CiiKの原点であり、今も会社の思想を強く体現している大人男子ラボというメディアがある。
ヘアスタイリング、スキンケア、ファッション、街、食。
身だしなみを入り口にしながら、男性に向けて、日々の小さな意思決定のヒントを届けている。
掲げているコンセプトは「自分を好きになるきっかけをつくる。」
ただ商品を売るのではなく、ただ情報を届けるのでもなく、見てくれた人が「こういう選び方をすればいいんだ」「これなら自分にもできそうだ」と思えるきっかけをつくること。
今回は、大人男子ラボのメンバーである
宮永えいと、高橋コウヘイ、加藤コウキ、江原輝の4人に、これまでの歩みと今考えていること、そしてこれから実現したいことについて話を聞いた。
「自分を好きになるきっかけ」を届けるメディア
— まずは、大人男子ラボがどんなメディアなのか教えてください。
コウヘイ:大人男子ラボは「自分を好きになるきっかけを提供する」というコンセプトのもと、身だしなみを軸に情報発信しているメディアです。
ヘアスタイリング、ファッション、スキンケア、街、食など、男性に向けて、日々の選択のヒントになるような情報を届けています。
えいと:もともとは僕個人のYouTubeチャンネルから始まりました。美容師というバックボーンを活かして、ヘアスタイリングの仕方、ファッション、スキンケアなど、身だしなみのハウトゥーを発信していたんです。
ただ、途中から自分一人の価値観だけでは語れないなと思うようになりました。
ファッションも身だしなみも、いろんな価値観があっていい。
こういう服もいいよね、こういう髪型もいいよね、こういう動機で身だしなみを整えるのもいいよね、と。
だから演者を4人にして、Instagramを中心に発信する形に変えていきました。そこから今の大人男子ラボにつながっています。
それぞれがCiiKと出会い、大人男子ラボにたどり着くまで
— それぞれの自己紹介も兼ねて、CiiKとの出会いや、これまでやってきたことを教えてください。
えいと:株式会社CiiK代表の宮永えいとです。もともとは美容師として、YouTubeでヘアスタイリングや身だしなみの発信を始めました。そこからRETOUCHを立ち上げ、大人男子ラボというメディア、そして今のCiiKの事業につながっています。
宮永えいと:株式会社CiiK代表取締役。日本美容専門学校卒業後、都内の有名ヘアサロン勤務を経て2018年に独立。2020年に株式会社CiiKを設立。
コウヘイ:大人男子ラボの編集長をしています。企画やコンセプトづくり、動画のチェックなど、クリエイティブ全体のディレクションを担当しています。
最初は一出演者としての立場でしたが、今は大人男子ラボの世界観や企画をつくる役割を担っています。
高橋コウヘイ:「大人男子ラボ」「それでも、美味いもん。(それうま)」編集長。大学在学中から六本木で黒服として7年間勤務したのち、2022年にCiiK参画。
コキ:今は大人男子ラボや「それでも、美味いもん。(それうま)」に出演しながら、RETOUCH by fifth原宿のRETOUCH店舗責任者をしています。もともと、えいとさんとは美容師とサロンモデルという関係で、RETOUCHの撮影モデルとして関わったことがきっかけでした。
就活がうまくいっていない時期に、RETOUCHのバームの撮影でモデルとして呼んでもらって。その時に「就活うまくいってないんですよね」と相談したら、「じゃあうち来たらいいじゃん」と言ってもらいました。
今だと考えられないくらい自然な流れでした(笑)。
加藤コキ:RETOUCH by fifth原宿 RETOUCH店舗責任者。2021年にRETOUCHバームのモデルとして撮影に参加。その後2022年にCiiK参画。
輝:CiiKでは取締役として、事業推進全般に関わっています。僕自身はまだ20代なので、大人男子ラボの中では、若い世代の価値観も出せたらいいなと思っています。
大人男子は年齢ではなくスタンスなので、20代としての大人男子のあり方も伝えられると思っています。
大学卒業のタイミングで、ずっとYouTubeでいち視聴者として見ていたえいとさんにInstagramでDMを送りました。何度か熱烈なDMを送って、振られて、また送って……という感じです(笑)。
最終的に「来ちゃいなよ」と言ってもらって、2022年頃から関わるようになりました。
江原輝:株式会社CiiK取締役COO。大学在学中から個人事業主としてSNSマーケティングに従事。2022年CiiK参画。執行役員を経て、2025年7月取締役就任。
えいと:こうやって見ると、みんな入り方が結構CiiKっぽいですよね。
きれいな採用フローというより、縁があって、話して、面白そうだから一緒にやる、みたいな。
「大人男子」とは、年齢ではなくスタンスである
— そもそも「大人男子」という言葉には、どんな意味があるのでしょうか?
