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飛ぶもの大好き♡あふれる思いは流線形 ~社員リレーインタビュー #02~

宮川泰(みやがわゆたか)のプロフィール
慶応大学理工学部から新日鉄住金(現日本製鉄)の技術開発部門を経てアイ・ロボティクスへ。大学時代はワンダーフォーゲルxロボットにハマり、日本中の秘境を旅しながら火山調査ロボットや飛行ロボットの開発に没頭した。前職時にアイ・ロボティクスとの共同開発を通して新たな可能性を感じ、アイ・ロボティクスに転職した特異な経緯を持つ。
製鉄所をはじめとした工業・化学プラントに最先端技術の導入を図ることで、3K作業を快適化するプラント改革を目指す。

アイ・ロボティクスはドローンやロボット、AIや解析技術を活用して現場の課題を機械化・遠隔化・自動化で解決するスタートアップです。東京と大阪に事務所を持ち茨城県に研究開発施設を自治体と共に運用しています。新しいことに次々と取り組み、新しい産業基盤を作り出すことにチャレンジしています。

社員リレー対談の第二弾は、前回登場の山口が技術開発の中枢担当である宮川にインタビューしました。

入社して気付いた「自分の価値」。最先端技術と現場の融合を進める。~社員リレーインタビュー #01~ | 株式会社アイ・ロボティクス
記念すべきアイ・ロボティクス社員リレー対談の第一弾は、共同創業者兼CFOの齋藤が20歳離れた最も若手の山口にインタビューしました。 山口裕之のプロフィール 新潟県庁、建設工事会社を経てアイ・ロボティクスへジョイン。施工管理の知識が生きる職場で最先端技術と現場の融合を図る。 ...
https://www.wantedly.com/companies/company_550778/post_articles/394065


-- 宮川さんの経歴を教えてください!

前職では鉄鋼会社の機械系設備技術者として、本社+研究所のような組織で、特に保全技術や安全技術の標準化と普及、装置・ロボット開発を担当する部署で働いていました。

製鉄所では長年の取り組みで機械化や安全化が進んできているのですが、人力でのきつい作業も残っています。

現場は非常に優秀で努力と工夫を重ねているんですが、労働力不足は日々深刻化していて、設備の老朽化や環境の変化で新たな悩みも出てくる。それらの課題をエンジニアとして解決することが私の使命でした。

大きな会社で経験豊富な組織でしたし、いろいろなサプライヤー・メーカー・IT会社等とも付き合いがあり、各所の様々な現場の独特な悩みの相談になんとか応えるべく、突飛な方法も含めて多彩な取り組みをしていました。

製鉄所は機械にとってとにかく過酷な環境で、しかもいま残っている課題は、長年の対処をくぐり抜けてきた難問だったり、人類が初めて直面するような現象だったりするわけで、みんなであれこれ言いながらベターな組み合わせを模索し、失敗してもおじけず、各々が細い攻めをつないでいくのです。

そのために市販のIoT機器や建設機械をバラバラにして魔改造したり、日本に進出していない海外メーカーに乗り込んで交渉したりなんてことも度々ありました。

フィールドロボットを扱う者として成長し、なんとか現場に貢献していくのには最高の環境でした。そんな時にアイ・ロボティクスの存在を知りました。


-- 転職の経緯が特殊だったということですが?

当時のアイ・ロボティクスは今よりさらに小さい会社でしたが、特に創業メンバーの安藤さんや野口さんにお会いした時に「この人達にしかできない解決方法がある」ということを強く感じました。

当時、アイ・ロボティクスと一緒に中国に技術ソーシングにも行ったりしていたのですが、その中で謎の信頼関係も深まって行ったのを覚えています。

大きな会社には大きな会社にしかない魅力と実行力があります。そこで多くの仲間と働くことはとても勉強になり、やりがいもあります。技術も予算も知名度も抜群にあります。

私のいた部署は個の想いと力も強く、現場の悩みの軽減や高度化、安全化をずっと続けるために機動力を大事にしていました。組織の論理を正面突破するのも躱していくのもそれなりにできていたものです。ただ、中央組織としてこの稀にみる状態が果たして持続可能なのか、ずっと将来も現場をよりよくしていけるのか。

それには新しいエコシステムが必要なのではないかと、危機感と希望を抱き、アイ・ロボティクスの準創業メンバーとして立ち上がりのステージを支えることも非常に面白そうだと感じたのです。

そこで自分としてはすっと腑に落ちて方針が定まり、転職を上司に相談しました。当時の上司や私を採用してくれた先輩には申し訳ないと思っています。すみません。。。


-- 現在の仕事は?

開発部門をリードして、会社のソリューションとなるロボットの開発とその基盤強化を行っています。自分で会社に計画を提案し管理し、自分で手を動かして開発することもしています。

チームのメンバーを自分で採用して開発を進めるという管理業務も行っていますし、優秀なインターン生をフルタイム正社員として迎え入れるということも最近できました。

また、お客様の現場に行くことも非常に多くあります。いろいろなプラント産業の現場で課題を聞きまわり、それを開発ステップに落とし込んだり、営業担当に同行して技術的な説明をすることも多々あります。

粒ぞろいでありつつ人数がまだ多い会社ではないですから、それぞれがいろいろなことをやらなければいけない。どうしても型にはめて仕事をしがちですが、できるだけそれを振り払って自分でどう決めて動けるか反射的に捉えるそういう感覚でいます。


-- アイ・ロボティクスで新しく学べた事はありますか?

