【営業インタビュー】Wewillの営業が挑む、関係構築から始まる未来づくり。コミュニティを起点につながりを広げ、共に挑戦する仲間を増やしたい
「世界をもっと面白く、美しく。」――Wewillが掲げるこのビジョンの実現には、単なるサービスの提供にとどまらない“共創”の姿勢が欠かせません。お客様の成功を通じて社会を前進させるために、私たちは“業務基盤”としての役割を果たしながら、日々現場で対話を重ねています。
今回は、マーケティング・営業開発課 課長(※インタビュー当時:マーケティング・営業開発部 リーダー)の渥美 譲さんにインタビューを実施。「Wewillならではの営業スタイルとは?」「信頼関係を築くために、どんなことを大切にしているのか?」そのリアルな想いと取り組みに迫ります!
プロフィール|浜松市出身。大手地方銀行および求人広告企業にて法人営業を経験し、2022年1月にWewillへジョイン。現在はマーケティング・営業開発課に所属し、「お客様との関係構築」を軸とした営業活動に従事している。
未整備だった営業体制を、ゼロから“チーム”へ
――渥美さんがWewillにジョインした理由を教えてください。
渥美:正直、地元の浜松に戻るつもりは全くなかったんです。東京での生活は刺激的で楽しく、仕事も順調にキャリアを積めていました。
ただ、コロナ禍で完全在宅でのリモート営業が続く中、「このままでいいのか」とキャリアを深く考えるようになりました。これまでは知名度がある企業の看板のもとでの営業活動で、これは本当に自分の実力なのだろうか、と疑問が出てきました。そして次第に、世の中にまだ知られていないものを、自分の実力で広めていくこと、「渥美だから売れた」と言われるような挑戦(修行)をしたい気持ちが芽生えるようになりました。
そんなタイミングで、転職サイトのダイレクトメッセージをきっかけにWewillと出会いました。希望勤務地に静岡県は一切入れてなかったのですが発掘してくれ、地元の浜松にこんなスタートアップがあったんだと驚きました。
代表の杉浦とオンラインで面談した際にお互いが浜松市出身であることも初めて知りました。事業のこれからを、個人的な挑戦に絡めてお話してくれ、直感的に「この会社で、この地域で挑戦してみたい」と思えました。「同じ船に乗って、一緒に冒険していこう」という言葉に背中を押されたことも、今でも覚えています。
――入社した当時、Wewillはどんな組織でしたか?
渥美:当時はまだ、社員数が10名少しの小さな組織でした。営業専任の体制はなく、代表の杉浦が1人で営業や広報も担っていたんです。マーケティングや営業に特化したメンバーもいなかったので、本当にゼロから体制を作っていくフェーズでしたね。
――渥美さんが入社して、営業組織を築き上げていったのですね。
渥美:少しずつ体制を整えてきましたが、まだまだこれからの組織です。それでも、多様なバックグラウンドを持つメンバーが協力しながら、事業の拡大に取り組んでいます。
直近の半年間で3名のメンバーが加入し、属人的であった体制から、段々とチームとして挑戦できることの量も質も上がってきたと感じています。
「一緒に未来を創る」コアなお客様との関係構築が営業の核
――現在のマーケティング・営業開発部のミッションを教えてください。
渥美:僕たちの第一のミッションは「認知・支援先の拡大」ですが、その中で大切にしているのは、「本当に支援したい」と思う会社とどう出会うか、という点です。ただ数字を追いかけたり、無理に良いことを言って契約を取るような営業ではなく、課題や価値観を深く理解することに努めています。「この会社と一緒に、面白い未来をつくっていきたい」——そう思えるお客様と出会い、関係性を築いていくことが、営業活動の核になっています。
Wewillが掲げるビジョン「世界をもっと面白く、美しく」は、目の前のお客様の成功なしには実現できません。当社の事業は、企業のバックオフィス領域に深く入り込み、伴走するモデル。その支援を行うのは、すべてWewillの正社員です。だからこそ、いかに長く信頼関係を築き、ともに未来の成長を描けるお客様と出会えるかが僕たちのミッションの本質だと考えています。
――実際に、どのような形でお客様との信頼関係を築いているのでしょうか?