えいと:立ち上げ当初は、造語としてつくった言葉でした。
当時の意味としては、
「大人っぽい佇まいを目指したい男子の研究所」
という感じです。
僕自身も当時は20代で、「大人っぽくなりたい」「かっこよくなりたい」という気持ちがありました。身だしなみが整っていることって、大人っぽさにつながると思っていたんです。
だから、大人っぽい男をみんなで研究しようぜ、という意味で「大人男子ラボ」と名付けました。
でも、この6年間で「大人男子」という言葉自体が少しずつジャンルのようになってきた感覚があります。今は、まわりとの調和を大切にしながら、自分の心地よさも諦めない男性すべてを“大人男子”と呼べる状態にしたいと思っています。
輝:年齢の話ではないですよね。20代だから大人男子じゃないとか、40代だから大人男子だとか、そういうことではなくて。
コキ:僕は大人男子というスタンスや概念だと思っています。
コウヘイ:僕たちの中では、大人男子の意思決定のバランスは社会性8割、自我2割みたいなこともよく話します。
まず社会の中でちゃんと馴染む。
そのうえで、自分らしさやこだわりを少しだけ表現する。
全部が自我だと強すぎるし、全部が社会性だと面白くない。
そのちょうどいいバランスが、大人男子らしさなのかなと思います。
えいと:たしなみって、まさにそういうことだと思うんです。
社会から逸脱しない。でも、自分らしさもちゃんとある。
完全に理解できないものではなく、みんなが理解できるものを踏まえたうえで、少し価値観を拡張する。そういう存在が大人男子なのかなと思います。
一人の発信から、4人の価値観が混ざるメディアへ
— 大人男子ラボは、どのように変化してきたのでしょうか?
えいと:最初はYouTubeで、僕個人として発信していました。ヘアセット、スキンケア、ファッションなど、身だしなみの情報を届けるところから始まっています。
その頃にはすでにRETOUCHも手掛けており製作していました。
お客様から「どんなワックスを使えばいいかわからない」「自分に合うスタイリング剤がわからない」という声をたくさんいただいていて、これは作った方がいいと思ったんです。
でも途中で、ヘアセットを見せるモデルが僕しかいないのはおかしいなと思うようになりました。みんな僕と同じ髪質でも、同じ髪型でもないので。
そこで、いろんな人のスタイルを見せるために、メンバーを増やしていきました。
コウヘイ:最初は、えいとさん中心のメディアとして始まったところから、僕が編集長となり、そしてえいとさんだけではなく4人それぞれの価値観を出していく形に変わっていったんです。
えいと:これは結構大きな変化でした。
雑誌も編集長が変わると毛色が変わることがありますよね。僕は雑誌の時代を見てきたので、それはやっちゃいけないと思っていました。
でも、コウヘイさんに編集長を任せてみたら、自分がやる以上にお客様のことを考えてくれた。企画の幅も広がった。任せて良かったと思っています。
輝:コウヘイさんは、本当にずっと大人男子のことを考えている人です。
寝ても覚めてもというか、何を見ても「これ大人男子だったらどうかな」と考えている。
数年前に僕の自宅に泊まりに来たことがあるんですけど、朝起きたら雑誌を見ながら「これ、大人男子ラボっぽいな」と言っていて。本当に生活の中心に大人男子があるんだなと思いました。
えいと:コウヘイさんを見ていると、24時間大人男子のことを考えている気がする(笑)。
4人それぞれの役割が、大人男子ラボの幅をつくっている
— 4人それぞれの役割は、どう分かれていますか?
