先日、ある作品を観ていて、ふと仕事やビジネスにも通じることを考えました。
人が本気で行動するとき、そこには必ず「感情」があります。
これは仕事でも、ビジネスでも、プライベートでも同じだと思っています。
例えば、営業。
どれだけ商品の機能を説明しても、どれだけメリットを伝えても、相手の心が動かなければ、「買う」という行動にはつながりません。
「この人の話をもっと聞きたい。」
「この人から買いたい。」
「これを手に入れたら、自分の未来が変わるかもしれない。」
最後に人を動かすのは、やっぱり感情なんです。
ここまで読んで、「いや、ビジネスは論理でしょ。」そう思った方もいるかもしれません。
もちろん論理は大切です。
でも、論理だけで人は動きません。
実際に私たち自身も、何かを買うとき、転職するとき、新しいことに挑戦するとき。最後の一歩を踏み出す理由は、「心が動いたから」ではないでしょうか。
頭では「まだ必要ない」と思っていても、心が動いた瞬間に欲しくなる。誰かの言葉に共感するのも、自分の中の何かが動いたから。
「共感」という言葉も、突き詰めれば感情が動いた証拠なのだと思います。
だから私は、仕事をする上で「人の感情を動かす力」は、とても大切だと思っています。
でも、ここで、もう一つ大切なことがあります。
感情だけでは、うまくいきません。
「やりたいからやる。」
「悔しいから頑張る。」
「負けたくないから動く。」
その気持ちは、何かを成し遂げるために必要不可欠です。むしろ、その熱量がなければ大きな挑戦は続きません。
でも、感情のまま走り続けるだけでは、いつか必ず壁にぶつかります。
ビジネスでも、組織でも、人生でも。
だから必要なのが、思考です。
今、自分は何をするべきなのか。逆に、何をやらなくていいのか。目の前だけを見るのではなく、一歩引いて全体を見る。
頑張ることと、結果を出すことは必ずしも同じではありません。
何でもかんでも行動すればいいわけではない。
大切なのは、「今、一番やるべきことは何か。」それを見極めることです。
やるべきことが分かれば、迷いは減ります。
やらなくていいことが分かれば、無駄な行動も減ります。
そして、本当に必要なことに、自分の時間もエネルギーも集中できるようになります。
100個のことを頑張るより、本当に必要な1つに全力を注ぐ。
そのほうが、行動量だけではなく、行動の質そのものが変わっていきます。
私は、「感情」と「思考」。
この2つは、どちらか一方ではなく、両方必要だと思っています。
熱くなれること、夢中になれること、人の心を動かせること。
でも同時に、冷静に自分を見つめられること、全体を俯瞰できること、今やるべきことを選択できること。
この両方を持っている人が、本当の意味で強い人なのだと思います。
私はこれからも、感情が動くことには本気で挑戦していきたい。
そして、自分だけではなく、誰かの心も動かせる人でありたい。
心が動けば、人は行動する。
行動すれば、人生は変わる。
だから私は、人の人生が動き出すきっかけをつくれる仕事を、これからも続けていきたいと思っています。