渥美:当社が大切にしているのは、「コミュニティ深耕型」のスタイルです。です。電話による営業や展示会での名刺交換など短期的な接点づくりにとどまらず、地域に根ざして、関わるコミュニティや人と中長期的な関係性を築いていく事を重視しています。
例えば、浜松市では民間から立ち上がったさまざまなコミュニティがあり、行政や金融機関もそれを後押ししています。経営者や若手ビジネスパーソンが集まる交流イベントも活発で、Wewillとしても個人としても積極的に運営に関わっているんです。
その最たる取組みが「挑む中小企業プロジェクト」です。これは、地域の変革や新規事業の創出を目指す中小企業を束ねて推進する取り組みで、浜松市と浜松地域イノベーション推進機構が主催し、当社が受託・運営を担っています。本プロジェクトを通じて、成長意欲の高い企業や熱量のある経営者同士が出会い、自然と関係性が深まっていきます。
様々なコミュニティ活動の中で、単に名刺交換や人脈作りを目標とせず、「どうすれば地域がもっと良くなるか、その中で会社や個人が実現できる事は何か」を常に本質的に考え、行動することを意識しています。そうした姿勢の先に信頼が生まれ、Wewillという会社を知っていただける機会につながっていると感じます。
――なるほど。共に考え、創りあげる――やりがいの大きな仕事ですね。
渥美:そうですね。「挑む」では事務局長的な立場で日々伴走しながら、裏でさまざまな人をつなげる役割も担っていますが、いかに目の前の企業が挑戦に踏み出し、変革を遂げるかにコミットしています。
そのためにも、目の前の方が何を求めているのかを察知し、必要な支援を提供することが大切です。お互いに気持ちよく、さりげない「give」の形を模索しています。
コミュニティに深く関わる結果として、出会ってから1〜2年後にバックオフィス関連のお問い合わせをいただくことや、関わった人から企業を紹介いただけることも多くあります。また、困ったときには多くのお客様が助けてくれる。そうした人とのつながりができていくことが、僕自身のやりがいにもなっています。
関係性を「育てる営業」が、シンプルに楽しい
――さまざまなプロジェクトに携わったことで、渥美さんの中で変化はありましたか?
渥美:今の営業は、短期で成果を出すことも大事ですが、出会った人や企業と中長期的に関係性を育てていくことを大切にしています。シンプルに、それがすごく楽しいんですよね。
常に外に出て、人と接する必要がありますし、実際に現場に足を運ぶからこそ見えてくるものがあります。AIなどで調べられる情報もありますが、例えば浜松の中小企業の社長が今何を考えているのか——それは現地に行かないと分からない。そういうリアルな情報との接点が、自分自身の成長の糧にもなっています。
――その過程では、苦労も多かったのではないでしょうか?
渥美:はい、正直、大変なことも多かったです(笑)。日々、仕組み化されていないことや前例のないことに取り組んできました。もちろん仮説を立てて動いてはいるものの、それが正解なのかどうかはわからない。やみくもに突き進むのは難しいですし、手探りの連続でした。
例えば「挑む中小企業プロジェクト」の立ち上げ時には、無名の企業としてどう集客するか、本当に悩みました。どうすれば想いのある企業と出会えるのか、毎晩のように考え続けながら、なんとか35社を集めることができました。
この2か月ほどでも、当社主催のイベントを10件近く開催しました。掲げているビジョンやテーマは壮大ですが、実際のところは、地道にコツコツと、本当に泥臭く取り組んでいるのが現実です。
正直、最初は自分がイベントを企画したり、交流会や地域の活動に積極的に関わることに苦手意識もありました。でも、実際に行ってみて話を聞き、人とのつながりが生まれると、それがどんどん楽しくなってきて。苦手なことでも、やってみると楽しくなるんだなと実感しています。
面白いこと、価値あることを共に創れる仲間と出会いたい
――今後の展望を教えていただけますか?
渥美:この3年半で、浜松を中心に築いてきた“人との関係構築のしかた”や“出会いの生み方”、そこから生まれる成果。その再現性を、他の都市でも確かめていきたいと思っています。
実は浜松は「国土縮図型都市」と呼ばれ、地形や気候、産業など国土の多様な要素をコンパクトに凝縮した都市です。それゆえ、浜松で生まれ、磨き上げてきたサービスは自信をもって全国に展開していけると思っています。
既に主要都市への拠点進出や、全国的にお客さまも増えてきましたが、これまでの経験を活かし、当社がつながりを広げられる地域をさらに増やしていきたいですね。
――最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします!
渥美:特に当社のカスタマーサクセス部門は、仕事を進めるうえで欠かせない頼もしい存在です。お客様と真摯に向き合い素晴らしいサービス提供をしてくれているからこそ、自信を持って日々の営業活動ができています。
日々支えてくれる仲間には心から感謝しています。
これからも、面白くて価値のあることに一緒に挑戦できる仲間と出会っていきたいですね。人とのつながりが、新しい可能性を広げてくれると信じているからこそ、僕ら自身がまず「挑む」姿勢を持ち続けたい。そして、新しいことにワクワクできる人と、ぜひ一緒に挑んでいきたいです!