えいと:役割はかなりきれいに分かれていると思います。
コウヘイさんは、企画、コンセプト、クリエイティブをつくる人。
大人男子ラボの頭の中を編集してくれている存在です。
コウヘイ:僕は、4人の価値観を大人男子ラボの中で編集している感覚があります。
えいと:最初は僕がみんなを編集する立場でした。でもいつの間にか、コンセプトも進行も企画もコウヘイさんに移っていました。それは本当にすごいことだと思っています。
えいと:コキは、大人男子を一番わかりやすく体現している人だと思います。
僕たちが「こういう大人男子っていいよね」と思う像を、実際に体現してくれている。
これは視聴者の方々には見せてないけど、体型管理も、スキンケアも、髪型も、服も、かなり裏で努力しています。しかも、新商品や企画に合わせて、自分の髪型やスタイルも変えてくれるんです。
コキは、自分のやりたいファッションやスタイルも本当はあるんです。でも「このワックスを届けたいから、この髪型を見せたい」と言うと、真っ先に「僕、髪切ります」と言ってくれる。
コウヘイ:大人男子ラボのクリエイティブにおいて、かっこいい、ということは本当に強い。そこを支えてくれているのがコキです。
コキ:僕は店舗に立つことも多いので、お客様と直接接する機会が一番多いです。
だから、お客様の期待を裏切らないことと、嘘をつかないことを意識しています。
お客様は「えいとさんみたいになりたい」「コウヘイさんみたいになりたい」「輝さんみたいになりたい」と思って服を選びに来てくれることがあります。
でも、その人のライフスタイルなども踏まえて、本当に似合うものが別にあるなら「こっちの方が似合うと思う」とちゃんと伝えるようにしています。
それが店舗に立つ自分の役割だと思っています。
えいと:輝は、ビジネスサイドの人です。
大人男子ラボを事業としてちゃんと成り立たせるためには、輝がいないと難しい。
「服を売ろう」「ワックスを売ろう」「イベントをやろう」となった時に、それがお客様からどう見えるか、商売感が強くなりすぎていないか、メディアとして成立しているかを見てくれる。
僕が外に出るものを作っているとしたら、輝は中を固めてくれている感じです。
輝:照れますね(笑)。
— 4人のキャラクターが違うことも、大人男子ラボの強さなんですね。
えいと:そうですね。最近、周りからも「キャラクターがきれいに分かれている」と言われます。
僕は最年長で、経営者でもあるので、大人っぽく見られることが多い。
コキは憧れられる存在で「この人になりたい」という大人男子像に近い。
輝は若さや同世代感、少しトレンド感を混ぜる役割がある。
コウヘイさんは編集者として、その全体をつくっている。
さらに面白いのが、身長もそれぞれ違うんです。
S・M・L・XLみたいに、ちょうどきれいに分かれている(笑)。
コウヘイ:奇跡ですよね。
えいと:本当に奇跡。アパレルをやる前からそうなっていたので、うまくできすぎているなと思います。
今後、新しいラボメンバーに入ってもらいたい気持ちもあるんですが、今の4人がきれいに分かれすぎていて、どこに入ってもらうのがいいのかは考えどころですね。
王道を踏まえて、少しだけずらす
— 大人男子ラボらしさとして、「ちょいずらし」という言葉も出ていました。
コウヘイ:CiiKではよく「ちょいずらし」という言葉を使います。
王道をちゃんと捉えたうえで、少しだけずらす。
まったく知らないものをいきなり出しても、誰にも受け入れられない。
だから、みんなが知っているものは維持したまま、少し新しい価値観を届ける。
それが大人男子ラボやCiiKらしさだと思います。
えいと:僕はちょいずらしが好きなんです。
美容師YouTuberとしてヘアワックスを紹介するのが当たり前だった時代に、身だしなみというテーマにずらした。ヘアセットだけではなく、服やスキンケアも発信できるようにした。
スタイリング剤も、最初に出したのはハードワックスではなくバームでした。
センターパートに合う、ナチュラルでツヤ感のあるスタイリング剤。直球のメンズワックスではなく、少し繊細な方向にずらしたんです。
輝:でもそれは、ただ変わったことをしたいわけではなくて、戦略でもあると思います。
多くの人がわかる王道に片足を突っ込みながら、少しだけ新しい価値観を提示する。そうすると、「あ、こういうのもいいんだ」と受け取ってもらえる。
コウヘイ:最初に発売したスタイリング剤がバームなところもえいとくんらしいですよね(笑)。
えいと:戦いたくないんですよね。基本的に平和でいたい。
だから、真正面からぶつかるより、少しずらす。
でも、僕たちがずらしたところを真似されて、そこで戦いに来られるとやったるぞという気持ちになります(笑)。
売りたい。でも、売りにいきすぎない
— 事業として成立させるために、日々意識していることはありますか?
