終わるものではありません。
ビル建物そのものに影響のある工事(例:天井内の空調設備等)はビル管理会社、当社固有のインターネット機器(例:Wi-Fi等)はネットワーク工事業者、電話関係は固定電話関係業者、事務所設置の蓄電池移設は当時の設置業者にと、様々な会社が関わります。
東京の経験からくる学びですが、3月末に近づくごとに工事関係は人や車の手配が難しくなります。直前でのお願いとならないよう、プロジェクト初期の段階で漏れなく手配を進めることが大切。1社1社個別に連絡し、工事対応をお願いしました。
6.Vol.1 総括
「半年で本当にできるのか」——
正直、当時の私は不安半分、ワクワク半分くらいだったと思います。ただ、東京移転を経験して分かったことですが、プロジェクトの成否を決めるのは奇抜なアイデアではなく、工事側を支える信頼できるパートナーと、社内側と連携・調整するチームメンバーの存在です。この段階から、この両方が揃っていたことは今回のプロジェクトの最も安心できた点でした。
次回は、各社+社内との本格調整がスタートし、実際に工事のスケジュールが作りあげられていくフェーズについて書きたいと思います。
あまり間をおかずに作成できるようにしますので、是非また見てやってください。