日々新しいことを学んでいます。まるでジェットコースターですね、、、レールは見えてもすぐ消失します(笑)

毎日新しいことがおき、見えているものが変わります。一方で、把握できることやリソースが限られている中でも工夫と我慢でできることがあるということを学びました。

また、スタ-トアップの会社で経営に近いところにいられるのは新鮮ですし、前職や他の産業の技術者とお客さんとして接するのも新鮮、全く職種の違う業界で育った人達とのやり取りも新鮮です。

入構証が増えるごとに安全について考え直すことも多くあります。
全てが学びで、経験の幅が広がりました。

前職では新入社員の採用や育成業務も行っていましたが、業務の推進を実現するチームを組成するために、採用のルートから自分で作っていくという経験も今までにないものでした。

もちろんロボットや人工知能に関する知識は日々取り入れています。自発的な勉強を続けている感じです。

そして、仲間同士での健全な主張のバトルもあれば、一緒に美味しいものを食べるのも楽しみです。


-- アイ・ロボティクスだからこそ得られる開発業務のやりがいを教えてください!

「想いがカタチになる」というところでしょうか。もちろん予算の制約は大きいですし、なんでも自分の好き勝手にできるわけではありません。

ソリューションは理想と現実、ニーズと課題を捉えていきながら現実解とメリットを探していくことが重要で、それは自分の頭の中でもそうですし、チームや社内で認識を持つ必要があります。

また、その正しさは不明で、しかも変わり得るものです。

背景の違うお客さんを横断して検討し、いろいろな育ちの社内メンバーと議論するのは本当に生易しいものではありませんが、アイデアとロジックを準備して、日進月歩のITツールを取り入れて表現したり話し合うことで、メリットの仮説をたてて意思決定し、またより早くしていくことができます。

自分で提案してGOがかかり、もう今日の今からでもスタートして検証できる。
紙の厚さ以外でもそのプロセスが見やすいカタチになってスピード感を確保していけることは、今の時代に本当に必要なことだと思います。

そして開発業務は結果を出すことが重要で、難しい課題に対してプロセスがカタチになることで安心感を持って努力することができます。

また、裁量のある働き方も魅力です。仕組みや秩序で働き方を縛ると言うことがあまりないので、工夫のしがいがあります。アイ・ロボティクスではiPhoneが全員に支給されています。外にいるときでも繋がる通信環境も整備されていますから、どこでも働くことができて、コミュニケーションをお互いしたいときにできるのは大きいですね。

新幹線で移動中も会議の会話を聞くことができ、タイムリーに情報共有と対処をすることができます。


-- 業務に行き詰ったときにはどうやって解決していますか?

話す食べる寝るのどれかですが、、、昨今情勢であまり行けてないですが、お酒を仲間と飲むのも1人で飲むのも好きです。人と人との関係が最初から最後まで重要だなあと。

それと、寝るか寝かせると解決することも意外とある実感です(笑)

あと、アイ・ロボティクスは甘いもの好きな人が多い。ハードな作業の後でも、最後にみんなでおいしいものを食べたらとりあえず今日はいい日で、明日もきっといい日です。(↓ぴよりんサンデー at名駅)


-- 社内の雰囲気について教えてください!

小さい会社ですので、全員が全員をよく知っていて、思いやっています。そのための環境整備もあります。

リモート勤務が中心で居住地も様々で、会社に出勤したりそこで顔を合わせることはほとんどないのですが、1日中オープンなZoom会議室が用意されていて、たとえばなんとなく朝そこにつなぐと、集まってきてワイワイ話をしています。

また、ファミリーファーストの精神は会社に浸透しています。まずはお互いを支えてくれる家族、そして健康と安全を大事にするマインドが社内にはあります。


-- 宮川さんが思い描くこれからのキャリアについて教えてください!

将来は、「自分の研究開発エンジニアリング機関を持ちたい!」です。

飛ぶものへの愛は今回表現できませんでしたが、先進のその先にあることと、教育の場を追い求めていきたいです。直近は方針を定めるために学びが多すぎてふんわりしているところもあるのですが、アイ・ロボティクスという集まりをいい意味で利用していければなと。

そして結局のところ、製鉄所をはじめプラント産業のひとや文化、機械が好きなので、これからも進んだ姿になるように、快適で安全になるような貢献ができればと思っています。


-- 今後どういう人と働きたいですか?

地元愛が強かったり、旅行好きだったり、アイ・ロボティクスには東西各地に住んでいて出身もわりとバラバラですが、おそらく共通しているのは、おいしいものを食べるのが好きなこと。初めてのものにトライしたり、好きなものを一緒に食べたり、熱く話しても無難なことでも黙っていても大丈夫。そんな仲間がまた増えてほしいと思います。


– ありがとうございました!
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