輝:大人男子ラボはメディアですが、RETOUCHというブランドを届ける役割もあります。
だから事業としては、商品を売ることも大切です。
でも、ただ「新商品が出ました」「買ってください」と言うだけでは、お客様は疲れてしまう。納得感も生まれにくい。
だから僕たちは、コンテンツの中に“お持ち帰り感”を入れることを意識しています。
たとえば、シャツをどう合わせると大人っぽく見えるのか。
この素材はどういう雰囲気に見えるのか。
そういう有益な情報がまずあって、その先に「ちなみにこの商品があります」と自然につながる。
売りたい気持ちはあるけれど、売りにいきすぎない。
そのバランスはかなり意識しています。
コウヘイ:僕は、クリエイティブにこだわり切ることを意識しています。
見るものが美しければ、それだけで成り立つ部分があると思っていて。新商品のお知らせだったとしても、絵がきれいで、テキストが自然に入っていれば、見たくなる。
そういう本能に刺さるクリエイティブをつくりたいんです。
えいと:大人男子ラボはメディアですが、ブランドに紐づいているメディアでもあります。
だから、世界観の粒が揃っていないと気持ち悪いんです。
メディアだから伸びればいい、有益ならいい、というわけではない。
大人男子ラボを見た後にRETOUCHを買う、そのつながりや文脈がきれいにできていることが大事です。
輝:最近でいうと、アパレルを始めたことも大きなきっかけです。
秋冬にコートなどの上質なアイテムを出す時に、これまでの大人男子ラボのトーンのままでいいのか、という議論になりました。
以前はフォントも大きくて、アフレコも強くて、BGMも少しポップでした。でも、このテンションで3万5000円のコートは買わないよね、と。
そこからフォントや文字サイズを変え、アフレコのトーンも落とし、カット割りもゆっくりにしました。商品やブランドに合わせて、メディアの見え方もチューニングしているんです。
えいと:これは、雑誌がオリジナルブランドを売るようなことに近いと思っています。
今までそれを本格的にやっている人たちは多くない。だから、自分たちで正解を探りながら、メディアであり、制作会社であり、編集スタジオであり、ブランドづくりの企画会社でもあるような、ハイブリッドなことをやっている感覚があります。
転換点は「街ブラ」で生活全体に広がったこと
— 大人男子ラボが進化し続けている中で、大きな転換点はありましたか?
コウヘイ:僕が思うのは、街ブラコンテンツを始めた時です。
それまでは、ヘアセットや身だしなみ、身なりを整えるコンテンツをずっと発信していました。でもある時、会議の中で「最近つまらなくない?」という話になったんです。
同じような商品紹介や身だしなみの話ばかりになっている。
だったら、自分たちの年代が気になる情報の幅をもっと広げた方がいいんじゃないか、と。
そのままその日に「じゃあ表参道に行ってみよう」となって、自分たちが行きそうなお店を回って、写真を撮って、その日のうちにおすすめのお店コンテンツをつくって投稿しました。
それがすごく伸びたんです。
えいと:あれは大きかったですね。
そこから、身だしなみを整える人たちは普段どこに行くのか、何を食べるのか、どういうお店を選ぶのか、どういう暮らしをしているのか、というところまで考えるようになりました。
今は、男性の「朝起きてから寝るまで」を事業にしようとしていますが、その考え方は街ブラから始まったのかもしれません。
輝:でも、最初から街ブラをやっていたら、ここまで受け入れられていなかったかもしれません。
最初の半年から1年くらい、身だしなみでしっかり尖っていたから、「この人たちは、こういう人たちなんだ」という信頼ができた。そのうえで広げたから、受け取ってもらえたのだと思います。
コウヘイ:もう一つ、大人男子ラボの強みとして、衝動的にやってみる柔軟性があると思います。
今この投稿が伸びていないなら、変えた方がいいんじゃないか。
会議で話して、その日にやってみる。
振り返って、すぐ修正する。
コキ:そのスピード感は、大人男子ラボだけでなくCiiK全体の特徴でもあると思います。
CiiKは、一人ひとりがクリエイターのような会社
— みなさんから見て、CiiKはどんな会社ですか?
コキ:みんなクリエイターだなと思います。
一人ひとりが何かしらのこだわりを持っている。
最初はえいとさん一人のクリエイターとしての価値観があって、それが少しずつ会社に広がっていった感覚があります。
今入社してきてくれているメンバーも、その文化に触れながら、自分なりのこだわりや作品づくりを始めていくのかなと思います。
えいと:コキが言っていたことにも近いんですけど、CiiKは「クラスの誰とでも仲良くできる人たち」に近いと思います。
このグループだけでいいとか、あの人とは価値観が違うからいいや、という感じではない。
30人いたら30人とちゃんと関わろうとする。
その中立性があるから、いろんな人の気持ちを考えられる。
だから編集が得意だし、情報をキュレーションしたり、商品という形にして届けたりすることが得意なのだと思います。
輝:バランスがいい会社だと思いますね。
一人ひとりに才能やこだわりがある一方で、それを成り立たせるために、誰かが別の役割を担っている。
「ここは自分じゃなくて、この人に任せた方がいい」と自然に思える人が多い。
それぞれが少しずつ気を遣い合いながら、でもちゃんと個性を出している。
そのバランスの良さがCiiKらしさだと思います。
これから広げたいのは、大人男子という概念そのもの
— これから、大人男子ラボで実現したいことは何ですか?
