目次
- DMMチャットブーストCVが目指す"本質的な価値"
- 単なる「LINEを活用した獲得手段」ではない
- 具体的な価値創造の方法
- 「鬱陶しい広告」から「感謝される接点」への転換
- ポップアップは本当に鬱陶しいのか?
- LINEの診断は鬱陶しいのか?
- CV増は"結果"――基本的価値の「その先」を目指して
- 私たちと一緒に「広告を好告に」変えませんか?
DMMチャットブーストCVが目指す"本質的な価値"
単なる「LINEを活用した獲得手段」ではない
#01(こちら)でお話ししたような、デジタルマーケティングやインターネット広告の“負”の部分や課題を感じる中で、私たちの「DMMチャットブーストCV」は何をしているのか?これから何を目指したいのか?というお話をしたいと思います。
DMMチャットブーストCVは、LP訪問後に離脱しそうなユーザーにポップアップを表示し、LINEに誘導してコミュニケーションを図ることでCV(購入や会員登録)を促すマーケティングソリューションです。
DMMチャットブーストCVを「LINEを活用した(顧客)獲得のイチ手段」と解釈する方も多いかも知れません。確かに「獲得の手段」という面があり、それが提供している価値のひとつであることは間違いないのですが、それだけでは#01で触れた「誰に・何を届けるか?という上流の設計をせずとも、「特定の手段を使いこなせさえすれば獲得目標を達成できる状況がある」という危機感にはアプローチできません。
DMMチャットブーストCVでは診断コンテンツをLINE上で実施しますが、そこで獲得できたデータは「これまで構造的に取ることができなかった未顧客を理解できるデータ」です。ソレにどのような意味を持たせるか?そしてその意味に合わせて取得するデータを変化させていくことで、提供できる価値の幅は無限に増やしていけると感じています。
具体的な価値創造の方法
診断で得た回答データを、価値ある「LPに来てCVしなかった未顧客を理解できるデータ」として活用するには具体的にどうすれば良いのでしょうか。いくつか例を挙げます。
- 回答データをクロス集計することで、未顧客の概略を把握する
- (上記に加えて)LINEに来る前の流入元(媒体やLP)を掛け合わせることで、流入元ごとに未顧客を理解することができる
- 未顧客に対する仮説がある場合、設問に追加することで答え合わせ(検証)ができる
- 回答データを集計しフェルミ推定を行うことで、マーケットサイズの把握や拡張について算出できる
など、挙げればキリはないですが、このように目的さえ設定できれば、あとは設問の工夫次第で価値あるデータを取得し、活用できるのです。
上記はあくまでも「選択肢」を用いた回答データの活用例になりますが、ユーザーに「フリーワードで記入してもらう」、未顧客に「デプスインタビューを実施する」などの手法を追加すればより自由度の高い未顧客インサイトを取得することも可能です。
DMMチャットブーストCVを通じ、このようなマーケティングの“本質的な価値”の創造を積極的に推進していくことで、先に示した「危機感」にもアプローチできると私は考えています。
「鬱陶しい広告」から「感謝される接点」への転換
ポップアップは本当に鬱陶しいのか?
#01で触れた「インターネット広告=鬱陶しい」という印象に対してのDMMチャットブーストCVのスタンスについても触れておきます。
一般的に「ポップアップ」というものは煙たがられる存在であると認識しています。つまりDMMチャットブーストCVにおいて初回の接点となるポップアップも、同様に「煙たがられる≒鬱陶しい」存在になってしまう可能性は多分にあると思っています。
ただしここで思考停止するのではなく、そもそもなぜポップアップが鬱陶しいと思われるのか?について考えてみると、「ユーザーの行動を阻害するから」つまり「無理やり引き止められるから」が根本的な問題なのではないでしょうか。さらに「無理やり引き止められるから」を因数分解すると「タイミングが鬱陶しい」×「引き止める理由(訴求軸)が鬱陶しい」になると考えます。
そしてこの2つのパラメーターでより重要なのは、後者の「引き止める理由(訴求軸)が鬱陶しい」だと思っています。
例えば、オフライン店舗で服を買おうとする場面を想像してみましょう。
「服が欲しい」→「いいのがあった!」→「値段は魅力的だけど、合うサイズがない」→「他のお店行こう」→「お客様、もしかして別のサイズお探しですか?」
接客で声をかけられるタイミングが離脱(お店を出る)タイミングだったとしても、その理由が「自分に合うサイズがほしい」というインサイトに合致しているため、このスタッフはむしろ感謝される存在であると思います。
我々のDMMチャットブーストCVもソレを目指しています。「感謝される接点」となるためには、ポップアップの訴求軸が何であるか?それが一度興味を持った(LPには来ている)ユーザーの離脱インサイトを的確に捉えられているか?に徹底的に向き合うことが大事です。そのためにも、LINEの中でどのようなデータを取得し未顧客解像度を高めていくか?がいかに重要であるかは自明なはずです。
LINEの診断は鬱陶しいのか?
そもそもLINEの診断が鬱陶しいと思っている人はポップアップもクリックしないですし、友だち追加もしません。したがってLINEの友だちになっている以上は何かそこで解決したいコトがあるという前提に立ち、観点を変えて、「より感謝される存在になるためには?」という加点の考え方をする必要があります。
これもポップアップと同様に、LINEに入ってきてくれた人が「何を考えているか?」「何に困っているのか?」「何を解決したいのか?」に徹底的に向き合う、ということに尽きます。適した軸での質問を通してユーザーをセグメントし、セグメントごとに最適なオファーをする。このシンプルかつ難しいアプローチが実現できるかどうかで、ユーザーに価値を届けられる(≒態度変容する)かが決まってくると考えています。
CV増は"結果"――基本的価値の「その先」を目指して
我々は営業活動の中で、ときに「成果報酬型でCV数を増やせますよ!」とDMMチャットブーストCVの基本的な価値にフォーカスした訴求をすることもあります。しかしCV増はあくまでも、その裏側でここまでに触れたような構造的かつ根深い問いに向き合っているからこそ得られる結果であると思っています。
私たちが最も重視しているのは、本質的な価値を届けた結果、対価としての売上があり利益が創出されるということです。
お客様(企業)のビジネスに貢献できるパートナーとして、CV増という短期的成果の「その先」をともに目指したい。そして企業と顧客の双方にとってより良いコミュニケーションの未来を実現したい。
そして私たちは、社会の本質的な痛み・課題に向き合い、それを解決する事業としてDMMチャットブーストCVの深化に挑み続けていきます。
私たちと一緒に「広告を好告に」変えませんか?
長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!!
このような思想に共感し、「次の当たり前」へ向けて私たちとともに挑戦してくださる“仲間”を一人でも多く増やしたいと思っております。これはお客様を含むパートナーも、一緒に働く仲間もです。