輝:僕は「大人男子」という概念を、もっと大きくしていきたいです。
コンテンツもそうですし、メディアもそうですし、大人男子の人たちが使っているものやサービスを、RETOUCHや新規ブランドを通して届けていくこともそうです。
大人男子という考え方を、もっと多くの人を巻き込みながら広げていきたいと思っています。
コキ:僕は店舗に立っている目線として、集まれる場所が欲しいと思っています。
今もオフ会のような形で、ユーザーさんと集まる機会はあります。でも、それが一時的なイベントではなく、日常的に大人男子ラボの価値観が伝わる場所になったら面白いなと。
カフェなのか、お店なのかはまだわかりません。
でも、そこに人が集まって、大人男子同士が交流して、そこからまた新しいコミュニティが生まれていく。
そういうオフラインの場所をつくりたいです。
えいと:今は、情報もブランドも人も、気軽に選択できる時代です。
だからこそ、長期で関わる機会が減っている気がしています。
僕は美容師をやっていたので、一度出会った人と長くつながることに価値を感じています。
社員とはその関係性を構築できている感覚があります。辞める人も少ないし、これからもずっと一緒にやっていくんだろうなと思える。
社員と同様に、お客様とも長期で付き合えるようにしたいです。
RETOUCHや大人男子ラボというメディア、ブランド、コンテンツを通して、長く関係性をつくっていく。
みんなで仲良くおじさんになっていって、親子3世代で関われるような世界もつくれるかもしれない。そういう長期の関係を目指したいです。
コウヘイ:僕は、暮らしの文脈をもっとやっていきたいです。
今は見た目に関わる発信が中心ですが、「こういう暮らしっていいよね」というところまで、大人男子ラボで伝えられるようにしたい。
大人男子ラボを見ている人たちは、自分の選択に自信を持てないことや、ダサいと思われることを恐れていると思うんです。
だから「ダサい」という概念をなくせるメディアにしていきたい。
大人男子ラボを見ていれば、自分の選択に少し自信が持てる。
「これなら間違いなさそうだ」と思える。
そういう情報発信をしていきたいです。
こだわりがあり、でも社会とのバランスも考えられる人と働きたい
— 最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
えいと:大人男子ラボの新メンバーは、本当に募集したいですね。
輝:「大人男子ラボ新メンバー」枠は、面白い人が来る気がします。
コキ:たまにDMでも「大人男子ラボに入りたいです」と連絡いただくこともありますね。
えいと:そういう人たちと、たとえすぐ採用にならなくても、仲良くなれる気がするんです。
大人男子ラボのコミュニティに属してくれる人だと思うので。
雑誌の読者モデルやスナップのように、少しずつ人が入ってきて、広がっていくのも面白い。
いつか僕たちだけではなく、いろんな大人男子が出てくる状態にしたいですね。
でも、自分のこだわりだけを押し通すのではなく、誰かの気持ちや社会性も考えられる人。
コキ:素直なことはすごく大事だと思います。
コウヘイ:あとは、ずっと考え続けられる人ですかね。
何を見ても「これ、自分たちの事業にどうつながるだろう」と考えられる人。
CiiKのミッションである「One Temperature」
大人男子ラボがつくりたいのは、自分の選択に少し自信を持てる世界
大人男子ラボが届けているのは、単なる身だしなみの情報ではない。
服の選び方。
髪型の整え方。
街の歩き方。
暮らしのつくり方。
そして、自分自身との向き合い方。
社会の中でちゃんと馴染みながら、自分らしさも少しだけ表現する。
王道を踏まえながら、少しだけずらす。
売りたいものを、売りにいきすぎず、ちゃんと価値として届ける。
その一つひとつの積み重ねが、見てくれた人の小さな意思決定を支えていく。
大人男子ラボを見てくれた人が、自分のことを少し好きになれる。
自分の選択に少し自信を持てる。
人生の小さな意思決定が、少し楽しくなる。
そのきっかけを、これからもつくっていきます。